業務用PCに富士通「LIFEBOOK U937/P」を
導入すべき5つの理由


情シス担当必見!
「軽くて丈夫で安心して業務に使用できる、コストパフォーマンスが高いノートPCはどれか」ーー。
この質問に答えるのは容易ではないが、間違いなく候補の1つとなるのが、富士通の「LIFEBOOK U937/P」だ。

 企業で業務用のPCをまとめて導入する場合の機種選定は、なかなか骨の折れる作業だ。現在利用中のPCや、社内の業務システムの動作環境、そして予算などを考慮しつつ、さらに現場からのニーズもくみ取って、最適な機種を選ぶ必要があるからだ。限られた予算の中で、業務部門が不満を覚えることのない、コストパフォーマンスの高い製品を選ばなくてはならない。

富士通の「LIFEBOOK U937/P」

 しかも、企業で利用するPCには、個人で使うPCを選ぶときとは異なる視点も必要になる。例えば「堅牢性」。個人でももちろん気にする点だが、業務用PCのほうが使用時間が圧倒的に長いので、PCは壊れにくくなくてはならない。また、いざ破損したときや故障したときには、迅速に代替の環境が用意できなくては困ることから「サポート体制」も重要だ。もちろん社外秘の情報を扱うこともあるはずなので、「セキュリティ」への配慮も必要になる。

 こうした要素を考慮した上で、富士通の「LIFEBOOK U937/P」を見てみたい。ユーザーが重視する「軽さ」や「バッテリーの持ち」などのスペック的な魅力を満たしつつ、情報システム部門の担当者にも納得の性能を備えているのだろうか。

理由1:薄くて軽いが丈夫なボディ

 PCの出荷台数は、今や4分の3がノート型。業務用のPCはすべてノート型という企業も多い。ノートPCは持ち運びが容易で、在宅勤務やリモートワークの際などにも対応しやすいなど、さまざまなメリットがある。このノートPCを選ぶ上でまず、注目すべきなのが堅牢性だ。

 堅牢性とは、丈夫さのこと。ノートPCは、持ち歩いて使うことが多いため、どうしても破損のリスクは高くなる。誤って落下させてしまったり、会議への移動の際に壁やドアにぶつけてしまったり――といった事故も起こりうる。

 持ち運びやすさが自慢のLIFEBOOK U937/Pは、華奢な印象を受けるが、堅牢性に配慮した設計になっている。性能試験の動画を見れば分かるとおり、さまざまなテストを実施して、実使用時の“事故”に備えられているのだ。

 液晶ディスプレイ部分が歪むほどの、35kgfの負荷がかかっても、割れたり壊れたりしない頑丈さは、通勤電車などでもまれるような環境でも安心感がある。このカバーの素材は、軽くて、かつ強度もあり、しなやかさもあるマグネシウム合金だ。

 ボディは、マグネシウム薄肉成形で、底面から側面までを一体化して剛性を高めた「バスタブ構造」を採用しており、ねじれなどにも強い。強い力がかかるディスプレイのヒンジ部分にはサスペンション構造を採用、開閉時に指をかける中央上部には金属カバーの補強を入れるなど、見えない部分にも工夫を凝らしている。厚さは最厚部で15.5ミリとかなり薄いが、しっかりと堅牢性は確保されているのだ。

理由2:充実したサポート体制

 ボディの丈夫さがウリの業務用PCでも、壊れることはある。利用者が壊すときもあれば、自然発生する故障もあるが、そんなときは、代替機の用意や修理が必要になる。業務用PCなら、標準の1年間の保証に加えて、使用期間に合わせて3年から5年程度の延長保証に加入しておくべきだ。

 富士通なら、LIFEBOOKシリーズ向けに、幅広い延長保証メニューを用意しており、ニーズに合わせたオプションが選べる。24時間365日から平日8時半~19時までなどの対応時間の違いや、訪問修理か引き取り修理かなど、条件ごとに細かなメニューが用意されているので、予算とサポート内容を検討し、業務のスタイルに合ったサポートを選択可能だ。

