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FMWORLD[法人]

育児や介護離職防止に効果あり。
~薄軽PCを「働くおかん」が使ってみて分かったモバイルワークのうれしい効果とは~

モバイルPCを使ったら、育児や介護をしながらの仕事も楽になるのか? 本稿では、実際に育児をしながら働く方に薄型で軽く、持ち運びしやすいモバイルPCを1週間試用してもらい、働き方の変化と感想を伺った。

 働き方改革では、育児や介護などを担う従業員も含めた「誰もが働きやすい、多様な働き方」に対応できる社会が理想とされる。だが、なかなかうまくいかないのが現実だ。育児や介護を理由に離職せざるを得ないケースは後を絶たない。

 こういった離職を防止するために効果的なのが、モバイルPCやクラウドサービスの活用によるテレワーク環境の整備だ。薄型で軽く、持ち運びしやすいPCと、どこでも仕事ができるクラウドサービスを組み合わせることで、従業員一人一人の事情に合った無理のない、理想のワークスタイルを実現できるのではないだろうか。

 本稿では、企業のオフィス移転をトータルにサポートするヒトカラメディアで働きながら9歳の息子を育てる杉浦 那緒子さんに、実際に富士通のモバイルPC「LIFEBOOK U938/V」(以下、U938/V)を1週間使っていただいた。働き方や時間の使い方に変化は起きただろうか。実際に使った感想を詳しく紹介しよう。

自ら「新しい働き方」を模索するチャレンジャー

 ヒトカラメディアは「オフィス移転を会社の成長の好機に変える」をコンセプトに掲げるベンチャー企業だ。オフィス選定から空間のプランニングなどオフィス移転全般をサポートし、会社や従業員にとって理想の働き方、働く場所を提供する。

 杉浦さんはオフィスプロデュースグループプランニング事業部に所属し、普段は東京本社オフィスに出勤している。年に1、2回、2~3週間ほど徳島のサテライトオフィスで働き、それに合わせて息子さんも「デュアルスクール」制度により現地の小学校に通う、ということにもチャレンジ。新しい働き方を自ら模索している方だ。

ヒトカラメディアの杉浦 那緒子さん

ヒトカラメディアの
杉浦 那緒子さん

 普段、杉浦さんがPCを使う業務としては資料作成や連絡、情報収集などがメインだという。顧客向けの提案資料から、社内のワークショップやミーティングで利用する研修資料、企業ブログへの寄稿記事執筆など幅広い業務を担当している。顧客との連絡手段は主にメールだが、社内ではチャットツール「Slack」を利用し、常にメンバーとやりとりしているそうだ。

 ヒトカラメディアのほとんどの顧客はスタートアップやベンチャー企業だ。そういった企業は一般的な電話営業や訪問営業を嫌がる傾向が強いそうだ。そのため、まず「Facebook」や「Twitter」といったSNS(ソーシャルネットワークサービス)、Webメディアなどをチェックして日頃から情報を集め、企業主催のイベントにもなるべく足を運ぶようにしていると話す。イベントに参加する際は、参加レポートを作成するために必ずPCを持参するという。「企業との接点が作れそうなイベントにはよく顔を出すようにしています」(杉浦さん)

 現在、試験導入中のフレックス制度を利用し、9時から17時までオフィスで勤務する杉浦さんだが、帰宅後でも緊急対応できるよう毎日通勤時にPCを持ち歩く生活だという。

 「会社にいる間は、人と会って話をするために時間を使いたいと思っています。黙って自分一人でできる仕事は家でも対応できるから、会社では会議やメンバーの様子を見るような仕事を優先しています」(杉浦さん)

気軽に使える「U938/V」で夜の作業時間が半減

 そんな杉浦さんは、自宅でも夜寝る前と朝出社前に、メールをチェックしたり簡単な作業をしたりすることが多いそうだ。実際に1週間、富士通のモバイルPC「LIFEBOOK U938/V」(以下、U938/V)を利用した感想はどうだったのだろうか。

 杉浦さんは「小さくて軽いところはとても魅力的です。軽すぎて片手で開けられないのが唯一のデメリットかな」と笑って話す。

 特に大きな変化が見られたのは、自宅作業の時間だ。U938/VによってPCを開く心理的なハードルが大きく下がったことが、作業時間短縮につながったようだ。杉浦さんは、Slackやメールなどのちょっとした返信であれば「わざわざPCを開くほどでもないか……」とスマートフォンで対応しがちだったそうだ。だが、ちょっとのつもりが長文になってしまったり、ファイルやURLを添付する必要が出てきたりなど、やり取りが複雑になってしまうとスマートフォンの操作だけで作業を完結させるのは難しい。

 「U938/Vはパッと持ち運んでパッと使えるのが快適で、今までは無理やりスマートフォンで済まそうとしていたこともPCで作業するようになりました。やはりPCで仕事をした方が作業は早くなりますね。作業内容は変わらなくても時間が半分になりました」(杉浦さん)

