マルチモニタ機能

本パソコンには、2台のディスプレイで1つのデスクトップを表示できる「マルチモニタ機能」があります。パソコン本体の液晶ディスプレイと外部ディスプレイで、1つのデスクトップを表示できます。ここではプライマリアダプタ(メイン画面)として液晶ディスプレイを、セカンダリアダプタ(サブ画面)として外部ディスプレイを使用する場合の手順を説明します。

重要
  • マルチモニタ機能をお使いになる前に、必ず外部ディスプレイを接続してください。
  • マルチモニタ機能をお使いになる前に、使用中のソフトウェアを終了してください。
  • マルチモニタ機能をお使いになるときは液晶ディスプレイを「プライマリ」、外部ディスプレイを「セカンダリ」に設定してください。また、アナログディスプレイとデジタルディスプレイの2台でマルチモニタ機能をお使いになる場合は、アナログディスプレイをプライマリアダプタ、デジタルディスプレイをセカンダリアダプタに設定してください。ただし、デジタルディスプレイは、ポートリプリケータの外部ディスプレイコネクタ(デジタル)にデジタルディスプレイを接続した場合に、お使いになれます。
  • マルチモニタ機能の注意
    • 2台のディスプレイにまたがるウィンドウがある場合は、プライマリアダプタとセカンダリアダプタの設定を変更しないでください。
    • セカンダリアダプタのみに表示されているソフトウェアを起動中に、セカンダリアダプタの使用を終了しないでください。ソフトウェアおよびWindowsの動作が不安定になり、データが保存されないことがあります。
    • 次の事項はプライマリアダプタのみで表示されます。
      • 液晶ディスプレイの全画面表示
      • コマンドプロンプトの全画面表示(Windows XPの場合)
      • 一部のスクリーンセーバー
      • 動画再生画面の全画面表示
      • アクセラレータ機能を使用しての動画再生画面
  • 発色数についての注意
    • プライマリアダプタとセカンダリアダプタで、別々の発色数を設定しないでください。
    • 「中」または「最高」に設定してください。
POINT
  • マルチモニタ使用時は、キーボードによるディスプレイの切り替えは無効となります。

■ 外部ディスプレイを接続する

ここでは、デジタルディスプレイ、またはアナログディスプレイを接続する場合について説明します。

警告
PLラベル
・ 外部ディスプレイの接続/取り外しを行う場合は、必ずパソコン本体の電源を切り、ACアダプタを取り外してください。また、外部ディスプレイの電源も切り、電源ケーブルを取り外してください。
感電の原因となります。
注意
PLラベル
・ ケーブルは、このマニュアルをよく読み、正しく接続してください。
誤った接続状態でお使いになると、感電・火災の原因となります。また、パソコン本体および外部ディスプレイが故障する原因となります。

□ アナログディスプレイを接続する場合

  1. パソコン本体の電源を切り、ACアダプタを取り外します(→『取扱説明書』)。
  2. パソコン本体左側面の外部ディスプレイコネクタに、ディスプレイケーブルを接続します。
    コネクタは正面から見ると台形になっています。
    コネクタの形を互いに合わせてしっかり差し込み(1)、ディスプレイケーブルの左右のネジで固定します(2)。
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POINT
  • アナログディスプレイは、ポートリプリケータの外部ディスプレイコネクタに接続することもできます。
  • ポートリプリケータ接続時には、必ずパソコン本体の外部ディスプレイコネクタからディスプレイケーブルを取り外してください。破損の原因となります。
  1. アナログディスプレイにディスプレイケーブルを接続します。
    接続方法は、アナログディスプレイのマニュアルをご覧ください。
  2. アナログディスプレイの電源ケーブルを接続して、ディスプレイの電源を入れます。
  3. パソコン本体にACアダプタを取り付け、パソコン本体の電源を入れます。
POINT
  • アナログディスプレイを接続後パソコン本体の電源を入れると、次のようになることがあります。
    • パソコン本体の液晶ディスプレイとアナログディスプレイで同時に表示される。
    • 「新しいハードウェアの追加ウィザード」ウィンドウが表示される。
      この場合は、画面の指示に従ってアナログディスプレイのドライバをインストールしてください。
  • アナログディスプレイなど磁界を発生する機器とFDDユニットは離して使用してください。

□ デジタルディスプレイを接続する場合

  1. パソコン本体に、ポートリプリケータを取り付けます。
    ポートリプリケータを取り付ける手順については、「周辺機器の設置/設定/増設」−「ポートリプリケータを取り付ける」をご覧ください。
  2. ポートリプリケータ背面の外部ディスプレイコネクタ(デジタル)に、ディスプレイケーブルを接続します。
    コネクタの形を互いに合わせてしっかり差し込み(1)、ディスプレイケーブルの左右のネジで固定します(2)。
画像
  1. デジタルディスプレイにディスプレイケーブルを接続します。
    接続方法は、デジタルディスプレイのマニュアルをご覧ください。
  2. デジタルディスプレイの電源ケーブルを接続して、ディスプレイの電源を入れます。
  3. ポートリプリケータにACアダプタを取り付け、パソコン本体の電源を入れます。
POINT
  • 外部ディスプレイコネクタ(デジタル)に外部ディスプレイを接続し、著作権保護された映像を再生する場合は、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)に対応したディスプレイをお使いください。
    また、DVDの再生にはHDCPに対応した「WinDVD」をお使いください。なお、スーパーマルチドライブを選択した場合、または別売のDVD-ROM&CD-R/RWドライブユニット、スーパーマルチドライブユニットに添付の「WinDVD」はHDCPに対応しています。
  • デジタルディスプレイを接続後、パソコン本体の電源を入れると、次のようになることがあります。
    • パソコン本体の液晶ディスプレイとデジタルディスプレイで同時に表示される。
    • 「新しいハードウェアの追加ウィザード」ウィンドウが表示される。
      この場合は、画面の指示に従ってデジタルディスプレイのドライバをインストールしてください。
  • デジタルディスプレイなど磁界を発生する機器とFDDユニットは離して使用してください。

