表示装置の切り替え

本パソコンに接続した外部ディスプレイに画面を表示する方法と、2つのディスプレイに同時に表示する方法を説明します。なお、外部ディスプレイをあらかじめ取り付けてから切り替えてください。

POINT
  • 外部ディスプレイコネクタに接続した場合、「Fujitsu Display Manager」を起動して、表示するディスプレイを切り替えることもできます。使用方法については、「Fujitsu Display Manager」のヘルプをご覧ください。「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「Fujitsu Display Manager」→「ヘルプ」の順にクリックして表示します。

■ ディスプレイの表示

表示可能なディスプレイの組み合わせは次のようになります。

□ 1台のディスプレイで表示する場合

  • 液晶ディスプレイ
  • アナログディスプレイ
  • デジタルディスプレイ

□ 2台のディスプレイで表示する場合

  • 液晶ディスプレイ+アナログディスプレイ
  • 液晶ディスプレイ+デジタルディスプレイ
  • アナログディスプレイ+デジタルディスプレイ

■ 外部ディスプレイを接続する

ここでは、デジタルディスプレイ、またはアナログディスプレイを接続する場合について説明します。

警告
PLラベル
・ 外部ディスプレイの接続/取り外しを行う場合は、必ずパソコン本体の電源を切り、ACアダプタを取り外してください。また、外部ディスプレイの電源も切り、電源ケーブルを取り外してください。
感電の原因となります。
注意
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・ ケーブルは、このマニュアルをよく読み、正しく接続してください。
誤った接続状態でお使いになると、感電・火災の原因となります。また、パソコン本体および外部ディスプレイが故障する原因となります。

□ アナログディスプレイを接続する場合

  1. パソコン本体の電源を切り、ACアダプタを取り外します(→『取扱説明書』)。
  2. パソコン本体左側面の外部ディスプレイコネクタに、ディスプレイケーブルを接続します。
    コネクタは正面から見ると台形になっています。
    コネクタの形を互いに合わせてしっかり差し込み(1)、ディスプレイケーブルの左右のネジで固定します(2)。
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POINT
  • アナログディスプレイは、ポートリプリケータの外部ディスプレイコネクタに接続することもできます。
  • ポートリプリケータ接続時には、必ずパソコン本体の外部ディスプレイコネクタからディスプレイケーブルを取り外してください。破損の原因となります。
  1. アナログディスプレイにディスプレイケーブルを接続します。
    接続方法は、アナログディスプレイのマニュアルをご覧ください。
  2. アナログディスプレイの電源ケーブルを接続して、ディスプレイの電源を入れます。
  3. パソコン本体にACアダプタを取り付け、パソコン本体の電源を入れます。
POINT
  • アナログディスプレイを接続後パソコン本体の電源を入れると、次のようになることがあります。
    • パソコン本体の液晶ディスプレイとアナログディスプレイで同時に表示される。
    • 「新しいハードウェアの追加ウィザード」ウィンドウが表示される。
      この場合は、画面の指示に従ってアナログディスプレイのドライバをインストールしてください。
  • アナログディスプレイなど磁界を発生する機器とFDDユニットは離して使用してください。

