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第60回:暑中見舞いグリーティングカード編
Chapter2 背景を作る


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 背景を作ろう

まず最初に、今回の完成形のイメージデータをご覧ください。

完成形
クリックすると大きな画像がご覧いただけます。(37KB)

ヨシムラ君が作ったロボットの背景に、断崖のようなオブジェクトを配置してみました。
空は夏っぽい感じで、雲一つない青空です。
ロボットと背景を合成する場合、簡単な方法としては、実際の写真と合成してしまう方法があります。
しかし今回は、全てをPhotoShopで作ってみる事にしました。
(写真との合成は、過去のCELSIUS CG講座でもご紹介しています。)

1.断崖の作り方

まず任意の大きさのイメージを新規で作る。
濃い目のベージュで全面を塗りつぶす。
フィルタメニューの「テクスチャ」 「クラッキング」を選択する。
次にフィルタメニューの「表現手法」 「押し出し」を選択する。
するとこのようなイメージが出来あがります。(右のイメージ)
ここでは例として小さめの解像度のイメージデータをご覧いただいていますが、実際はロボットと同じ大きさくらいが良いでしょう。
断崖

2.合わせてみる

1の段階で出来た断崖の素材を左右対称にコピーして、それらしく並べたのが右のイメージです。
イメージをつかむため、空を青くしてみました。
先ほど使った「押し出し」という効果ですが、正方形かピラミッド型でイメージデータの表面に凹凸ができます。
従ってこの時点では、まだまだ作り物っぽい感じが強いわけです。
左のイメージをクリックすると、大きな解像度のデータが出てきますが、注意してみると、かなり不自然な感じがします。
このイメージデータは、全ての部分にピントが合ってしまっているのです。
このロボット自体も、全長が9メートル程度という設定ですし、背景の断崖もそれなりの大きさがあります。
ということは、このイメージのように、全ての部分にピントが合っている状態は、非常に不自然ということになります。
合わせてみた
クリックすると大きな画像が
ご覧いただけます。(41KB)


3.空気を意識してみる

さて、ここからがいろいろな微調整を行う段階になってきます。
ここで私は、このロボットが置かれているシチュエーションを元に、以下のような調整を行いました。
まず考えなければならないのが、ここは草木も生えないような、非常に「ほこりっぽい場所」であるということです。
従ってここで活動するロボットの表面(特に足元)には、うっすらと土ぼこりが付着しているはずです。
また、この風景を「実際のカメラで撮影した」と考えると、「頭」のあたりにピントが合っている場合では、ロボットの下半身や断崖は「ややぼける」はずでしょう。

左下のイメージは、ここで追加した物を含めたレイヤーの並びです。
(%で表示されている部分は、レイヤーの不透明度の値です)

メインのロボットのレイヤーは、下半身部分を選択して「ぼかし」を入れました。
また、背景の断崖も強めのぼかしをいれます。
ロボット全体も、少しホコリで白っぽくなっているような状態を表現するため、ロボットのレイヤーをコピーして、描画モードをオーバーレイにしています。
足元にもホコリっぽい感じを出したいので、太めのブラシでホコリを描きこみました。
さらに、背景の断崖は「自然ぽさ」を出したかったので、スタンプツールを使って調整を行っています。
その結果できたのが、右下のイメージです。

レイヤー ホコリっぽい
クリックすると大きな画像がご覧いただけます。(31KB)

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