Powerメニュー

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Powerメニューでは、省電力モードに関する設定を行います。
省電力モードは、本パソコンの電源を入れた状態で一定時間使わなかった場合に、消費する電力を減らして待機する機能です。

■ 設定項目の詳細

□ Power Switch Mode

電源ボタンを押したときに、省電力モードに移行するようにするか、電源が切れるようにするかを設定します。

• Power Off（初期値）：電源ボタンを押すと電源が切れます。
• Suspend：通常状態のとき電源ボタンを押すと省電力モードになり、省電力モードのとき電源ボタンを押すと通常状態になります。

• Windows XP/2000をお使いの場合、本設定は無効になり、OSの「コントロールパネル」−「電源オプション」−「詳細（詳細設定）」の設定が有効になります。

□ AC Power Recovery

停電などで電源が切断された場合に、通電再開時の動作を設定します。

• Auto（初期値）：電源が切断されたときの状態に戻ります。
• Power On：電源が入ります。
• Power Off：電源が切れたままになります。

• 「Auto」に設定していて、電源が切れたときの状態がスタンバイ、または休止状態の場合、通電再開時に電源が入ります。

□ Automatic Wake up

サブメニューを使って自動的な起動またはスタンバイ状態からの復帰に関する設定を行います。カーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、サブメニュー画面が表示されます。

• 本機能は、電源ボタンを4秒以上押して電源を切った場合、動作しません。電源ボタンを4秒以上押して電源を切った場合は、再度電源を入れ、「電源の切り方」（→『取扱説明書』）に従い、もう一度電源を切り直してください。

• Wake up on LAN…標準搭載のLANがMagic Packetを受信したときに電源を入れる、またはスタンバイ状態から復帰するかを設定します。
  • Disabled（初期値）：Magic Packetの受信で電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりしません。
  • Enabled：Magic Packetの受信で電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりします。

• PME対応のLANカード（PCI）については、「Wake up on PCI PME」で設定してください。
• Windows XP/2000では、本項目を設定してスタンバイ状態や休止状態から復帰させることはできません。デバイスマネージャで設定してください。
• 電源オフからの動作は、OSにかかわらず本設定が有効です。
• 本設定は、停電などのAC電源切断後も、正常に機能します。

• Wake up on PCI PME…PCI拡張カードがPME信号を発生させた場合に、電源を入れる、またはスタンバイ状態から復帰するかを設定します。
  • Disabled（初期値）：PME信号の発生により電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりしません。
  • Enabled：PME信号の発生により電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりします。

• Windows XP/2000では、本項目を設定してスタンバイ状態や休止状態から復帰させることはできません。デバイスマネージャで設定してください。
• 電源オフからの動作は、OSにかかわらず本設定が有効です。
• 停電などからの復帰後、一度電源を入れるまで、本設定は有効になりません。

• Wake up on Time…「Wake up Time」、「Wake up Date」で指定した時刻に電源を入れる、またはスタンバイ状態から復帰するかを設定します。
  • Disabled（初期値）：指定した時刻に電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりしません。
  • Enabled：指定した時刻に電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりします。
• Wake up Time…「Wake up on Time」が「Enabled」に設定されている場合に設定できます。ウェイクアップする時刻を設定します。
  • 00:00:00（初期値）〜23:59:59
• Wake up Date…「Wake up on Time」が「Enabled」に設定されている場合に設定できます。ウェイクアップする日付を設定します。
  • Every Day（初期値）
  • Specified Day：日付入力（1〜31）が表示されます。

• Windows XP/2000では、本項目を設定してスタンバイ状態や休止状態から復帰させることはできません。次の設定をしてください。
  • Windows XP の場合

    「コントロールパネル」−「パフォーマンスとメンテナンス」−「タスク」−「スケジュールされたタスクの追加」で起動時間を設定し、プロパティの「設定」−「タスクの実行時にスリープを解除する」をチェックしてください。

  • Windows 2000の場合

    「コントロールパネル」−「タスク」−「タスクの追加」で起動時間を設定し、プロパティの「設定」−「タスクの実行時にスリープを解除する」をチェックしてください。

• 電源オフからの動作は、OSにかかわらず本設定が有効です。
• 本設定は、停電などのAC電源切断後も、正常に機能します。

□ APM Power Control

APM対応のOSによる省電力の管理を設定します。

• Disabled：APM対応のOSによるスタンバイや電源切断を使用禁止にします。この場合、BIOSの設定が常に使われます。
• Enabled（初期値）：APM対応のOSによるスタンバイや電源切断を可能にします。

• Windows XP/2000をお使いの場合、本設定は無効になります。

□ ACPI Features

サブメニューを使ってACPIに関する設定を行います。カーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、サブメニュー画面が表示されます。

• ACPI Sleep Mode…ACPI対応のOSのスタンバイ方式を設定します。
  • S3（初期値）：スタンバイ方式をS3（Sleep3:Suspend To RAM）に設定します。システムの状態をメモリに保持し、その他の回路を停止させます。
  • S1：スタンバイ方式をS1（Sleep1:Power On Suspend）に設定します。システムの状態は保持していますが、CPUを停止させます。

• 本設定を変更する場合は、「機能」−「ACPIのスタンバイモードを設定する」をご覧ください。

• Display Adapter Initialization…高度のスタンバイモード（ACPIモードS3）から復帰するとき、BIOSがディスプレイアダプタを初期化するかどうかを設定します。
  • Disabled（初期値）：初期化しません。
  • Enabled：初期化します。

• PCIグラフィックカードをセカンダリディスプレイでお使いになる場合や、PCIのグラフィックカードをお使いにならない場合、常に「Disabled」に設定してください。

• Wake up by USB Device…USBデバイスにより、スタンバイまたは休止状態から復帰するかを設定します。
  • Disabled：USBデバイスにより、スタンバイまたは休止状態から復帰しません。
  • Enabled（初期値）：USBデバイスにより、スタンバイまたは休止状態から復帰します。

• Windows XP/2000で「ACPI Sleep Mode」を「S3」に設定し、本項目を「Enabled」に設定してお使いになるときは、デバイスマネージャでUSBデバイスの電源管理を設定してください。

  なお、本項目を「Disabled」に設定した場合、USBデバイスの「電源管理」タブは表示されません。

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