バッテリ残量を確認する

バッテリの残量は、電源が入っているときや充電中に、状態表示LEDのバッテリ残量ランプで確認できます。

■ バッテリの残量表示(バッテリ残量ランプ)

パソコンが動作状態のときは点灯し、スリープ(Windows Vista)、スタンバイ(Windows XP)のときは点滅します。

状態表示LED バッテリの状態
緑色点灯/点滅
バッテリ残量100%〜50%
オレンジ点灯/点滅
バッテリ残量49%〜13%
内蔵バッテリパック装着後4秒間、オレンジ点滅している場合は、バッテリ残量計測中
赤色点灯/点滅
バッテリ残量12%以下
早い間隔で赤色点滅している場合は、バッテリが正しく充電されていません
消灯
バッテリ未接続時
注 :
この状態をLOWバッテリ状態といいます。
「LOWバッテリ状態」
POINT
  • バッテリ残量ランプは、バッテリ(リチウムイオン電池)の特性上、使用環境(温度条件やバッテリの充放電回数など)により、実際のバッテリ残量とは異なる場合があります。
  • 「バッテリーユーティリティ」で「フル充電モード(100%)」に設定した場合、バッテリ残量が90%以上のときは、ACアダプタを取り付けても充電されません。
    バッテリ残量が89%以下になると充電されます。
  • 「バッテリーユーティリティ」で「80%充電モード」に設定した場合、バッテリ残量が70%以上のときは、ACアダプタを取り付けても充電されません。
    バッテリ残量が69%以下になると充電されます。
  • バッテリ残量ランプは、動作状態またはバッテリ充電中に点灯します。スリープ状態(Windows Vista)、スタンバイ状態(Windows XP)で、ACアダプタが接続されていない場合は、点灯ではなく点滅になります。
  • 電源ON時に早い間隔で赤色点滅する場合は、バッテリが正しく充電できないことを示します。

■ バッテリ温度アラーム(バッテリ充電ランプ)

バッテリ充電ランプのオレンジ点滅は、内蔵バッテリパックが熱を持って温度が高くなったり、冷やされて温度が低くなったりしたときに、バッテリの保護機能が働いて充電を停止していることを表しています。しばらくして内蔵バッテリパックの温度が平常に戻ると、点灯になり充電を再開します。

■ バッテリの異常表示(バッテリ残量ランプ)

バッテリ残量ランプが、早い間隔で赤色点滅する場合は、バッテリが正しく充電できないことを示します。

POINT
  • バッテリ残量ランプが早い間隔で赤色点滅している場合は、パソコン本体の電源を切ってからバッテリを取り外し、もう一度取り付けてください。それでも赤色点滅している場合はバッテリが異常です。新しいバッテリと交換してください。
    内蔵バッテリの交換については、「内蔵バッテリパックを交換する」をご覧ください。

■ LOWバッテリ状態

バッテリがLOWバッテリ状態になると、状態表示LEDのバッテリ残量ランプが赤色点灯/点滅します。すみやかにACアダプタを接続して、バッテリを充電してください。

POINT
  • Windows XPの場合、省電力機能で警告音が鳴るように設定することができます。詳しくは、「省電力の設定(Windows XPの場合)」をご覧ください。
    ただし、スピーカーをOFFにしていると、警告音が聞こえません。【Fn】+【F3】キーを押して、スピーカーのON/OFFを切り替えてください。
  • Windowsの起動前(BIOSセットアップなど)では、警告音の設定はできません。
  • LOWバッテリ状態のまま使用し続けると、作成中または保存中のデータが失われることがあります。すみやかにACアダプタを接続してください。また、ACアダプタがない場合は、作成中のデータを保存し、動作中のソフトウェアを終了後、本パソコンの電源を切ってください。
  • ハードディスクへの読み書きは大量の電力を使います。LOWバッテリ状態で、ハードディスクへデータを保存する場合は、ACアダプタを接続してください。
  • Windows Vistaの場合、バッテリ残量が約10%になったら、自動的に休止状態になるように設定されています(バッテリ消耗状態の測定時には、本設定は動作しません)。
  • Windows XPの場合、バッテリ残量が約3%になったら、自動的にスタンバイするように設定されています(バッテリ消耗状態の測定時には、本設定は動作しません)。設定を変更する場合は、次の項目のチェックを外してください。
    • 「電源オプションのプロパティ」ウィンドウの「アラーム」タブの「バッテリ切れアラーム」の「電源レベルが次に達したらバッテリ切れアラームで知らせる」
      ただし、この設定を変更すると、バッテリが切れた時点で電源が切断されます。そのため、保存中や作成中のデータが失われたり、パソコン本体の動作が不安定になったりすることがあります。