□ デジタルディスプレイを接続する場合

  1. パソコン本体に、ポートリプリケータを取り付けます。
    ポートリプリケータを取り付ける手順については、「周辺機器の設置/設定/増設」−「ポートリプリケータを取り付ける」をご覧ください。
  2. ポートリプリケータ背面の外部ディスプレイコネクタ(デジタル)に、ディスプレイケーブルを接続します。
    コネクタの形を互いに合わせてしっかり差し込み(1)、ディスプレイケーブルの左右のネジで固定します(2)。
画像
  1. デジタルディスプレイにディスプレイケーブルを接続します。
    接続方法は、デジタルディスプレイのマニュアルをご覧ください。
  2. デジタルディスプレイの電源ケーブルを接続して、ディスプレイの電源を入れます。
  3. ポートリプリケータにACアダプタを取り付け、パソコン本体の電源を入れます。
POINT
  • 外部ディスプレイコネクタ(デジタル)に外部ディスプレイを接続し、著作権保護された映像を再生する場合は、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)に対応したディスプレイをお使いください。
    また、DVDの再生にはHDCPに対応した「WinDVD」をお使いください。なお、スーパーマルチドライブを選択した場合、または別売のDVD-ROM&CD-R/RWドライブユニット、スーパーマルチドライブユニットに添付の「WinDVD」はHDCPに対応しています。
  • デジタルディスプレイを接続後、パソコン本体の電源を入れると、次のようになることがあります。
    • パソコン本体の液晶ディスプレイとデジタルディスプレイで同時に表示される。
    • 「新しいハードウェアの追加ウィザード」ウィンドウが表示される。
      この場合は、画面の指示に従ってデジタルディスプレイのドライバをインストールしてください。
  • デジタルディスプレイなど磁界を発生する機器とFDDユニットは離して使用してください。

■ 表示できる解像度と発色数

□ 外部ディスプレイ

解像度(ピクセル)注1 発色数 Windows Vista Windows XP
800×600
中(16ビット)
最高(32ビット)
1024×768
中(16ビット)
最高(32ビット)
1280×768
中(16ビット)
最高(32ビット)
1280×1024
中(16ビット)
最高(32ビット)
1400×1050注2
中(16ビット)
最高(32ビット)
1600×1200
中(16ビット)
最高(32ビット)
注1 :
各解像度は、お使いの外部モニターがサポートしている場合にお使いになれます。モニターがサポートしていない解像度は使用することができません。
注2 :
デジタルディスプレイでは表示できません。

□ 液晶ディスプレイと外部ディスプレイの同時表示

解像度(ピクセル)注1 発色数 Windows Vista Windows XP
800×600
中(16ビット)
最高(32ビット)注3
1024×768
中(16ビット)
最高(32ビット)注3
1280×768
中(16ビット)
最高(32ビット)注3
1280×1024
中(16ビット)
最高(32ビット)注3
1400×1050注2
中(16ビット)
最高(32ビット)注3
1600×1200
中(16ビット)
最高(32ビット)注3
注1 :
外部ディスプレイの各解像度は、お使いの外部モニターがサポートしている場合にお使いになれます。モニターがサポートしていない解像度は使用することができません。
注2 :
デジタルディスプレイでは表示できません。
注3 :
液晶ディスプレイは、擬似的に色を表示するディザリング機能を利用しています。
注4 :
液晶ディスプレイは、仮想デスクトップになります。
仮想デスクトップでは、液晶ディスプレイサイズの範囲のみが表示され、他の領域はマウスポインタを動かすことによって表示できます。
この解像度が表示されない場合は、「画面のプロパティ」ウィンドウの「設定」タブで「詳細設定」をクリックし、表示されたウィンドウの「モニタ」タブで「このモニタでは表示できないモードを隠す」のチェックを外してください。

