2 代表的な機能の紹介

不正使用対策

■ Windowsやソフトウェアなどへのログオン時の認証

□ 対応する認証デバイス

  • 指紋センサー
  • FeliCa対応リーダ/ライタ
  • スマートカードリーダ/ライタ、スマートカードホルダー
  • セキュリティチップ

Windowsの起動時や、ユーザー名とパスワードで運用しているWebサイトやソフトウェアにログオンするときに、セキュリティチップやカードに格納したログオン情報、または指紋を読み取ることによってログオンすることができます。
複数の異なる認証デバイスを組み合わせてお使いになることもできます。
例えば、セキュリティチップと指紋センサーを組み合わせると、セキュリティチップに格納したログオン情報のパスワード入力を指紋認証で代行することができ、パスワードを入力するだけの認証よりもさらにセキュリティが高まります。

  • Windowsログオン機能
    Windowsの起動時やコンピュータのロック解除時、休止状態からの復帰時、スクリーンセーバーからの復帰時に、認証デバイスを使ってログオンすることができます。
    設定方法などについては、「設定」をご覧ください。
  • アプリケーションログオン機能
    ユーザー名とパスワードで運用しているWebサイトやソフトウェアなどに、認証デバイスを使ってログオンすることができます。
    詳しくは、『リファレンスガイド』の「機能編」−「ログオン認証」−「アプリケーションログオン」をご覧ください。
  • シングルサインオン
    通常はWindowsやソフトウェアへのログオンごとに認証を行う必要がありますが、シングルサインオン機能をお使いになると、一度ログオン認証に成功すれば以降は同一のユーザーがコンピュータを継続して使っているものとして、ログオン認証を省略することができます。
    ただし次の場合は、再度認証の必要があります。
    • Windowsを終了した場合、またはユーザーの切り替えやログオフをしたとき
    • コンピュータがロックされたとき
    • Windowsのパスワードを変更したとき
    また、SMARTACCESSの「環境設定」や「ユーザー情報設定」の起動はシングルサインオン機能の対象外です。
    詳しくは、『リファレンスガイド』の「機能編」−「ログオン認証」−「シングルサインオン機能」をご覧ください。

■ BIOSパスワードとの連携

□ 対応する認証デバイス

  • 指紋センサー
  • スマートカードホルダー

コンピュータの不正使用を防止するためのBIOSのパスワード機能を、指紋情報やスマートカードと組み合わせて使用することができます。コンピュータの起動時やスタンバイからレジュームするときに、キーボードからBIOSパスワードを入力する代わりに、指紋の読み取りやスマートカードをセットすることで認証する機能です。
この機能は、BIOSパスワードとの連携機能に対応しているコンピュータでお使いになれます。
指紋センサーの場合、BIOSの認証をすればWindowsログオン時の認証を省略できる「シングルサインオン」機能を使うこともできます。
設定方法などについては、「設定」をご覧ください。

■ カード操作によるコンピュータのロック

□ 対応する認証デバイス

  • FeliCa対応リーダ/ライタ
  • スマートカードリーダ/ライタ、スマートカードホルダー

スマートカードやICカード(FeliCa方式)をリーダ/ライタにセットした状態から外したり、リーダ/ライタにタッチしたりすることによって、コンピュータをロックしたりシャットダウンしたりすることができます。離席時などにコンピュータの不正利用を防ぐための機能です。
設定方法などについては、「設定」をご覧ください。