
生産部 佐藤 滋
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PHOTO 1 自動外観検査装置


PHOTO 2 サブ組み立てに使用している屋台台車


PHOTO 3 曜日ごとに色分けされた部材の目印のために使用するメガホン入れ。月曜は青、火曜は黄、水・土曜は緑、木曜は白、金曜は茶。赤は「保留/遅延」。

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島根富士通を語るとき、人為的なミス、いわゆるうっかりミスを徹底排除する独自の仕組みを編み出し、工程の随所に活用していることも忘れることはできない。
例えば、半田付けの良否の判定作業では、1500点ほど部品が装着されたプリント板を、まず、自動外観検査装置(レーザーを上部から照射して検査)を使って検査し(PHOTO 1)、良品か不良かの判定が難しいものは、目視検査支援装置を使って人の目で検査を行う。自動外観検査装置の検査結果はバーコード管理されているため、目視検査支援装置では検査すべき場所を自動的に拡大して表示することができ、検査漏れを防いでいる。
サブ組み立てで使用される屋台台車(自動搬送車:PHOTO 2)にも、ミスを排除するアイデアが満載だ。台車には、部材全数と工具、治具が搭載されて作業者の所に供給され、すべての部材が無くなった時に作業が完了する仕組みを採用している。この自動搬送する屋台台車を使用した部材供給の自動化により、供給ミスを撲滅。毎日供給される部材は、曜日毎に決めた色により管理して間違いを防いでいる。具体的には、部材一式の上にその曜日の色の“メガホン”を目印として乗せている。いわゆる「見える化」だ。(PHOTO3)。
「製造の現場では、ネジ1本なくてもラインが止まってしまうので、部品が不足することは絶対にあってはなりません」と生産部の佐藤滋は部品供給の重要さを強調する。段取作業と組み立て作業を選任化、品質、効率の向上に大きく寄与している。
また、ネジの締め忘れ、締め付け不足を防ぐために、指定のトルクで決まった本数を締めないと次の工程へ進めないよう、ブザーが鳴って警告する仕組みも導入している。さらにネジ種類を間違えることがないよう、ネジは指定された電動ドライバーでないと取れないよう工夫されている(PHOTO 4)。
様々な機種が同時に流れてくる装置検査でも、機種毎に違う検査プログラムを間違えることがないよう、バーコードを読んで、その機種用のプログラムを自動的にインストールする仕組みを導入。ノートパソコン本体裏面に各種シールを貼る工程にも同様の仕組みを導入している(PHOTO 5)。さらに梱包時にも、従来は機種毎に専用の化粧箱を用意していたが、現在は、全機種で同じ箱を使い、バーコードを読むことで自動的に機種名を箱に印刷する仕組みを採用している。その結果、多種類の箱の在庫を抱える必要も無くなったという。
このように島根富士通では人にあまり頼らない独自の仕組み作りに力を注いでいる。「これが、中国・台湾勢に対して、我々が競争力を維持し、生き残っていくためのかなりの部分を占めているといっていいでしょう」と山森は語る。
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PHOTO 4 一人で何種類かのネジ止めをする工程。つかんだほうの電動ドライバーで使用するネジのシャッターだけ開き、そのネジをとれる。


PHOTO 5 各種シールを貼る工程。流れてきた本体のバーコードを読み取ると、貼るべきシールが入っているボックスの赤ランプが点灯する(写真ではWin XP Proのボックス)。違うボックスに手を入れるとアラームが鳴る。
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