1 概要

POINT
  • 本モデムは、パソコン本体にインストールされているOSおよびサポートしているOS以外での動作はサポートしていません。
  • V.92およびV.90での接続においては、接続先のプロバイダなどが同規格に対応していることが必要です。
  • 56000bpsはV.92およびV.90の理論上の最高速度であり、実際の通信速度は回線状況により変化します。V.92およびV.90による33600bpsを超える通信速度は受信時のみで、送信時は33600bpsが最高速度になります。
  • 日本国内の一般公衆回線、あるいは構内交換機経由での通信においてはV.92/V.90での通信が行えない場合があります。
  • V.34規格によるDATA通信において、回線の状態や構内交換機経由での接続などによっては、最高速度で接続できないことがあります。

■ システム構成

本モデムは、NCU(網制御装置)を内蔵した2線式全二重通信方式のモデム機能と、T.30(G3)FAX機能を合わせ持っており、各種データ通信を行うことができます。

画像

NCU

電話回線への接続を行う部分です。

モデム/FAX

パソコン本体とのデータを変調、復調する部分です。

INF

パソコン本体と本モデムを接続するインタフェースで、電話回線への情報や本モデムを操作するコマンド情報を電送します。

制御部

NCU、本モデムの機能の制御を行う部分です。
POINT
  • 本モデムと電話機などを一緒にご使用になりたい場合は、市販のT分岐アダプタを使用して、電話回線の元を2つに分けてください。2つのモジュラージャックに電話回線あるいは電話機の接続区別はありませんので、どちらに接続してもかまいません(一方に電話回線を接続したら、もう一方は電話機を接続します)。ただし、パソコン通信中は受話器をはずさないようにしてください(パソコン通信中に電話機の受話器がはずれると受話器からの音声が回線に入り込み、通信の妨害となることがあり、データが正しく伝送されなくなります)。
    また、本モデムと電話機との同時使用はできません。