■ 注意事項

  • 表示装置の切り替えの設定は次のようになります。
    • Windowsが起動するまでの間は、BIOSセットアップの設定が有効です。
    • Windows起動中は「画面の設定」ウィンドウまたは「画面のプロパティ」ウィンドウの設定が有効(Windowsを再起動後も有効)です。
    • Windowsが起動すると、表示されるディスプレイは、前回Windowsで使用していた状態に戻ります。ただし、外部ディスプレイが接続されていない場合は、液晶ディスプレイに表示されます。
    • 外部ディスプレイを接続して、初めて電源を入れたときは、同時表示の状態に切り替わる場合があります。
  • 解像度の切り替え時などに、一時的に表示画面が乱れることがありますが、故障ではありません。
  • 外部ディスプレイまたは液晶プロジェクタによっては、液晶ディスプレイ+外部ディスプレイの同時表示時に、画面が正しく表示されないことがあります。
  • 外部ディスプレイで液晶ディスプレイ以上の高解像度を利用するには、それらの解像度を表示可能な外部ディスプレイが必要です。
  • 液晶プロジェクタを本パソコンの液晶ディスプレイと同時表示で使用する場合、VESAで標準化されたDDCの規格を満たしていて、かつ本パソコンの液晶ディスプレイと同じ解像度を表示可能な液晶プロジェクタが必要です。本規格を正しく満たしているかどうかに関しては、それぞれの液晶プロジェクタのメーカーにご確認ください。これはプラグアンドプレイを実現するために外部ディスプレイの情報をパソコン本体に伝送できるようにするための規格であり、これを満たしていない液晶プロジェクタには表示することはできません。
  • BIOSセットアップの画面は、液晶ディスプレイのみに表示されることがあります。外部ディスプレイにもBIOSセットアップの画面を表示させる場合には、BIOSセットアップの「詳細」−「ディスプレイ設定」を「外部アナログ」、または「外部デジタル」に設定してください。詳しくは、「BIOS」−「メニュー詳細」をご覧ください。
  • 液晶ディスプレイ+外部ディスプレイの同時表示を選択した場合、外部ディスプレイ画面は液晶ディスプレイ画面と同一の解像度になります。
  • ビデオCDやDVD-Videoなどの動画再生中に、表示するディスプレイを切り替えないでください。いったん動画を再生しているソフトウェアを終了してから、表示するディスプレイを切り替えてください。
  • 外部ディスプレイとしてCRTディスプレイを接続した場合は、「画面の設定」ウィンドウまたは「画面のプロパティ」ウィンドウでリフレッシュレートを85Hz以上に設定できるように見えますが、実際のCRTディスプレイの走査周波数は各機種の「外部ディスプレイの走査周波数」の表以外の周波数を使用することはできません。
  • 画面の解像度や発色数、リフレッシュレートを変更する場合は、起動中のソフトウェアや常駐しているプログラムを終了させてから設定してください。また、変更後は必ず本パソコンを再起動してください。
POINT
  • Windows XPの場合は、外部ディスプレイを接続した状態で、コマンドプロンプトをウィンドウ表示から全画面表示に切り替えると、ディスプレイが切り替わることがあります。また、コマンドプロンプトを終了したときやウィンドウ表示に切り替えたときに、ディスプレイが切り替わることがあります。この現象はドライバおよびWindowsでの制限(仕様)です。あらかじめご了承ください。

