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CELSIUS導入事例

富士通のソリューション事例 PCワークステーション
「公平・公正・透明」な公社債取引を支える PCワークステーション「CELSIUS R610」
富士通のPCワークステーション「CELSIUS R610」

公社債流通市場を革新した独自のスクリーントレーディングシステム

日本相互証券株式会社 システム部長 平川 雄二 氏 日本相互証券は、公社債の業者間取引の仲介専門会社として、国内証券会社、銀行など金融機関を株主に1973年にスタート。「公平・公正・透明」を経営理念に、一証券会社の枠を超えた公的な使命を担い、ブローカーズ・ブローカーとしてわが国の公社債流通市場の発展を支えてきた。

同社が取り扱う債券業務は、国債、一般債の業者間売買の仲介及び債券貸借取引(レポ)の仲介。私設取引システム(Proprietary Trading System)を通して、業者間売買の仲介を行なっている。

また、同社で取引される債券の価格情報や売買に必要なシステムを提供。取引先、公的機関に対する情報・システムサービスのほか、国内外の通信社など多くの情報ベンダーへタイムリーな情報を広く公表していることも大きな特徴だ。

特に、各営業日の午後3時時点の国債全銘柄の引値である「BB国債価格」は、国債及び一般債の価格水準の把握や、投資信託の基準価格算出のツールとして利用されるなど、公社債流通市場において欠かせぬ役割を果している。

「当社の業務を支えてきたのが、幅広い取引先とのネットワークと、独自開発のスクリーントレーディングシステムです。売買そのものを電子化することにより、債券市場に参加する取引先は専用端末に表示される同一の情報を参照しながら売買でき、公平・公正・透明な取引を実現してきました」と話すのは、同社システム部長の平川雄二氏だ。

1986年に開発されたスクリーントレーディングシステムは、全銘柄の売買気配、出来値、出来高をリアルタイムに端末に表示するだけなく、ホストコンピュータの価格決定プログラムを通じて売買執行も可能にするなど、公社債流通市場を革新してきた。

その後、89年に社内機能としてタッチパネルによる注文入力機能を搭載し入力の迅速化を図ったほか、97年にはクライアント/サーバ方式のUNIXワークステーションを導入。2000年には、取引先からの注文入力機能を付加した総合電子トレーディングシステム「BB Super Trade」の運用を開始。汎用PCからの入力機能も加え、1000台を超える端末が専用回線でホストコンピュータと接続される、わが国最大の債券取引ネットワークとなっている。

トレーダーPCに要求される高性能・高信頼性を備えた「CELSIUS R610」

「トレーディングシステムの機能強化とともに、さまざまな課題が顕在化していました。また、電子取引の割合が増加するなど、債券流通市場を取り巻く環境も急激に変化しており、システムの刷新が求められていたのです」(平川氏)。このため、数年前から新システムの検討を富士通とともに開始した。

トレーダーの専用端末が運用開始後6年を経て老朽化していたことや、アプリケーションを継ぎ足していたため、メンテナンス効率が低下していたことに加え、電子取引の拡大に伴うパフォーマンス低下などの課題を抱えていたという。

こうした問題を解消するため、トレーディングシステムを刷新。「処理能力の向上による高速マッチング処理や、マルチキャストによる高速リアルタイム同報が可能になりました。また、グラフィカルな取引画面と高速レスポンスにより、操作性が向上するなど、トレーダーの営業力向上と取引先へのきめ細かなサービス提供に役立っています」と、平川氏は新システムの導入効果を述べる。

日本相互証券株式会社 システム部主任 伊藤起寛氏

そして、60人に及ぶトレーダーの端末をリプレースし、富士通のPCワークステーション「CELSIUS R610」を導入。「高速レスポンスや容易な操作を実現する高性能、安心して利用できる高信頼性など、ミッションクリティカルな業務のインタフェースとしての要件をCELSIUS R610は満たしていました」とシステム部主任の伊藤起寛氏は述べる。

同社では、処理性能を高めるためのデュアルプロセッサ構成や、データ転送時の誤りを自動的に修復するECC(Error Correcting Code)対応の高速・大容量メモリ、優れたグラフィックス環境と高速化を実現するグラフィックスカードの搭載など、トレーダー業務を最適化する機能を追加している。

また、トレーダーのニーズにきめ細かく対応。取引先からの注文を迅速に執行するためのヒューマンインタフェースや、入力ミスの防止、取引先の直接入力を含めた行動や市場全体の把握が可能な取引画面の構築などに工夫を重ねている。「富士通のSEは、当社の業務を熟知し、システムのどこを改善すればいいのかを把握しています。今回も有用な提案を数多くいただきました」(平川氏)。

日本相互証券のBB Super Tradeシステム概要 日本相互証券のBB Super Tradeシステム概要

4台のUNIXワークステーションを1台の「CELSIUS R610」に集約

高性能・高信頼性のトレーダーPC

「PCワークステーションは性能向上が目覚しく、コストパフォーマンスに優れたシステムを開発できました。OSには、Windows (R) 2000 Professionalを利用していますが、UNIXに匹敵する安定性を実現しています」と、平川氏はCELSIUS R610を評価する。しかも、従来4台のUNIXワークステーションで構成されていた各トレーダーの端末は、CELSIUS R610によって1台に集約された。
今後、BB Super Tradeをフルに活用し、取引先の利便性をさらに向上させる計画。取引先の端末機能の見直しを図るなど、更改の準備を進めているところだ。

また、国債発行の制度変更への対応や、決済リスクの削減を目的とした国債清算機関への対応など、市場の環境変化に即応できる態勢を整えている。

公平・公正・透明性の高い公社債流通市場の発展を目指す日本相互証券にとり、BB Super Tradeとそのインタフェースを担うCELSIUS R610の役割は大きい。


ユーザープロフィール

日本相互証券株式会社

本社 : 東京都中央区
設立 : 1973年7月
資本金 : 18億9000万円
社員数 : 130名

業務内容 :
証券取引審議会の答申を受け、わが国の公社債流通市場の育成・発展を目指して設立。私設取引システム(PTS)運営業務としての証券会社、銀行など金融機関相互間の公社債売買の仲介と、債券貸借取引の仲介。BB国債価格(引値)などの情報、システムのサービスを提供。公社債売買高は月間約30兆円(1日平均1兆5000億円/2003年6月)。
新しいウインドウが開きます http://www.bb.jbts.co.jp/
富士通のPCワークステーション「CELSIUS R610」
富士通のPCワークステーション「CELSIUS R610」