▽ | 第5回目 札幌-名古屋-東京INTERTOP縦断レポートの巻 |
いやぁー、悪い事とは重なるものである。 正確に言うならば、良い事が重なるとその結果大変な目にあう、とでも言えば良いのか。 前回張り切ってINTERTOPのユーザー領域を整理した結果、私の無印INTERTOPは再び夏バテ?を脱して快調に動くようになった。 そしてPC Companionを使ったパソコン連携も無事終了したのだが.... 今回はJacoも人並みに夏休みを取ったため、CX日記の原稿作成の予定は遅れ気味であったのだ。 雑誌の世界であれば「お盆進行」という前倒しスケジュールがあるのだが、Webの世界は印刷という工程がないため、多少遅れても大丈夫、とタカをくくっていたのが間違いであった。 パソコン連携の作業を終えた時点で、原稿ライティングに残された時間が非常に短くなってしまったのである。 そこに加えてな、な、なぁーんと編集部S氏が16MBの増設メモリと一緒に製品版のINTERTOP CXを私宛てに送ってくれたのである。 「無印INTERTOP」などと書いてしまったのがまずかったわけではないが、「いつまでも無印では困るだろう」ということで、製品版INTERTOPを手配してくれていたようである。 早速箱から取りだしてメモリの増設を行ったり、メールの環境をセッティングしたりしているうちに、どんどん時間がなくなってくる。 だんだんあせり始めたJacoに、さらに追い討ちをかけるように電話が鳴った。 とある私のクライアントから、仕事の話があるのであさって来て欲しいというのである。 場所は東京の大森。 しかし、いきなりそう言われても困るんだよなぁ。 どうしてかって? 実はここで皆様にあかしておきたい事実があるのだが..... Jacoは東京圏の人間ではないのである。 仕事場も住み家も、北海道は札幌市なのだ。 一時東京の大田区に住居と仕事場を構えていたこともあったのだが、よんどころない事情で故郷の札幌に戻ることになったのだ。 (別に東京にいられなくなったわけではない、念のため) 今回声をかけてくれたのは東京時代にお世話になったクライアントである。 大きめのお仕事の話ということもあり、私は二つ返事で明後日の午前9時に伺いますと、相手に告げてしまった。 明後日の朝9時に東京にいなければならない、という事は移動は明日中にしなければならない。 私は旅行代理店に電話して「明日のできれば遅めの札幌-東京の便を」とリクエストしたところ、「お昼の便があいてます」という返事がかえってきた。 とりあえずその便を押さえて、さらにキャンセル待ちをかけることに。 結局、次の日の午前中に「キャンセル待ちで15:30の羽田行きの便が取れました」という連絡が旅行代理店から来た。 しかし、さらに悪い(良い?)事は重なるものだ。 移動する日の午後になって、のゎーんと別のクライアントさんがアポなしで私の事務所に。 こっちも新しいお仕事の相談だ....「そうですか!ありがとうございます」などと打合せをしているうちに、時間は刻々と過ぎてゆく。 無理やり打ち合わせを終え、タクシーを飛ばして千歳空港へ 私は鬼のような形相で、搭乗手続きカウンターに走った。 「すいませぇーん、あぶないでぇーす、通してくださーい」 走る私があんまりにも必死の声で叫ぶものだから、モーゼの十戒のように目の前の人垣がばらばらと開く。 ダッシュで搭乗手続きカウンターに滑りこんだものの時刻は15時15分、すでに時間切れだ。 私は飛行機を乗りすごしてしまったのである。 やってしまったぁー! 子犬のような目で搭乗手続きのカウンターのお姉さんに哀願したのだが、こればかりはどうにもならない.... |
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