マルチディスプレイ機能
本ワークステーションには、搭載しているグラフィックスカード1枚で、2台のディスプレイを接続/表示できる「マルチディスプレイ機能」があります。
搭載しているグラフィックスカードのみでマルチディスプレイ機能を使うことができるので、本体にグラフィックスカードを増設する必要はありません。
■ 留意事項
本体の電源を入れる前にディスプレイの電源を必ず入れてください。
特にデジタルディスプレイをお使いになる場合、本体の電源を入れる前に、デジタルディスプレイの電源が入っていることを必ず確認してください。本体の電源を入れたあとにデジタルディスプレイの電源を入れた場合、画面が表示されません。この場合、本体の電源を切り、その後に電源を入れ直してください。
マルチディスプレイ機能を使用する場合、必ずWindowsのセットアップを行ってから、もう一方のディスプレイケーブル(DVI-VGA変換アダプタ経由の接続含む)を接続してください。
マルチディスプレイ機能には、次の3つの機能があります。
クローン機能
プライマリディスプレイに表示されている画面をセカンダリディスプレイにも表示する機能です。各ディスプレイの設定(解像度、色数、リフレッシュレート)は、選択可能な範囲で同一に設定してください。
なお、表示可能な解像度が異なるディスプレイ2台でマルチディスプレイ機能を使う場合、表示は解像度が低いディスプレイに依存します。解像度が低いディスプレイにあわせて画面を設定してください。
マルチモニタ機能
デスクトップをプライマリディスプレイとセカンダリディスプレイの2台のディスプレイを使って表示する機能です。
OS上では、2台のディスプレイとして認識されます。各ディスプレイの設定(解像度、色数、リフレッシュレート)は、選択可能な範囲でディスプレイごとに設定してください。
スパン機能
デスクトップをプライマリディスプレイとセカンダリディスプレイの2台で1台のディスプレイとして表示する機能です。
OS上では、1台のディスプレイとして認識されます。1台のディスプレイとして解像度の設定を行うようにしてください。
各グラフィックスカードの対応は次のとおりです。
クローン機能
マルチモニタ機能
スパン機能
Windows XP
Windows 2000
Windows XP
Windows 2000
Windows XP
Windows 2000
Millennium G450
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RADEON 9200 SE
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FIRE GL T2-64s
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Quadro FX 1000
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Quadro FX 2000
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Wildcat4 7110
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×
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お使いになる前に、ディスプレイのマニュアルなどを参照し設定してください。
DVI-Iコネクタにアナログディスプレイを接続する場合は、「DVI-VGA変換アダプタ」が必要です。
Millennium G450でアナログディスプレイを2台接続する場合は、添付の「DVI-VGA変換ケーブル」をお使いください。
RADEON 9200 SEでアナログディスプレイを2台接続する場合は、添付の「マルチモニタケーブル」をお使いください。
マルチディスプレイ機能を設定する場合は、設定を行う前に2台目のディスプレイを接続してください。2台目のディスプレイが接続されていない場合は、マルチディスプレイ機能を設定することができません。
マルチディスプレイ機能を使用すると、各グラフィックスカードの最大解像度を表示できなくなる場合があります。
マルチディスプレイ機能を設定すると、ディスプレイを1台のみ接続してお使いになる場合に比べて表示性能が若干低下しますのでご注意ください。
接続されていないディスプレイに対してマルチディスプレイ機能を有効にしないでください。正常に動作しない場合があります。
ディスプレイを取り外した場合、取り外したディスプレイに対してマルチディスプレイ機能を無効にしてください。
ピンボールなどのゲームやWindows Media Playerなどのマルチディスプレイ機能での動作を保証していないアプリケーションを全画面表示した場合、アプリケーションを表示している画面以外のデスクトップの表示が正常に行われない場合があります。
動画再生ソフトによってはプライマリディスプレイの画面以外では動画の再生を行えない場合があります。その場合は、動画再生ソフトを最新版にアップデートしてください。
■ 用意するもの
DVI-VGA変換ケーブル(Millennium G450 の場合)
マルチモニタケーブル(RADEON 9200 SE、FIRE GL T2-64sの場合)
DVI-VGA変換アダプタ(DVI-Iコネクタにアナログディスプレイを接続する場合)
ディスプレイ
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