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FMWORLD[法人]

デバイス&ソリューション導入事例

株式会社サークルKサンクス

店舗指導力強化に向けた情報活用基盤刷新プロジェクトの仕上げとして Windows 8 を採用し、Lync や SharePoint と連携させた現場のコミュニケーションと業務効率の向上を実現

株式会社サークルKサンクス

株式会社サークルKサンクスでは、2011 年から情報活用基盤の全面的刷新を開始し、マイクロソフト製品を中心としたシステム構築に取り組み、2013 年 12 月の完成を目指しています。競争の激しいコンビニエンス ストア業界において、一番の業務効率を現場に提供することを目指している同社では、店舗指導の担当者であるスーパーバイザーや営業部門に Windows 8 デバイス を提供し、Microsoft Lync Server 2013 や Microsoft SharePoint Server 2010 を活用することで、現場のコミュニケーションと業務効率の強化を実現しています。

導入メリット

  • STYLISTIC Q702/F を Windows 8 Enterprise にアップグレードすることによって、
    店舗指導を行うスーパーバイザーの機動力と外出時の業務効率を向上。
  • Lync Server を利用して現場の状況をわかりやすく本部と共有でき、
    スーパーバイザー間のコミュニケーション強化や災害時の通信手段としても活用。
  • SharePoint で店舗指導の事例などの情報をスムーズに共有でき、Windows 8 アプリと連携させることで、
    外出の多いスーパーバイザーの業務を支援。

導入の背景とねらい

情報活用基盤刷新の仕上げとしてタッチ操作に優れた Windows 8 を採用

  • 株式会社サークルKサンクス
    システムサービス本部
    本部システム開発部
    部長
    大泉 政博 氏

  • 株式会社サークルKサンクス
    システムサービス本部
    本部システム開発部
    管理システム
    統括マネージャー
    岩崎 充宏 氏

2013 年 7 月末現在、日本全国で 6,308 店舗を展開している株式会社サークルKサンクス (以下、サークルKサンクス) では、他社との差別化や競争力強化を図るため、「営業力の強化」「商品力の強化」「業務効率の向上」の 3 つのキーワードを経営方針としています。より多くの店舗を展開するだけでなく、個々のフランチャイズ店舗に対して日々変化するお客様ニーズに対応した支援をいかに効果的にしていくかが課題となっている同社では、統合データベースの迅速な整備で店舗データの分析力を大幅に強化するため、2012 月 2 月に富士通株式会社が提供する Microsoft SQL Server Fast Track Data Warehouse (FTDW) と Microsoft SQL Server 2008 R2 Enterprise Edition を導入し、情報基盤を整備してきました。

情報活用基盤の全面的な刷新について株式会社サークルKサンクス システムサービス本部 本部システム開発部 部長 大泉 政博 氏は、次のように話します。「情報活用基盤の整備は、スーパーバイザーの新しいワーク スタイルを構築していくことや、新生サークルKサンクスの創造を念頭に置いて進めています。システムサービス本部としては、3 つのキーワードの中でも「一番の業務効率を現場に提供する」ことが役割だと考えており、Windows 8、Lync Server、SharePoint Server の活用によって、さらなる業務の効率化を目指しているところです」。

これらの一連のプロジェクトではまず2012 年末に残り 2 年ほどでサポートが終了する 2,500 台の Windows XP から Windows 7 に入れ替えを行い、タブレット部とキーボード部が分離する富士通製「STYLISTIC Q702/F」を採用しました。当プロジェクトの仕上げとして、外出の多いスーパーバイザーが利用する1,800 台の PC を段階的に Windows 8 Enterprise にアップグレードする必要があったと、プロジェクトを統括する株式会社サークルKサンクス システムサービス本部 本部システム開発部 管理システム 統括マネージャー 岩崎 充宏 氏は話します。「我々の業務はスーパーバイザーが核となっており、店舗指導や改善を日々行っています。そのスーパーバイザーは、週 4 日は指導店舗を回っているため、機動力のあるデバイスが必要となります。外回りではタッチ操作のできるタブレットとして、週に一度の事務所作業ではマウスやキーボードでも使用できるPCとして利用できる、1 台 2 役のクライアントが最適でした。そして、タブレット利用時の操作性を考慮し、タッチに最適化された Windows 8 を採用しようと考えました」。

