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富士通株式会社
2013年4月1日

お客様各位

NVIDIA社ディスプレイドライバーの脆弱性に関するお知らせ

NVIDIA社よりディスプレイドライバーのセキュリティ上の脆弱性に関する情報が公開されました。
この脆弱性を修復する修正はWindows Update(ウィンドウズ アップデート)を通じて提供されますので、Windows Updateの実施をお願いいたします。

1. 対象機種

以下のFMV-ESPRIMO Dシリーズ、FMV-LIFEBOOK Hシリーズのパソコン、またはCELSIUSシリーズのPCワークステーションのうち、NVIDIA社のグラフィックアクセラレータが使用されたグラフィックスカード、GPUコンピューティングカードを搭載している製品。

  • FMV-ESPRIMO Dシリーズ
    FMV-D5350, FMV-D5255, FMV-D5340, FMV-D5245, FMV-D5330

  • FMV-LIFEBOOK Hシリーズ
    FMV-H8260, FMV-H8250, FMV-H8240

  • CELSIUSシリーズ
    タワー/ミニタワー/ラックマウントモデル
    R920, R670-2, M720, W520, W510, W480, W380, N465, N460, X840
    コンパクトモデル
    J520, J510, J380, J365, J360, J350
    モバイルワークステーション
    H920, H720, H910, H710

2. 対象となるディスプレイドライバー

  • Windows 8, Windows 7, Windows Vista, Windows XPの以下のディスプレイドライバー。ドライバーバージョン は173.01以降が対象です。

    -NVIDIA ディスプレイドライバー/ NVIDIA ディスプレイドライバー 64ビット
    -NVIDIA GeForce ディスプレイドライバー/ NVIDIA GeForce ディスプレイドライバー 64ビット
    -NVIDIA Quadro ディスプレイドライバー/ NVIDIA Quadro ディスプレイドライバー 64ビット
    -NVIDIA Quadro/Tesla ドライバー/ NVIDIA Quadro/Tesla ドライバー 64ビット
    -NVIDIA Teslaドライバー/ NVIDIA Teslaドライバー 64ビット

  • ただし、下表のバージョンのディスプレイドライバーが適用されている場合は、対処の必要はありません。
    Windows 8 Windows 7 Windows Vista Windows XP
    ノートブックPC 311.00以降 307.83以降
    デスクトップPC
    GeForceシリーズ
    307.83以降
    PCワークステーション
    Quadroシリーズ
    Quadro FX 550, FX 1500, FX3450, FX3500をお使いの場合:307.83以降
    上記以外:311.06以降(注)
    (注): Quadro2 MXR, Quadro4 700 XGL, Quadro4 750 XGL, Quadro4 900 XGL, Quadro4 980 XGL, Quadro FX 1000, Quadro FX 2000は、本脆弱性情報の対象機種ではありません。
  • Windows 8, Windows 7, Windows Vista, Windows XP以外のOS用のディスプレイドライバーには、本脆弱性はありません。

3. バージョンの確認方法

  1. デスクトップ画面を表示します。

  2. デスクトップ画面の何もないところを右クリックします。

  3. 「NVIDIAコントロールパネル」をクリックします。
    「NVIDIAコントロールパネル」が表示されます。

  4. ウィンドウ左下の「システム情報」をクリックします。
    「システム情報」が表示されます。

  5. 「ディスプレイ」タブをクリックします。

  6. 「グラフィックスカード情報」-「詳細」欄に「ドライバーのバージョン」が表示されます。

4. 対処方法

Windows Updateにてディスプレイドライバーをアップデートしてください。

5. Windows Update以外の脆弱性対応方法

お客様のご都合などにより、ディスプレイドライバーのアップデートができない場合は、NVIDIA社が提供する脆弱性を修復するサービスアプリケーション「NVIDIA Guard Service」をインストールしてください。
※ 一部の機能に制限がありますので、Windows Updateで対処されることを推奨します。

6. 脆弱性の概要

脆弱性を利用することにより、ユーザー権限をSuper User(管理者権限)に昇格させることができ、お客様のパソコンの全操作を奪われる可能性があります。

− 以上 −