1 用語集
Hayes互換仕様のモデムで、コマンドの最初に付けるATまたはatの記号をいう。
回線接続を開始してから、通信の相手先の応答を待つときのタイマで、この時間を経過しても接続できない場合、モデムはオンフックする。
着信モード。
全二重モードでは、双方向の信号を混信しないよう周波数を変えて伝送する(キャリア周波数分割)。着信側モデムは高い方の周波数で送信する。
機器間の回路を信号の送受のため結ぶ相互接続回路およびその接続条件。
エラー訂正機能などにより、データの伝送誤りを修正する通信システムをいう。
回線に接続するときの、受話器を持ち上げる操作。またはこれに相当するモデムのモデムポートの動作。
発信モード。全二重モードでは、双方向の信号を混信しないよう周波数を変えて伝送する(キャリア周波数分割)。発信側モデムは低い方の周波数で送信する。
回線を切断するときの、受話器を掛ける操作。またはこれに相当するモデムのモデムポートの動作。
搬送波。データ信号によって変化する回線側のアナログのデータ伝送信号。
一般に、モデムの受信回路側のアナログのデータ伝送信号の検出をいう。
端末装置側から入力されたコマンドの文字を、確認のために端末装置側に返すこと。
モデムのパソコン本体側の接続回路で、デジタル信号が送受される。
非同期(調歩同期)データ信号の頭に付加される同期用ビット(0)。
非同期(調歩同期)データ信号の終りに付加される同期用ビット(1)。
多数の端末が接続され、ネットワーク動作の中心機能となるコンピュータ。
受話器を上げダイヤルする前、交換機と接続されていることを示す応答音。
データ通信せず、ダイヤルや通話をしているときの回線接続状態。
1と0の二値で構成される信号。RS-232Cインターフェースは、デジタル信号を使用する。
1秒間に伝送されるデータ信号のビット数。単位はbps(bit per second)。
通信方式の調整と、同期をとるために送出される一連の信号パターン。
信号を変換したりデータなどを一時的に溜め込むなどの、データ転送動作の緩衝機能。
7ビットの符号とチェックビットの合計の偶数、奇数をチェックする誤り検出方式。
モデムのオフフックから、回線接続、データリンク確立までの一連の動作。
回線側の状態をみて通信が不都合な場合、通信速度を下げて通信すること。
回線側の状態をみて通信が良好な場合、通信速度を上げて通信すること。
データの伝送ブロック(パケット)単位を構成するデータのバイト数。
データ通信方式と回線接続、切断およびデータリンクの確立の手順の規約。
データ信号により1秒間に変調される回数。単位はボー(Baud)。
注)Baud≦bps
デジタルのデータ信号を変調し、アナログ信号として遠方に伝送する装置。
モデムの電話回線側の接続回路で、データがアナログの信号で送受される。
動作状態をスピーカーの音声で、あるいは画面表示で確認すること。
即時動作。一般に、動作に支障となる時間遅れがないサービス状態をいう。
動作確認のため、回線を通して発信側に返される、相手先の呼び出し音。
スペース信号の連続をいう。ブレーク信号と同じ。この信号検出で、回線を切断する設定がある。
モデムがインターネット・サービス・プロバイダとハンドシェイクするための所要時間を短縮する。
国際電信電話諮問委員会で勧告の形式でまとめられた、国際的な通信規格。
Microcom Networking Protocol の略で、米国のモデムメーカMicrocom 社が開発した通信規約。モデム自体で伝送誤りを自動的に検出し、エラー訂正する機能をもっている。この通信規約に基づいたモデムをMNP モデムという。
パソコン本体とモデム間の代表的な相互接続回路(インターフェース)。
ITU-T(CCITT)勧告の中で分類された、モデムなどのデータ通信の規格に関する勧告。
ITU-T(CCITT)が定めたエラー訂正方式。LAPM(Link Access Procedure for Modems)とMNP class4 の2 種類のプロトコルをサポートする。
ITU-T(CCITT)が定めたデータ圧縮方式の一つ。この方式はLAPM と併用することにより最大300 %程度の圧縮を行う。
ITU-T(CCITT)が定めたデータ圧縮方式の一つ。この方式はウェブ・ブラウジングに最適化されており、V.42bis に比べ25% 以上圧縮比が向上する。