導入の経緯

最もよく使われる Microsoft Excel などの親和性を考え
Windows を中心としたマイクロソフト製品でシステムを構築

  • 株式会社サークルKサンクス
    システムサービス本部
    本部システム開発部
    管理システム
    マネージャー
    高木 将人 氏

  • 株式会社
    富士通マーケティング
    システム本部
    ICTソリューション統括部
    第二サポート部
    村上 貴彦 氏

  • 株式会社
    富士通マーケティング
    システム本部
    ICTソリューション統括部
    第一サポート部
    後藤 洋徳 氏

一連のプロジェクトでは、今回アップグレードする Windows 8 をはじめ、前述の SQL Server、Lync Server、SharePoint Server、Exchange Server のほか、Windows Server 2008、Microsoft System Center、Microsoft Office 2010 が採用されています。これらのマイクロソフト製品を情報活用基盤刷新の中心としたことについて岩崎 氏は、「アプリケーション ソフトを含め社内で最も使われているシステムを調査したところ、Excel でした。社内の EUC (End User Computing) ツールで利用する Excel や Microsoft Access との親和性を考えると、必然的に Windows を中心としたマイクロソフト製品を採用するほうがスムーズに業務効率の向上を目指せます。Excel を他のアプリケーションに切り替えることは負荷が高く、利便性を損なうと判断しました」と話します。

SharePoint Server については、従来のグループウェアのバージョンが古く、情報システムのデータベースとグループウェアのデータベース、ファイル サーバーの 3 つで情報が分断されており、これが業務効率を低下させる要因となっていました。これを解消し、情報の作成、発信、受取りをスムーズにするために 2012 年 12 月に構築されました。これらの情報を扱いやすくするために、Windows 8 へのアップグレードに合わせて、パートナーの株式会社セカンドファクトリーと共に Windows 8 アプリの開発も行ったと、株式会社サークルKサンクス システムサービス本部 本部システム開発部 管理システム マネージャー 高木 将人 氏は話します。「SharePoint Server によって、情報の共有とコミュニケーション力の強化が行われ、ディスカッション用の掲示板で素早く情報を共有することが可能となりました。これらの業務効率の向上をさらに進めるためにも、スーパーバイザーが朝一番に SharePoint の複数のサイトの中から、その日の業務に必要な情報や各ツールにすばやくアクセスできるようにアプリを開発しました」。

Windows 8 アプリの開発では、現場の担当者も打ち合わせに参加し、どのような情報が必要かなどの業務分析を行いながら構築していったと言います。「加盟店指導を行うスーパーバイザーは基本的に直行直帰であるため、朝一番にその日やるべき業務が明確にわかるようにしたいというのが、Windows 8 アプリの最初の発想でした」と話す大泉 氏は、「スーパーバイザーからは、情報だけでなく、他の業務システムもアプリから利用したいなどの要望が出てきました。これらの要望を実現するために試行錯誤しながら開発していきました」と話します。

岩崎 氏は、Lync導入の目的を「誰でも、手軽に、いつでも、どこでも、テレビ会議と音声通話ができる環境を提供し、業務効率向上と同時にスーパーバイザーの機動力を向上することを目指しました」と話します。また最新の Lync Server 2013 の構築に対し、株式会社富士通マーケティングが問題なく 2013 年 7 月末のサービス開始を行えるよう対応してくれたことを高く評価しています。「海外とのやり取りも多くなってきている中で、Skype を利用する取引先が多くなっています。Lync Server 2013 では、Skype との連携が行えるという話を聞いていたので、今後の拡張や発展を考えると、どうしても最新の Lync Server を使いたいと考えました」 (岩崎 氏)。

最新の Lync Server 2013 の構築について、株式会社富士通マーケティング システム本部 ICTソリューション統括部 第二サポート部 村上 貴彦 氏は、「非常に短期間であったため、手探りで情報を集めて構築していきました。Microsoft Office Communications Server、Lync Server 2010 の導入ノウハウを生かしつつ、Lync Server 2013 での追加機能や変更点は試行錯誤しながら進めていきました。

