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第29回:ライティング CG編 VOL2
Chapter1 ライトの方向と演出


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 ご挨拶

皆さんこんにちは、自称CGIデザイナーのヨシムラです。
前回に引き続き、ライティングについてのテクニックをご紹介いたします。

前回は「実写編」として実際の撮影にまつわるライティング方法をご紹介いたしました。
そこで今回は、CGにおけるライティングテクニックを解説していきましょう。
このライティングテクニックを応用し、新たなライティング方法を確立させていただきたいですね。
それではまずライティングの方向(向き)が生み出す、演出効果の違いについて解説していきましょう。

 ライティングの方向について

シーンを演出する場合、ライトの方向にはとても気を使わなければなりません。
これはCGのライティングだけではなく、実写の撮影にも言える事なのですが、ライトの方向一つでそのシーン全体の雰囲気が、狙った演出と全く異なったものになりかねないからです。

下部から 下部から

下からライトを当てる事によって、「非日常的」な雰囲気を作り出す事ができます。
普段の暮らしの中では、光は上方向から射している事がほとんどですよね。
家の中の照明や街灯などは、一般的に人の目線より高い位置にあります。
もちろん太陽の光も上からですよね。(夕日などは別として)
この常識を逆手に取ることで、普段では見る事の出来ない非日常的なシーンを、作り出す事が出来るのです。

この方法が良く使われる代表的なものに「ホラー映画」があります。
下からライトを当てる事によって「異質なシーン」を演出しているのです。

後部から 後部から

人物の後ろからライトがあたり、人がシルエットになっている映像を映画などで、一度はご覧になった事があるかと思います。

このライティングは、ただカッコよさを狙っただけではありません。
登場するモノをシルエットにし、顔や特徴的な部分を隠す事によって、謎めいた雰囲気を出すことも考慮されているのです。

内部から 内部から

CGならではのライティング方法に、被写体の中からライティングするという方法があります。
このライティングは、特殊な演出に絶大な効果を発揮します。

左のイメージをご覧ください。
これは被写体の中に、ポイントライトを配置してライティングした結果です。
なんとも言い難い雰囲気が出ていますね。
ただしこの方法は、乱用してはいけません!
せっかくのライティングも、見ている人に飽きられる可能性があるからです。

ライトの方向ひとつ違うだけで、演出効果が全く異なる事がお分かりいただけたでしょうか。
続いてご紹介するテーマは「ライトの色」です。
それでは次のページへ行ってみましょう。


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