詳細メニュー

詳細メニューでは、次のサブメニューでフロッピーディスクドライブ、IDEデバイスなどの設定を行います。
詳細メニューには、次のサブメニューがあります。

  • 詳細設定
  • 内蔵デバイス設定
  • 電源管理設定

■ 設定項目の詳細

□ 詳細設定

サブメニューを使って、起動に関する設定を行います。

  • ハードディスク起動順位…システムを起動するハードディスク(内蔵ハードディスクまたは拡張カードに接続したハードディスク)の順位を設定します。
    本項目にカーソルを合わせて【Enter】キーを押し、【↑】【↓】キーを使って順位を変更したいハードディスクを選択後、【+】キーを押すと上側に、【−】キーを押すと下側にそれぞれ移動して順位が変更されます。
    • 1. Chn n.:[お使いのハードディスク名称](初期値):シリアルATAコネクタに接続されているハードディスクから起動します。
    • 2. Bootable Add-in Cards:拡張カードに接続されているハードディスクから起動します。
POINT
  • 複数のハードディスクを搭載している場合、「終了」−「標準設定値を読み込む」を実行するとハードディスクの順位が変更されてしまいます。
    その場合は、システムを起動するハードディスクの順位を変更して「終了」−「変更を保存して終了する(再起動)」または「変更を保存して終了する(電源OFF)」を実行して設定値を保存してください。
  • 高速起動…起動時に自己診断(POST)を簡略化するかどうかを設定します。
    • 使用しない:起動時にPOSTを簡略化しません。
    • 使用する(初期値):起動時にPOSTを簡略化します。
    • 自動:起動時にPOSTを簡略化するかどうかを自動的に判断します。
  • ロゴスクリーン表示…本ワークステーションの起動時に自己診断(POST画面)を表示するかどうかを設定します。
    • 使用しない:起動時に自己診断画面を表示します。
    • 使用する(初期値):起動時に「FUJITSU」ロゴを表示します。
  • 起動デバイス優先順位1/2/3…起動デバイスの優先順位を設定します。「LAN」を設定した場合、ネットワーク経由で本ワークステーションを起動できます。
    • Hard DiskCD/DVDUSB-FDDUSB-CDROMMBA vnn.n.n slot nnnnDisabled
POINT
  • CDやDVDからの起動には、起動可能なディスクが必要となります。
    一度電源を入れてディスクをセット後、ワークステーション本体を再起動してください。
  • ネットワークサーバーから起動するためには、「MBA vnn.n.n slot nnnn」を起動デバイスの優先順位1に設定してください。また、「Wired for Management Baseline Version 2.0」に準拠したインストレーションサーバーシステムが必要となります。
  • 起動メニュー…本ワークステーションの起動時または再起動時に、【F12】キーを押すことによって、起動メニュー(起動デバイスを選択するメニュー)を表示するかどうかを設定します。
    • 使用する(初期値):起動メニューを表示します。
    • 使用しない:起動メニューを表示しません。
  • 起動時のNum-Lock…起動時に、キーボードをNumLock状態にするかどうかを設定します。
    • Off:キーボードをNumLock状態にしません。
    • On(初期値):キーボードをNumLock状態にします。
  • 起動時のディスプレイ表示…PCIのグラフィックスカードを増設した場合、PCIカードとPCI Express x16グラフィックスカードのどちらをプライマリディスプレイとして使うかを設定します。
    • PCI:PCIカードを使います。PCIのグラフィックスカードを増設していない場合はPCI Express x16グラフィックスカードを使います。
    • PEG(初期値):PCI Express x16グラフィックスカードを使います。
POINT
  • マルチモニタ機能をお使いの場合は、「PEG」に設定してください。
  • Limit CPUID Max. to 3…本項目は、CPUID命令の拡張Functionに対応したCPUを搭載した場合に表示されます。CPUID命令の拡張Functionを制限するかどうかを設定します。
    拡張Functionに対応していないOSでは、システムが起動しないことがあります。その場合は「使用する」に設定してください。
    • 使用しない(初期値):CPUID 命令の拡張Functionを制限しません。
    • 使用する:CPUID命令の拡張Functionを制限します。
  • Execute Disable Bit…CPUの「エグゼキュート・ディスエーブル・ビット機能」を有効にするか無効にするかを設定します。
    • 使用する(初期値):有効にします。
    • 使用しない:無効にします。
  • CPU EIST Function…本設定は拡張版Intel SpeedStep® テクノロジーに対応したCPUの場合に表示されます。本設定は「使用しない」(初期値)のまま変更せずにお使いください。
  • Virtualization Technology…本項目はバーチャライゼーション・テクノロジーに対応したCPUの場合に表示されます。本設定は「使用しない」(初期値)のまま変更せずにお使いください。
  • Core Multi-Processing…Core Multi-Processing機能(CPUコアごとのマルチコア機能)を有効にするか無効にするかを設定します。
    • 使用する(初期値):有効にします。
    • 使用しない:無効にします。