結果的には、クライアントのユーザー インターフェイスが Windows 8 に適したものとなっているため、2013 を選択して良かったと思っています」と振り返ります。

また、Windows 7 導入からの富士通マーケティングのサポートについてもサークルKサンクスでは高く評価しており、堀口 氏は、「タイトなスケジュールの中で、見えない部分までのサポートや、新しい技術にも対応して頂いたことに感謝しています。Windows 8 のアップグレードでも、マスターや展開ツールを作成してもらい、検証段階では問題は発生していないので、安心して任せられると考えています」と話しています。富士通マーケティング システム本部 ICTソリューション統括部 第一サポート部の後藤 洋徳 氏は、サークルKサンクスのように全国に多くの店舗や拠点を持つ企業での OS の入れ替えについて、「Windows 7 の展開のときには、マスターを作成して各拠点に展開するようにしました。このときに重要なのは、お客様と連絡体制をしっかりと共有して、エンド ユーザーの方々にきちんとお知らせしておくことです。しっかりとした事前準備を行うことによって、エンド ユーザーの方々の信頼も得られるのだと思います」と話してくれました。

  • サークルKサンクスの情報活用基盤

  • サークルKサンクスの業務システムのスタート画面

導入の効果

Windows 8、Lync、SharePoint 連携のアプリで
スーパーバイザーの業務効率向上と機動性を高める

株式会社サークルKサンクス
システムサービス本部
本部システム開発部
管理システム
マネージャー
堀口 典秀 氏

Lync の導入により、スーパーバイザーは外出先からでも会議に参加したり、店舗の情報を本部とリアルタイムに共有したりと、よりスムーズなコミュニケーションの実現が可能になります。「従来、スーパーバイザーと上席の統括マネージャーとのやり取りは携帯電話を使うことが多かったのですが、Lync を利用すればすぐに臨時の会議を開くことができ、店舗で何らかの事象が発生した場合には Windows 8 タブレットのカメラで現場を映しながら口頭やメールでは伝わりづらい状況を (ビジュアルで) わかりやすく伝えることができるようになります」と、株式会社サークルKサンクス システムサービス本部 本部システム開発部 管理システム マネージャー 堀口 典秀 氏は話します。

スーパーバイザーの機動力向上や本部との問い合わせ業務の効率化だけでなく、会議のあり方の変革にも、Lync は役立てられると、堀口 氏は説明を続けます。「従来のテレビ会議システムでは、会議ができる場所や端末が固定されるために予約が必要で、いつでも誰でも使えるというものではありませんでした。Lync を使えば、自分の席から簡単に会議を開催することができます。現在は、私達が自ら率先して Lync の会議機能を利用し、気軽にどこでもテレビ会議が行えることを啓蒙しています。プレゼンス機能で在席を確認してから連絡できるので効率的にコミュニケーションが図れますし、スーパーバイザーだけでなく他の部署でも全国とやり取りする必要があるので、活用を広げている最中です」。

さらに BCP の観点からも、緊急時の通信手段のひとつとして Lync を利用したり、取引先やグループ会社のユニー株式会社とのやり取りに Lync 会議を行なうことで出張費を削減するなど、サークルKサンクスはさらなる Lync の活用方法についても視野に入れています。

Windows 8 アプリと SharePoint の連携についても、業務効率向上とコミュニケーション力強化に大きく貢献すると、サークルKサンクスでは考えています。従来、スーパーバイザーは、携帯メールや電話、写真の転送などにより、各店舗の状況の報告や改善の事例を上司に伝えていましたが、これらを他のスーパーバイザーと共有するには時間や手間がかかっていました。「SharePoint のディスカッション掲示板なら、Windows 8 タブレットのカメラで売り場の写真を撮り、コメントを付けてアップすることで、すぐに上司や他のスーパーバイザーと情報を共有することができますし、多くの人からのコメントを得ることもできるようになります。Windows 8 と SharePoint により、店舗指導のノウハウ共有や事例共有など、必要なコミュニケーションを素早く取ることもできます」と高木 氏は話します。また、SharePoint では良い投稿に星印で評価をつけることができるので、星が多く高い評価を得た事例をピックアップして紹介したり、他のスーパーバイザーにわかりやすく広めることができることも大きなメリットとなっていると言います。

