平素は、富士通製品をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
本ページは、バイオ認証装置のOpenSSL および mod_sslに関する脆弱性につきまして、その内容と対応策についての情報を記載しております。
下記の情報をご確認のうえ、対策の実施をお願いいたします。
OpenSSL Project(注1)より、「OpenSSL(注2) におけるバージョン・ロールバックの脆弱性」の存在が報告されています。
米国US-CERT(注3)より、「VU#744929: mod_ssl にクライアント認証の回避が可能な脆弱性」として報告されています。
弊社バイオ認証装置において、設定・管理時におけるhttps通信時にOpenSSLおよびmod_sslを利用しており、脆弱性の存在が確認されております。
(注1) OpenSSL Project はOpenSSL ツールキットとそれに関連するドキュメントの連絡、計画、開発のためにインターネットを使う世界中のボランティアによって運営されています。
(注2) SSL:Secure Sockets layerの略。トランスポート層でTCP/IP通信のセキュリティを確保するためのプロトコルです。
(注3) US-CERT:UNITED STATES COMPUTER EMERGENCY READINESS TEAMの略。米国における重要インフラ保護のための機関です。
脆弱性対処済み修正版ソフトウェア(ファームウェア)をインストールすることにより、恒久的な対策を行うことができます。
対象製品は下記の通りです。お使いの製品(型名)によって修正版のソフトウェアの種類が異なりますので、下表より対応するアップデートファイルをダウンロードし、インストールしてください。
バイオ認証装置 FMSE-C301/FMSE-C3A1 は対策済ですので問題なくご使用いただけます。
製品名 | 型名 | 修正版のダウンロード |
---|---|---|
バイオ認証装置 | FMSE-C251, FMSE-C201 | バイオ認証装置FMSE-C251/FMSE-C201アップデートファイル |
バイオ認証装置 | FMSE-C101 | バイオ認証装置FMSE-C101アップデートファイル |
[注意事項]
脆弱性対処済ソフトウェアをインストールすると自動的にバイオ認証装置が再起動します。再起動の間(約5分間)、指紋認証サービスは停止します。
今後とも、当社製品へのご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
−以上−