 PC本体の保証だけでなく、落下や液体をこぼして発生した障害、落雷などによる故障の修理や、ソフトウェアのサポート、専用Webサイトでの情報提供なども含んだ「SupportDeskパック」という名のメニューも用意されている。

 代替機を在庫しておくか、即日対応してもらえるサポートに加入するか、といった判断は、導入する台数などに左右されるだろうが、どちらが得かはしっかり検討したい。

 なおLIFEBOOK U937/Pは、ユーザーによるバッテリーの取り外しはできないので、使用中にバッテリーが寿命を迎えた場合は引き取りによる有償修理が必要な点は覚えておきたい。

理由3:手のひら静脈センサーが便利

 業務で使用するPCには、一定以上のセキュリティを確保する手段や仕組みが必要だが、パスワードだけではなりすましの観点から心もとなく、業務アプリケーションによって異なるパスワードを使う必要があるなど、使い勝手もよくない。結果的にユーザーはパスワードを使い回したり、簡単なパスワードを使ってしまいがちだ。これがリスト型アカウントハッキングや内部犯行にもつながってしまう。

 指紋センサーを使った指紋認証や、インカメラを活用して顔認証をするWindows Helloのようなツールもあるが、Windows HelloはPCの1台1台で設定をしなくてはならず、Windows 10へのログイン以外では、一部の限られた対応アプリでしか利用できない。

 そこで注目したいのが、法人モデルのLIFEBOOK U937/Pに搭載できる、富士通独自の手のひら静脈センサーを使った認証だ。まずは動画を見てもらうのが分かりやすいだろう。

センサーの上に手のひらをかざすだけで認証が行われる。
非接触式なので、指紋センサーのようなやり直しの必要がなくストレスがない

 このように、センサーにあらかじめ登録しておいた手をかざすだけで、すぐに認証されてログインできる。手のひら静脈センサーはオプションでの提供になるが、この利便性を知ったら購入時に装備したくなるのは間違いない。何度も入力しなくてはいけないパスワードや、パスワード入力に失敗してアカウントロックがかかってしまったことは誰しも経験しているのではないだろうか。この日々のパスワード入力から解放されることによる利便性、生産性向上は見逃せない。

 手のひら静脈認証は、センサーを搭載した製品に、ストレージに格納されている「SMARTACCESS/Basic」というソフトウェアをインストールすることで利用できる。初期状態ではインストールされていないが、ストレージに格納されているプログラムを実行するだけで簡単に利用可能になる。2種類用意されている認証アプリケーションのうち、かんたんセットアップを選び、右手か左手かを選んで、何度か手のひらをセンサーに認識させるだけで設定が完了する。Windowsアカウントやパスワードはアプリケーションが自動的に連携してくれる。

 手のひらの静脈は、本数が多くて複雑、かつ「体内情報」なので偽造が困難で、高い精度で個人識別が可能な点が特徴だ。手のひらは血管が太いため寒暖に左右されにくく、顔認証と違ってメガネやマスクなどの影響も考慮しなくていい。また指紋認証では、スキャンする場所がズレるとやり直さなくてはいけない場合があるが、SMARTACCESSを用いた手のひら静脈認証は、少しズレていても画面の指示に従って手を近づける/離す、あるいは少し前後左右に動かすだけで認証されるので、スピーディーでやり直しのストレスもほとんどない。

 なお、管理者の目線で見ると、LIFEBOOK U937/Pの手のひら静脈認証にはとても便利な点があるのも見逃せない。有料版の「SMARTACCESS/Premium」と、サーバで認証データを一元管理できる「Secure Login Box」を利用すると、導入したPCすべての認証データが一元管理できActive Directory(AD)との連携も可能だ、他のアプリケーションとひも付けたシングルサインオンなどにも活用できる。