SharePoint と連携する Windows 8 アプリは、ボタンを大きくするなどの工夫が施され、使いやすく開発することができたと高木 氏は説明します。アプリでは、掲示板の新着情報や各種ツール、動画メッセージの新着情報なども見られるようにし、商品部バイヤーからの新商品説明や上司からのメッセージをわかりやすく伝えられるような仕組みとなっています。しかし、今後は、アプリを使うスーパーバイザーからの意見を取り込みながら、さらなる改善も行いたいと高木 氏は話します。「今回は開発の時間を優先したため、各ツールや情報へはリンクを貼ることで対処してきました。スーパーバイザーの業務の効率化となるアプリも含めて Windows 8 アプリとして作りこみ、操作性をさらに向上することも検討しています」。

SharePoint と連携するポータル画面

今後の展開

構築した情報活用基盤をベースにさらなる業務改革を進めていく

2011 年から開始された一連のプロジェクトを通じて、サークルKサンクスでは、スーパーバイザーの会議時間の 13% 短縮や報告書の全体量の 30% 削減などの目標を掲げています。しかし、このプロジェクトだけでシステム改革が終わるわけではありません。「基盤となるシステムの改革は 2013 年 12 月で完了しますが、今後も業務の課題に対してスパイラル アップする形で新しい業務アプリの開発や既存システムの改修を行っていかなければなりません。その間にもまた新たな技術や優れた製品も出てくるでしょう。業務改革は、今後もずっと継続していく課題だと思っています」と岩崎 氏は話します。さらに今回、マイクロソフト製品を中心にシステム改革を行ったことを次のように評価します。「今回のプロジェクトを通じて、マイクロソフト製品を改めて見直す形となりました。ユーザーの満足度、実現できた内容、改善できた内容、トータル コストを考えれば、現場で最も使われている Excel の親和性を考えて基盤をマイクロソフト製品に統一したという選択に間違いはなかったと思っています。また、他社の製品に比べて、ノウハウを持っている人が多いため、サポートが早いというのも選択して良かったと思える点です」。

「情報基盤の再構築という意味では、今回のプロジェクトでひととおり完了します。Lync などは実際に経営陣からも高い評価を受けていますが、当社の課題のひとつである “コミュニケーション力の強化” は、導入した Windows 8、Lync、SharePoint を活用することによって実現できると判断しています。今後は申請の電子化や書類の削減など、さらに業務効率向上に向けた取り組みを進めることが必要ですが、それも Windows 8 や SharePoint によって実現可能だと思っており、実現することが今後のシステムサービス本部の役割だと思っています」と話す大泉 氏。

今回のプロジェクトで構築した情報活用基盤をベースに、サークルKサンクスは、「営業力の強化」「商品力の強化」「業務効率の向上」の 3 つの目標を推し進め、お客様のニーズに応えるコンビニエンス ストアとして発展していきます。

株式会社サークルKサンクス様 概要

ユーザープロフィール 株式会社サークルKサンクスは、株式会社シーアンドエス、サークルケイ・ジャパン株式会社と株式会社サンクスアンドアソシエイツの合併会社として 2004 年発足。ユニーグループ・ホールディングスのコンビニエンス ストア事業を展開する事業会社として、「サークルK」、「サンクス」のフランチャイズ事業および店舗経営を展開。少子高齢化により人口減少・社会構造の変化が進展し、その中で多様化するお客様のニーズに応えるべく、新しいコンビニエンス ストア創りに積極的にチャレンジしています。
ホームページ 株式会社サークルKサンクス様 ホームページ

ユーザーコメント

「2011 年から始まった情報活用基盤刷新プロジェクトの最後の仕上げとして、店舗指導による外出が業務の基本であり、我々のビジネスの核となるスーパーバイザーに Windows 8 デバイスを提供することで、さらなる機動性と業務効率の向上を目指します。タブレットとしても、ノート PC としても使える STYLISTIC Q702/F で、Lync のテレビ会議や SharePoint と連携させた Windows 8 アプリを使い、現場の情報共有とコミュニケーションをスムーズにすることができました」 

株式会社サークルKサンクス
システムサービス本部 本部システム開発部 管理システム 統括マネージャー
岩崎 充宏 氏

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