■ 表示できる解像度と発色数

次の表の解像度以外を選択した場合、画面が正しく表示されないことがあります。

□ Windows Vistaの場合

発色数 プライマリ
の解像度
セカンダリの解像度注1
800×600 1024×768 1280×768 1280×1024 1400×1050注2 1600×1200
中(16ビット)
最高(32ビット)注3
800×600
1024×768
1280×768
1280×800
注1 :
各解像度は、お使いの外部モニターがサポートしている場合にお使いになれます。モニターがサポートしていない解像度は使用することができません。
注2 :
デジタルディスプレイでは表示できません。
注3 :
液晶ディスプレイは、擬似的に色を表示するディザリング機能を利用しています。

□ Windows XPの場合

発色数 プライマリ
の解像度
セカンダリの解像度注1
800×600 1024×768 1280×768 1280×1024 1400×1050注2 1600×1200
中(16ビット)
最高(32ビット)注3
800×600
1024×768
1280×768
1280×800
1280×1024注4
1400×1050注4
1600×1200注4
注1 :
各解像度は、お使いの外部モニターがサポートしている場合にお使いになれます。モニターがサポートしていない解像度は使用することができません。
注2 :
デジタルディスプレイでは表示できません。
注3 :
液晶ディスプレイは、擬似的に色を表示するディザリング機能を利用しています。
注4 :
液晶ディスプレイは仮想デスクトップになります。液晶ディスプレイにはディスプレイサイズの範囲のみが表示され、他の領域はマウスポインタを動かすことによって表示できます。
この解像度が表示されない場合は、「画面のプロパティ」ウィンドウの「設定」タブで「詳細設定」をクリックし、表示されたウィンドウの「モニタ」タブで「このモニタでは表示できないモードを隠す」のチェックを外してください。

■ 注意事項

□ 共通の注意事項

  • マルチモニタ機能使用時には、DVD-Videoを再生しないでください。
  • マルチモニタ機能使用時に本パソコンを再起動した場合、使用している外部ディスプレイによっては、画面が正常に表示されないことがあります。このような場合には、リフレッシュレートを85Hz以下に設定してください。
  • マルチモニタ機能使用時には、【Fn】+【F10】キーを使用して、ディスプレイを切り替えることはできません。

■ マルチモニタの設定

  1. 次の操作を行います。
    ● Windows Vistaの場合
    1. デスクトップで右クリックし、「個人設定」をクリックします。
      「個人設定」ウィンドウが表示されます。
    2. 「画面の設定」をクリックし、「詳細設定」をクリックします。
    ● Windows XPの場合
    1. デスクトップで右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
      「画面のプロパティ」ウィンドウが表示されます。
    2. 「設定」タブをクリックし、「詳細設定」をクリックします。
  2. 「Intel(R) Graphics Media Accelerator Driver for Mobile」タブをクリックし、「グラフィックプロパティ」をクリックします。
    「Intel® Graphics Media Accelerator Driver for mobile」が表示されます。
  3. 左の一覧から「ディスプレイデバイス」をクリックします。
  4. 「マルチディスプレイ」の「拡張デスクトップ」をクリックして、チェックを付けます。
POINT
  • マルチモニタ表示の場合、プライマリとセカンダリの設定は次のようにしてください。
    • プライマリ:ノートブック
    • セカンダリ:PCモニタ
  • 「プライマリデバイス」、「セカンダリデバイス」の解像度やリフレッシュレートなどの詳細な設定は、左の一覧の「ディスプレイ設定」をクリックして表示される設定項目から変更することができます。
  1. 「適用」をクリックします。
POINT
  • 「デスクトップの変更を確認」ウィンドウが表示された場合は、15秒以内に「OK」をクリックしてください。
  1. 「OK」をクリックし、すべてのウィンドウを閉じます。

■ アダプタの表示位置を変更する

ここでは使用する2つのアダプタの表示位置を変更する場合の手順について説明します。

  1. 次の操作を行います。
    ● Windows Vistaの場合
    1. デスクトップで右クリックし、「個人設定」をクリックします。
      「個人設定」ウィンドウが表示されます。
    2. 「画面の設定」をクリックします。
    ● Windows XPの場合
    1. デスクトップで右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
      「画面のプロパティ」ウィンドウが表示されます。
    2. 「設定」タブをクリックします。
  2. モニタアイコンを、表示する位置にドラッグします。
  3. 「OK」をクリックします。