1 BIOSセットアップとは

BIOSセットアップとは、本パソコンの環境を設定するためのプログラムです。本パソコンのご購入時は、すでに最適なハードウェア環境に設定されています。通常の使用状態では、BIOSセットアップで環境を設定(変更)する必要はありません。

BIOSセットアップの設定は、次の場合などに行います。

  • 特定の人だけが本パソコンを使用できるように、パスワード(暗証番号)を設定するとき
  • 起動時の自己診断(POST)でBIOSセットアップに関するエラーメッセージが表示されたとき
重要
  • BIOSセットアップの設定項目の詳細については、BIOSセットアップ画面(→ 関連項目へ)の「項目ヘルプ」をご覧ください。
POINT
  • BIOSセットアップで設定した内容は、パソコン本体内部のCMOS RAMと呼ばれるメモリに記憶されます。このCMOS RAMは、バックアップ用バッテリによって記憶した内容を保存しています。BIOSセットアップを正しく設定しても、パソコン本体の起動時に「システムCMOSのチェックサムが正しくありません。標準設定値が設定されました。」というメッセージが表示される場合は、バックアップ用バッテリが消耗して、CMOS RAMに設定内容が保存されていないことが考えられますので、「富士通ハードウェア修理相談センター」にご連絡ください。
  • 起動時の自己診断中に、不用意に電源を切らないでください。
    本パソコンは、自己診断中の異常終了の回数を数えており、3回続いた場合は4回目の起動時に「前回の起動が正常に完了しませんでした。」というメッセージが表示されます。
  • 起動時の自己診断(POST)
    本パソコンの電源を入れたときや再起動したときに、ハードウェアの動作に異常がないかどうか、どのような周辺機器が接続されているかなどを自動的に調べます。これを「起動時の自己診断」(POST: Power On Self Test)といいます。