■ Windowsの操作で切り替える

  1. 次の操作を行います。
    ● Windows Vistaの場合
    1. デスクトップで右クリックし、「個人設定」をクリックします。
      「個人設定」ウィンドウが表示されます。
    2. 「画面の設定」をクリックし、「詳細設定」をクリックします。
    ● Windows XPの場合
    1. デスクトップで右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
      「画面のプロパティ」ウィンドウが表示されます。
    2. 「設定」タブをクリックし、「詳細設定」をクリックします。
  2. 「Intel(R) Graphics Media Accelerator Driver for Mobile」タブをクリックし、「グラフィックプロパティ」をクリックします。
    「Intel® Graphics Media Accelerator Driver for mobile」が表示されます。
  3. 左の一覧から「ディスプレイデバイス」をクリックします。
  4. 次の操作を行います。
    ● 1台のディスプレイに表示する場合
    「シングルディスプレイ」の一覧から、表示するディスプレイをクリックして、チェックを付けます。
    ● 同時表示の場合
    「マルチディスプレイ」の「Intel(R)デュアル・ディスプレイ・クローン」をクリックして、チェックを付けます。
POINT
  • 同時表示の場合、プライマリとセカンダリの設定は次のようにしてください。
    • プライマリ:ノートブック
    • セカンダリ:PCモニタ
  • 「プライマリデバイス」、「セカンダリデバイス」の解像度やリフレッシュレートなどの詳細な設定は、左の一覧の「ディスプレイ設定」をクリックして表示される設定項目から変更することができます。
  1. 「適用」をクリックします。
POINT
  • 「デスクトップの変更を確認」ウィンドウが表示された場合は、15秒以内に「OK」をクリックしてください。
  1. 「OK」をクリックし、すべてのウィンドウを閉じます。
POINT
  • 外部ディスプレイによって対応している解像度や走査周波数が異なるため、外部ディスプレイ表示に切り替えたときに何も表示されない、または正常に表示されないことがあります。その場合は次の操作を行うようにしてください。
    • 何も表示されない場合
      何も操作しないでお待ちください。15秒ぐらい待つと、表示先が液晶ディスプレイに戻ります。表示先が液晶ディスプレイに戻らないときは、【Fn】キーを押しながら【F10】キーを押して、表示先を切り替えてください。
    • 正常に表示されない場合
      外部ディスプレイのマニュアルで外部ディスプレイが対応しているリフレッシュレートを確認し、次の方法で設定を変更してください。
    1. 次の操作を行います。
      - Windows Vistaの場合
      1. デスクトップの何もないところを右クリックし、表示されるメニューから、「個人設定」をクリックします。
        「個人設定」ウィンドウが表示されます。
      2. 「画面の設定」をクリックし、「詳細設定」をクリックします。
      - Windows XPの場合
      1. デスクトップで右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
        「画面のプロパティ」ウィンドウが表示されます。
      2. 「設定」タブをクリックし、「詳細設定」をクリックします。
    2. 「モニタ」タブをクリックします。
    3. 「モニタの設定」のリフレッシュレートを外部ディスプレイでサポートする走査周波数に設定します。
    4. 「OK」をクリックします。
  • 別の外部ディスプレイに変更する場合は、変更前と変更後の両方の外部ディスプレイがサポートする解像度、リフレッシュレートにあらかじめ変更し、パソコンの電源を切った後、別の外部ディスプレイを接続してください。外部ディスプレイのサポートする解像度、リフレッシュレートが異なる場合は、外部ディスプレイを変更したときに、画面が表示できなくなる場合があります。

■ キーボードで切り替える場合

表示するディスプレイを切り替えるには、【Fn】+【F10】キーを押します。ディスプレイは次の順に切り替わります。このとき【F10】キーを、間隔を空けて押してください。

  • 外部ディスプレイを1台接続した場合
    液晶ディスプレイ→外部ディスプレイ→液晶ディスプレイ+外部ディスプレイ(同時表示)→液晶ディスプレイ…
  • 外部ディスプレイ(アナログ)と外部ディスプレイ(デジタル)を接続した場合
    液晶ディスプレイ→外部(アナログ)→液晶ディスプレイ+外部(アナログ)→外部(デジタル)→液晶ディスプレイ+外部(デジタル)→液晶ディスプレイ…
POINT
  • キーを押してもディスプレイが切り替わらない場合は、「画面の設定」ウィンドウまたは「画面のプロパティ」ウィンドウで切り替えてください。
  • Windows XPで、コマンドプロンプトを全画面表示にしている場合は、【Fn】+【F10】キーを使用してディスプレイを切り換えることができません。一度、ウィンドウ表示に切り換えてからディスプレイを切り替えてください。

■ ワンタッチ「プレゼン」ボタンで切り替える場合

ワンタッチ「プレゼン」ボタンを押すと、外部ディスプレイとの同時表示(解像度は1024×768固定)に切り替わります。もう一度押すと、液晶ディスプレイのみの表示に戻ります。
切り替えのパターンは、「Fujitsu Display Manager」で設定できます。詳しくは、「Fujitsu Display Manager」のヘルプをご覧ください。「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「Fujitsu Display Manager」→「ヘルプ」の順にクリックして表示します。