□ 内蔵デバイス設定

サブメニューを使ってシリアルATAやシリアルポート、パラレルポートなどの設定を行います。

  • Audioコントローラ…内蔵のオーディオデバイスを有効にするかどうかを設定します。
    • 使用する(初期値):オーディオデバイスを有効にします。
    • 使用しない:オーディオデバイスを無効にします。
  • 1394コントローラ…内蔵のIEEE1394コントローラを有効にするかどうかを設定します。
    • 使用しない:IEEE1394コントローラを無効にします。
    • 使用する(初期値):IEEE1394コントローラを有効にします。
  • LANコントローラ…内蔵のLANコントローラを有効にするかどうかを設定します。
    • 使用する(初期値):LANコントローラを有効にします。
    • 使用しない:LANコントローラを無効にします。
  • ネットワークサーバから起動…ネットワーク(LAN)経由で本ワークステーションを起動するかどうかを設定します。「Onboard H/W LAN」を「使用する」に設定したとき本設定を変更できます。
    • 使用する(初期値):ネットワーク経由で起動するようにします。
    • 使用しない:ネットワーク経由で起動しないようにします。
  • シリアルポート1…シリアルポート1に割り当てるI/Oアドレスを設定します。
    • 使用しない:シリアルポート1にI/Oアドレスを割り当てません。
    • 3F8/IRQ4(初期値)2F8/IRQ33E8/IRQ42E8/IRQ3:割り当てるI/Oアドレスを設定します。
  • シリアルポート2…シリアルポート2に割り当てるI/Oアドレスを設定します。
    • 使用しない:シリアルポート2にI/Oアドレスを割り当てません。
    • 3F8/IRQ4、2F8/IRQ3(初期値)、3E8/IRQ4、2E8/IRQ3:割り当てるI/Oアドレスを設定します。
  • USBコントローラ…USBコントローラを有効にするかどうかを設定します。USBコントローラを「使用しない」にすると、すべてのUSB機器が使えなくなります。本設定は、自己診断(POST)の終了後、有効になります。
    • 使用しない:USBコントローラをすべて無効にします。カスタムメイドで選択したフロッピーディスクドライブやスマートカードリーダ/ライタも使用できなくなります。
    • 背面のみ:USBコントローラをワークステーション本体背面のみ有効にします。
    • 使用する(初期値):USBコントローラをすべて有効にします。
  • USB 2.0 コントローラ:USB2.0を有効にするかどうかを設定します。「USBコントローラ」を「使用する」または「背面のみ」に設定したときに本設定を変更できます。
    • 使用しない:USB2.0を無効にし、USB1.1で動作します。
    • 使用する(初期値):USB2.0を有効にします。
  • USBキーボードサポート…USBをサポートしていないOSでUSBキーボードを使えるようにするかどうかを設定します。
    「USBコントローラ」を「使用する」または「背面のみ」に設定したとき本設定を変更できます。
    USBをサポートしていないOSでUSBキーボードをお使いになるときは「使用する」を選択してください。本設定は、自己診断(POST)の終了後、有効になります。
    • 使用しない:USBキーボードを無効にします。
    • 使用する(初期値):USBキーボードを有効にします。
POINT
  • USBに対応しているOSでは、本設定が「使用しない」のままでもお使いになれます。
  • 「USBキーボードサポート」を「使用する」に設定すると、USBに対応していないOSでは、システム全体の動作が遅くなります。
    なお、USBに対応していないOSでは、PS/2キーボードのご使用をお勧めします。
  • 本設定が「使用しない」の場合、USBキーボードをお使いの際に起動メニューやSCSI BIOS(SCSIカードを搭載した場合)では、キーボードによる操作ができません。
  • USBマウスサポート…USBをサポートしていないOSでUSBマウスを使えるようにするかどうかを設定します。「USBコントローラ」を「使用する」または「背面のみ」に設定したとき本設定を変更できます。
    USBをサポートしていないOSでUSBマウスをお使いになるときは「使用する」を選択してください。本設定は、自己診断の終了後、有効になります。
    • 使用しない:USBマウスを無効にします。
    • 使用する(初期値):USBマウスを有効にします。
POINT
  • USBに対応しているOSでは、本設定が「使用しない」のままでもお使いになれます。
  • 「USBマウスサポート」を「使用する」に設定すると、USBに対応していないOSでは、システム全体の動作が遅くなります。
    なお、USBに対応していないOSでは、PS/2マウスのご使用をお勧めします。
  • USBストレージサポート…USBをサポートしていないOSでUSBストレージデバイスを使えるようにするかどうかを設定します。「USBコントローラ」を「使用する」または「背面のみ」に設定したとき本設定を変更できます。USBをサポートしていないOSでUSBストレージデバイスをお使いになるときは「使用する」を選択してください。本設定は、自己診断(POST)の終了後、有効になります。
    • 使用しない:USBストレージデバイスを無効にします。
    • 使用する(初期値):USBストレージデバイスを有効にします。
POINT
  • USBに対応しているOSでは、本設定が「使用しない」のままでもお使いになれます。
  • すべてのUSB規格に対応した周辺機器の動作を保証するものではありません。USB規格に対応した周辺機器を接続して問題がみられる場合には、本設定を「使用しない」に設定するか、Windowsが起動した後にUSB規格の周辺機器を接続してください。
  • USB マスストレージデバイス起動設定…USBストレージデバイスが接続された場合に接続されたデバイスが表示されます。本設定は「Auto Mode」(初期値)のまま変更せずにお使いください。

