BIOSパスワードと指紋認証の連携
コンピュータ(BIOS)の起動時やBIOSセットアップの起動時にパスワードを入力する代わりに、指紋認証を使うことができます。
ここでは、「Windowsログオンとのシングルサインオン」、「BIOS指紋ユーザーの新規登録」、および「BIOSパスワードの有効化」の設定について説明します。
BIOSパスワードとの連携機能は、この機能に対応しているコンピュータでのみお使いになれます。
■ BIOSシングルサインオンを有効にする
この設定をすると、コンピュータ(BIOS)の起動時に指紋認証を行えばもう一度指紋認証をしないでWindowsにログオンすることができます。
- 「環境設定」を起動します(→ 関連項目へ)。
- ご購入時の「ユーザー認証方式」は「指紋認証またはレガシーパスワード認証」となっています。
「ユーザー認証方式」が「指紋認証のみ」の場合、登録した指紋の品質が悪い場合や指にけがをしたときに、コンピュータにログオンできなくなることがありますのでご注意ください。 - 指紋で認証してBIOSセットアップを起動すると、BIOSセットアップの「管理者」ではなく「ユーザー」となります。BIOSセットアップの「管理者」として認証するためには、指紋ではなくパスワードによる認証を行う必要があります。
「ユーザー認証方式」を「指紋認証のみ」に設定している場合に、管理者としてBIOSセットアップを起動するためには、いったん「ユーザー認証方式」を「指紋認証またはレガシーパスワード認証」に変更して再起動し、BIOSセットアップでの認証はパスワードで行ってください。
■ BIOS指紋ユーザーの登録
BIOSに指紋を登録する前に、あらかじめ指紋を登録するSMARTACCESSアカウントを登録したうえで、指紋を登録しておく必要があります。指紋を登録していないSMARTACCESSアカウントをBIOSに登録することはできません。登録人数は10人までです。
- 「環境設定」を起動します(→ 関連項目へ)。
■ BIOSパスワードを設定する
コンピュータを再起動し、BIOSセットアップで「起動時のパスワード」を設定し、BIOSセットアップの起動時にパスワードの認証が必要となるようにします。
BIOSセットアップの起動と設定は、お使いのコンピュータによって異なります。詳しくは、コンピュータ本体の『製品ガイド』の「BIOS」をご覧ください。