風雲!!CX日記

第29回目 メール音声再生機能を使いこなそうの巻


モバイラーの皆様、暑い夏をいかがお過ごしでしょうか。
夏まっさかりというのに、Jacoはどこにも行かずに仕事三昧の日々が続いております。

...というわけで、今回のCX日記であるが、いつもとは違った角度からレポートをお伝えしよう。
ずばり今回は、INTERTOPの知られざる機能紹介をお送りしたい。
それは「メール音声再生」と呼ばれる機能である。
モバイルスイートの中の一機能なのだが、最近になるまであまり使ったことはなかったのである。
簡単に言うとINTERTOPがメールを読み上げてくれるという機能。

つまり合成音声が、あなた宛に届いたメールを読み上げてくれるのだ。
なかなかすごいでしょ。
一昔前までは、こんなことは想像もできなかったのだが、今では個人が持ち歩けるマシンにこのような機能が付いているのだ。
合成音声によって、メールが読み上げられるのだが、これはなかなか病みつきになる機能である。
コンピュータが自分のためにメールを読んでくれるのは、SF映画のようでなかなか楽しいのだ。
これは私がSF映画好きなためかもしれないが、機能としてはとても面白いものである。

最近はこういった音声を「入出力デバイスとして考える」仕組みはどんどん進んできている。
音声によって文字を入力したりするソフトウェアも、いろいろな会社から出ているようだ。

さすがに
「コンピュータ、メールを読んでくれ」
「ワカリマシタ」
というところまでは行かないだろうが....

しかしINTERTOPのメール音声再生機能も、なかなか水準が高いと思われる。
読み上げる際のイントネーションが、わりと普通の標準語のイントネーションなのだ。
「わりと普通」と言ってしまうのは失礼だが、私はもう少しぎくしゃくした日本語を想像していたので、これは驚きである。
今更何を言っているのだと言われるかもしれないが、ちゃんとした日本語である。

メール音声再生を行うと、まず最初に
「再生するメールは○件です」
と、再生する件数がアナウンスされる。

で、次に
「だれだれさんから、なんというタイトルのメールです」
と、発信者とタイトルがアナウンスされるのだ。

自分の部屋で寝転がって聞いていると、なんとなくSF映画な気分である。
私一人しかいない部屋から違う人の声が聞こえるため、子供は気味悪がっていたが...

興味深いのが、しばらく使っていると、読み上げている人(まぁこの場合はコンピュータだが)の顔が、なんとなくイメージされてくることだ。
聞けば聞くほど、コンピュータの合成音声そのものなのだが、慣れてくるとなんとなく「顔」が見えてくるのだ。
だんだん親しみが湧いてくるのかもしれない。
私の想像の中では「彼」は25〜6歳くらいという設定になっている。
非常に実直な男で、いかなるメールもきちんと再生しようと待ち構えているのだ。
もちろん「彼」は感情をこめてメールを読み上げることはできない。
そういうことをやってはいけないのである。
いかなるメールも、感情を排して読み上げなければならない、それがメール音声再生機能のつとめである。
と、いうのは単なる想像だが、実際に使用したことのある皆様は、どんな印象を持たれたのか興味があるところだ。

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