□ 電源管理設定

サブメニューを使って、省電力モードに関する設定を行います。

  • AC通電再開時の動作…停電などからの復電時に、ワークステーション本体の電源を自動的に入れるかどうかを設定します。
    • 電源OFF:復電しても電源が入りません。
    • 電源ON:復電時に電源が入ります。
    • 自動:電源が切断される前の状態になります。
    • 使用しない(初期値):本機能を使用しません。
POINT
  • 「電源OFF」に設定した場合、または「自動」に設定し、AC電源が切れる前の状態がシャットダウンや休止状態の場合、復電の際に一瞬電源が入りますが故障ではありません。この現象を回避する場合は、「使用しない」に設定してください。
  • AC電源切断後30秒以上待ってから電源を入れてください。30秒以内に入れると正常に動作しなくなります。
  • 「自動」に設定した場合、AC電源が切れる前の状態が起動中またはスリープ状態(Windows Vistaの場合)やスタンバイ状態(Windows XPの場合)のときにワークステーション本体の電源が入ります。休止状態のときは電源が入りません。
  • UPSなどを使って復電時に電源を投入させたい場合は、「電源ON」に設定してください。
  • PMEによる電源ON…内蔵LANコントローラまたはPME対応のLANカード(PCI)がMagic Packet(ウェイクアップ信号)を受信したときに電源を入れるかどうかを設定します。
    • 使用しない(初期値):Magic Packetの受信で電源を入れません。
    • 使用する:Magic Packetの受信で電源を入れます。
POINT
  • 時刻による電源ON…指定した時刻になったときに、本ワークステーションの電源を入れるかどうかを設定します。
    • 使用しない(初期値):指定した時刻に、本ワークステーションの電源を入れません。
    • 使用する:指定した時刻に、本ワークステーションの電源を入れます。
  • 電源ON日時…ウェイクアップする日付を設定します。「時刻による電源ON」を「使用する」に設定した場合に設定できます。
    • 0(初期値)
    • 1〜31
POINT
  • 本機能を毎日お使いになりたいときは、「0」に設定します。
  • 電源ON時刻…ウェイクアップする時刻を設定します。「時刻による電源ON」を「使用する」に設定した場合に設定できます。
    • 0〜23(時)
    • 0〜59(分)
    • 0〜59(秒)
POINT