『必要なときにぱっと開けるのがいいですね』と話す杉浦さん

『必要なときにぱっと開けるのがいいですね』と話す杉浦さん

 息子さんとの関係にも変化が見られたという。スマートフォンを使って仕事をしていると「お母さんは遊んでいるんじゃないか」と誤解されることも少なくなかったが、PCで作業をするようになったら、仕事が終わった時点でパタンとノートPCを閉じるアクションが合図になって息子さんがよく話しかけてくるようになったそうだ。「仕事の終わりが分かりやすくなり、話しかけやすくなったようです」(杉浦さん)

 U938/Vの特徴である軽さもメリットだ。「これまでのノートPCだと、感覚的には1.5リットルのペットボトルくらい。寝室に気軽に持ち込むにはちょっと重くて大きいんですね。でもU938/Vは500ミリリットルより少し大きい、お徳用サイズのペットボトルくらいの感覚。寝室にも持ち込んで使っていました」(杉浦さん)

片手で持ち運べる軽さもポイント

片手で持ち運べる軽さもポイント

サイズが全体的に小さいため、トートバッグにPCを入れてさっと出掛けられるのもうれしい。「イベント参加中や、電車やバス移動中など、膝の上に置いて作業しなければならないときにも、このサイズなら無理なく使えそうだなと感じました」(杉浦さん)

思った以上に便利だったシングルサインオン

 外出先で使うとなると、気になるのはセキュリティだ。U938/Vは手のひら静脈認証機能を標準で搭載している。「例えばカフェなどで仕事をするときに、もしもパスワードを入力するのを見られてしまったら……というのは気になります。モバイルPCなら、こういった厳格な認証は必要だなと感じました」(杉浦さん)

手のひら静脈認証で『パスワードののぞき見』を無効化する

手のひら静脈認証で『パスワードののぞき見』を無効化する

 さらにシングルサインオンを利用することにより、セキュリティだけでなく利便性向上の面でも効果がある。個別のアプリケーションやツールへのログインが不要になるだけでなく、起動時に必要なツールを自動起動するよう設定できるのだ。杉浦さんはニュースサイトなどのブラウジングに加えて、社外の人との連絡にも使うFacebookと、Slackを自動起動するように設定したことで利便性の向上を実感できたという。「シングルサインオンは期待以上に便利でした。毎朝同じアプリにログインしたり起動したりする作業について、実は地味にストレスを感じていたんだな、と気付きました」(杉浦さん)

自由で柔軟な働き方と、持ち運べるPCはセット

 最後に、育児離職や介護離職を防ぐために、これから企業が目指すべき柔軟な働き方について、杉浦さんの考えを伺った。

 日本では一般的に、勤務時間(定時)を9時から17時前後の時間帯に設定している企業が少なくない。だが、この勤務時間を柔軟に調整する仕組みが会社にない場合、育児や介護のために離職を選ぶ社員が発生する可能性は避けられないだろう。杉浦さんは「仮に朝4時から7時まで働き、その後子どもが幼稚園に通っている9時から14時まで働くとしましょう。これは極端な例ですが、こうすれば育児中でも1日8時間働くことができます。ここまで柔軟な働き方を会社が許容してくれるならば、育児や介護にまつわる社会事情も大きく変わるのではないでしょうか」と語る。当然だがこの働き方だと「必ずオフィスで仕事をする」というスタイルはマッチしない。「働く時間が選べることと、PCを持ち運べることはセットになっている必要がありますよね」(杉浦さん)

「働く時間が選べる」「PCを持ち運べる」がセットになれば、このような柔軟な働き方も可能に

「働く時間が選べる」「PCを持ち運べる」がセットになれば、このような柔軟な働き方も可能に

 一方で会社(管理者)の視点に立つと、社員一人一人の事情にマッチした働き方を認める際には「どれだけ働いているか把握できないと評価のしようがない」という点を課題に感じるかもしれない。そのため、こうした柔軟な働き方を実現するにはWeb会議や各種コミュニケーションツール、社員のPC利用時間などを把握するツールなど、会社ごとの文化やスタイルに応じたツールを選ぶ必要がある。「誰がどのような働き方を選んだとしても、一定のパフォーマンスが発揮できれば一定の評価をしてもらえるのが理想ですよね。『自由な働き方をさせてもらっている』と引け目や負い目に感じて、一定以上の成果を出さなければいけないと頑張りすぎてしまうことの方が、これからの問題かもしれません」(杉浦さん)

一人一人が異なるワークスタイルで、生き生きと働くために必要なもの

 スマートフォンが普及した今、ちょっとした仕事ならばスマートフォンでさっと終わらせる、という人は少なくない。しかし「同じくらいの気軽さでPCを使えるならば、より効率的に仕事を片付けることができる」ということが今回1週間のモニターで見えてきた。

 これからの時代は、決まった時間に一律オフィスで仕事をするのではなく、空いた時間などをそれぞれの都合にあわせて仕事を進めるような自由な働き方が求められるようになるのかもしれない。そういった働き方が選べるようになれば、育児や介護と仕事の両立も現実的に可能になっていくだろう。U938/Vのように軽くて自由に持ち運びやすいモバイルPCは、これからの新しいワークスタイルに大きく貢献するはずだ。一人一人が生き生きと働ける企業にするために、まずはこのようなPCをうまく活用し「誰もが働きやすい、多様な働き方」を実現してみてはいかがだろうか。