BIOSパスワードと指紋認証の連携

コンピュータ(BIOS)の起動時やBIOSセットアップの起動時にパスワードを入力する代わりに、指紋認証を使うことができます。
ここでは、「Windowsログオンとのシングルサインオン」、「BIOS指紋ユーザーの新規登録」、および「BIOSパスワードの有効化」の設定について説明します。
BIOSパスワードとの連携機能は、この機能に対応しているコンピュータでのみお使いになれます。

  1. コンピュータを起動します。
    指紋認証画面が表示されます。
  2. 認証タイプで「指紋認証」を選択し、指紋の読み取りを行います。
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認証が行われるとコンピュータが起動します。
■ Windows Vistaをお使いの場合
しばらくするとWindowsにログオンします。
■ Windows XPをお使いの場合
「Windowsへようこそ」ウィンドウが表示されます。
    1. 【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを押します。
      Windowsにログオンします。

設定の流れは次のとおりです。

  1. BIOSシングルサインオンを有効にする(→ 関連項目へ
  2. BIOS指紋ユーザーの登録(→ 関連項目へ
  3. BIOSパスワードを有効にする(→ 関連項目へ

■ BIOSシングルサインオンを有効にする

この設定をすると、コンピュータ(BIOS)の起動時に指紋認証を行えばもう一度指紋認証をしないでWindowsにログオンすることができます。

  1. 「環境設定」を起動します(→ 関連項目へ)。
  2. 「設定項目一覧」から「ポリシー」→「BIOS」をクリックします。
    「BIOS認証」の詳細が表示されます。
  3. 「Windowsログオンとのシングルサインオン」の「する」をクリックします。
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    • ご購入時の「ユーザー認証方式」は「指紋認証またはレガシーパスワード認証」となっています。
      「ユーザー認証方式」が「指紋認証のみ」の場合、登録した指紋の品質が悪い場合や指にけがをしたときに、コンピュータにログオンできなくなることがありますのでご注意ください。
    • 指紋で認証してBIOSセットアップを起動すると、BIOSセットアップの「管理者」ではなく「ユーザー」となります。BIOSセットアップの「管理者」として認証するためには、指紋ではなくパスワードによる認証を行う必要があります。
      「ユーザー認証方式」を「指紋認証のみ」に設定している場合に、管理者としてBIOSセットアップを起動するためには、いったん「ユーザー認証方式」を「指紋認証またはレガシーパスワード認証」に変更して再起動し、BIOSセットアップでの認証はパスワードで行ってください。

詳しくは、『リファレンスガイド』の「ツール編」−「環境設定」−「ポリシー」−「BIOS」をご覧ください。

■ BIOS指紋ユーザーの登録

BIOSに指紋を登録する前に、あらかじめ指紋を登録するSMARTACCESSアカウントを登録したうえで、指紋を登録しておく必要があります。指紋を登録していないSMARTACCESSアカウントをBIOSに登録することはできません。登録人数は10人までです。

  1. 「環境設定」を起動します(→ 関連項目へ)。
  2. 「ユーザー情報管理」→「BIOS」の順にクリックします。
    指紋認証画面が表示されます。
  3. 指紋を入力して認証を行います。
    「指紋ユーザー情報」が表示されます。
  4. 「指紋ユーザー情報」の「登録」をクリックします。
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「指紋の登録」ウィンドウが表示されます。
  1. 「ユーザー名」にBIOS指紋認証を行うSMARTACCESSアカウントを入力し、「OK」をクリックします。
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ユーザー名は大文字小文字を区別します。BIOSに登録するときに入力するユーザー名は、指紋ユーザー名と一致するように入力してください。
  1. 登録の確認後、「環境設定」で「OK」をクリックします。

■ BIOSパスワードを設定する

コンピュータを再起動し、BIOSセットアップで「起動時のパスワード」を設定し、BIOSセットアップの起動時にパスワードの認証が必要となるようにします。
BIOSセットアップの起動と設定は、お使いのコンピュータによって異なります。詳しくは、コンピュータ本体の『製品ガイド』の「BIOS」をご覧ください。

■ BIOSの「指紋ユーザー情報」の削除

指紋とBIOSパスワードとの連携機能では、指紋の情報をBIOS内に格納しています。
BIOS内に格納されている指紋の情報を削除する場合は「ユーザー情報管理」→「BIOS」から、指紋ユーザー情報を削除する必要があります。
詳しくは、『リファレンスガイド』の「ツール編」−「環境設定」−「ユーザー情報管理」−「BIOS」をご覧ください。