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第33回:ニューイヤーカード編 VOL1
Chapter2 5対8での配置とは


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 Photoshopで配置してみよう

まず私はヨシムラ君に、以前CGで作ったCELSIUSのレンダリングをお願いしました。
ヨシムラ君が準備をしている間に、私は背景に使えそうな素材集の準備をしました。
そして、新しいウインドウが開きます Adobe Photoshop5.5でおおまかに配置してみたのが、下のイメージです。


ニューイヤーカード 「CELSIUS」「ビル」「空」の3点を配置しましたが、単に並べてみましたという感じで、非常に強い違和感を感じますよね。

まず気になるのが色です。
背景の空が朝焼けっぽい感じですが、ビルの色は青空の下、という感じがします。
21世紀の幕開けという感じで、朝焼けをイメージしたのですが、個々の素材が妙に浮いています。
そして、配置も収まりが悪い感じがします。

ビルは空の色に大きく影響を受けますし、遠くに行けば行くほど霞んで見えるものです。
私はPhotoShop上で、個々の素材の透明度や色合いを調整して、素材同士がうまくなじむようにしました。

 5対8を使った配置の調整

次に私は「2001」という文字を追加してから、おおむね5対8の場所に線を引いてみたのです。
さてここで以下の2つのイメージデータを比較してみてください。
左は4のラインにCELSIUSのフロントパネルの中心を合わせたもので、右側はCELSIUS全体の中心を合わせてあります。

ニューイヤーカード
CELSIUSの正面が4のラインと一致
ニューイヤーカード
CELSIUS全体の重心(中心)が4のラインと一致

左の方は、やや画面の使い方が窮屈に感じてしまいますが、これには理由があります。
このニューイヤーカードは、CELSIUSともう1つ主役があります。それは「2001」という文字。
この文字は3のラインを使って、ジャスト5対8の位置に、文字の中心が合っています。
「2001」という文字がなければ、左の配置でもOKですが、「2001」とCELSIUSの兼ね合いを考えた場合、フロントパネルのセンターが4のライン上にあると、妙に全体の右側が空いているように見えるのです。
そこで私はCELSIUS正面の「富士通ロゴ」「フロントパネルにあるロゴのC」「正面下、1番左の丸」のあたりを、5対8のラインに合わせる事にしました。 (右のイメージの赤い枠で囲んだあたりです)
CELSIUS全体の中心とは微妙にずれますが、正面部分の目立たせたい部分を4のラインと合わせてみたのです。
その結果どういう変化がおきたのかというと...


ニューイヤーカード
「2001」と画面中央でのみ視線が移動
(視線の軌跡は上下運動になる)

ニューイヤーカード
視線は広く移動し、奥行きの表現が可能
(視線の軌跡は三角形を描く)

1枚の絵を見ている時でも、人間の視線は絶えず動いています。
「視点の誘導」という点からいうと、左のサンプルは限られた位置でしか視線が動きません。
これが何ともいえない「収まりの悪さ」を感じさせるのです。
右のイメージは視点の移動が大きく、その軌跡は直角三角形を描くようになります。
そして、 視点が動く過程で「丸い赤枠部分」にも視線が届きます。
この丸い部分は非常に貴重なスペースで、 ここに遠くの風景が見えることで、広がりや奥行きを感じるようになるのです。



Adobe Photoshop 5.5はAdobe社の登録商標です


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