1 BIOSセットアップとは

---

BIOSセットアップは、「BIOS Setup」と呼ばれるプログラムを使用します。

BIOS Setupはメモリやハードディスク、フロッピーディスクドライブなどのハードウェアの環境を設定するためのプログラムです。

本ワークステーションでは、必要最小限のことはお買い求めのときにすでに設定されています。次の場合のみ設定を行う必要があります。

• ハードディスクドライブなどの記憶装置を取り外したとき、または取り付けたとき
• 特定の人だけが本ワークステーションを利用できるように、本ワークステーションにパスワード（暗証番号）を設定するとき
• メモリやシリアルポートなどの働きを設定するとき
• メッセージが表示されたとき

• BIOS Setupで設定した内容は、ワークステーション本体内部のCMOS RAMと呼ばれるメモリに記録されます。このCMOS RAMは、バッテリによって記録した内容を保存しています。BIOS Setupを正しく行っても、電源を入れたとき、または再起動したときに、BIOS Setupに関するエラーメッセージが表示されるときは、このCMOS RAMに設定内容が保存されていない可能性があります。バッテリの消耗が考えられますので、弊社担当営業員または担当保守員にご相談ください。
• BIOS Setupの設定が正しくないために、3 回続けてシステムが起動しなかった場合、次のシステム起動により、BIOS Setupの設定値は自動的にデフォルトに戻ります。

  次のエラーメッセージが表示されます。

  Previous boot incomplete - Default configuration used

  【F2】キーを押すと、BIOS Setupの設定値を確認し、修正することができます（→『取扱説明書』の「エラーメッセージ」）。

  BIOS Setupの設定が正しくないためにシステムが起動しない場合には、設定を修正します。これによって、システムを正しく設定して、再起動できます。

• 設定値を工場出荷設定に戻す場合は、

  Exitメニューの「Get Default Values」を実行してください。

All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU LIMITED 2002