 このほかにも、セキュリティ機能としてWAN(携帯電話ネットワーク)を利用したリモートデータ消去が可能なソフトウェア 「CLEARSURE 3G/LTE」を用意していたり、SmartCardを用いた認証にも対応していたりと、企業のセキュリティを守るための端末+αのサービスも用意されており、細かなニーズに応えられる構成となっている。

理由4:「世界一」を争う軽量ボディ

軽いので、片手でも楽に持ち上げられる

 どの企業でもそうだが、業務用PCにはとにかく「軽さ」を求める声が大きい。会議などに持参する場合や、社外に持ち出すシーンなども含めて、持ち歩くことが多いノートPCは、軽いにこしたことはない。

 その点、LIFEBOOK U937/Pは、現在他社のノートPCと「世界一」の軽さを争っている「LIFEBOOK UH75/B1」をベースにした兄弟機であり、驚くほどの軽さを実現している。駆動時間約8.3時間を実現している標準バッテリーモデルで、公称重量は799グラム。実際に持ってみると、片手でひょいと持ち上げられることに驚くだろう。カスタムメイドで変更できる、17時間のバッテリー駆動が可能な大容量バッテリーを選ぶと、約944グラムとやや重くなるが、それでも1キロを切る重さは、持ち歩いて利用するのに有利だ。

 1キロというと、おおよそ500ミリリットルのペットボトル2本分。たったこれだけの重さに先進のスペックが詰まっているわけだ。

理由5:使い勝手に配慮したキーボードやインタフェース

 基板の板厚を従来モデルから25%削減し、ネジ1本のレベルまで0.01グラム単位で管理して、極限まで軽量化と強度を追求した、と聞くと「何かが犠牲になっているのではないか」と考える向きもあるかもしれない。しかし、LIFEBOOK U937/Pは、使いやすさを犠牲にしたり、必要なインタフェースが削減されたりはしていない。業務用に導入しても、ユーザーが不満を覚える要素はほとんどないのだ。

幅19ミリピッチで、打ちやすさに配慮したキーボード

 例えばキーボード。幅19ミリピッチで、打ちやすさに配慮したキーボードは、実際に原稿を書く際に使用してみると、なかなか快適だった。ShiftキーやEnterキー、Spaceキーなどは押下圧が軽めに、アルファベットや数字のキーは押下圧が重めに設定されており、各キーを押したときのたわみの量などもシミュレーションしながら、計上や厚さ、ネジ止め位置などを調整しているという。ストロークはそれほど深くないが、すぐに慣れることができた。

 引き出し式の有線LANポートやHDMIポートなど、業務で活用する可能性が高いポートを標準装備するほか、USB 3.0ポートはボディの左右に振り分けて配置されているなど、細かい配慮が見られるのもポイント。薄型のノートPCでは、端子が減らされたり、小型の端子を採用したりすることも多いが、変換アダプターなしで一般的なコネクタが利用できる。

  • 左側面
  • 右側面

なお、無線LAN、無線WAN(NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク対応)、Webカメラ、SmartCardスロット、指紋センサーもしくは手のひら静脈センサーは、BTOに対応しており、用途に合わせて選択できる。

管理者にもユーザーにも魅力の薄型軽量ノートPC

 このように、富士通のLIFEBOOK U937/Pは、業務用のPCに必要なさまざまな特徴と機能を、薄くて軽量ながら丈夫なボディに搭載した、管理者にもユーザーにも魅力的なPCに仕上がっている。社外に持ち出して利用することが多いユーザーだけでなく、主に社内で利用するユーザーでも、その性能と使い勝手には十分満足できるはずだ。

 古くなったPCのリプレースを考えていて、コストパフォーマンスの高いモデルを探している情報システム担当者は、ぜひLIFEBOOK U937/Pを検討してみてほしい。手厚いサポートで安心できるのはもちろん、社内のユーザー満足度もきっと向上するに違いない。

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