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MGH seriesの場合、日本だけではなく世界各国でも販売されるため、グローバルに通用するデザインであることも求められた。「そこで私たちが最も重視したのは、一目で富士通の製品であることが分かる、強いプロダクト・アイデンティティを有していることです」(川見)。富士通のブランドイメージを訴求するためには、個々の製品だけでなく、オフィス内全体でも統一したイメージが得られるようでなければならない。また、日本では人気の高い白いノートパソコンも、欧米では仕事用にはふさわしくないと考えられる。そうした細かい要件も考慮した。
実際のデザインワークにおいては、企業向けパソコンに求められる信頼性のイメージを、ボディの左右ををフレームで囲うことによって表現している。造形面では、ボディ後部にバッテリーを格納していることを利用して「くさび型」を強調(PHOTO 2参照)。「Thin & Light」のコンセプトに沿って、鋭角的な薄型ノートパソコンとしての存在感を出した。また、色彩面では、プロの道具にふさわしい黒を基調とした落ち着いた色調を採用している。(PHOTO 3参照)。
こうして「MGH series」の固まってきたが、それを具体的な形にする設計とデザイン、売れる商品として作り上げる製造のプロセスで、いくつものハードルが待ち受けていた。
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