Intellisync for Windows CE (富士通版)
アップデートモジュール
(I4WCE20JPatch2B.exe)について
up モジュール
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【ご注意】
この手順はI4WCE20JPatch2B.exeについて記述したもので、 「INTERTOP CX300」に添付されている「INTERTOPアプリケーションCD-ROM V1.1L10」 のIntellisync for WindowsCEに、Outlook2000対応のI4WCEPATCH.exeを適用していない 状態でご使用の方のみご利用ください。

「INTETOPアプリケーションCD-ROM V1.1L10」のIntellisync for WindowsCEを インストール後I4WCEPATCH.exeを適用されている場合には、こちらをご覧ください。

バージョンの確認は以下の方法で行なってください。
「スタート」−「プログラム」−「Intellisync for Windows CE(富士通版)」

「Intellisync for Windows CE(富士通版)Readme」を選択し、先頭の行が「Intellisync for Windows CE(富士通版) 2.10 Readme」となっていることを確認してください。

【表記について】
機能名の表記
以下の文章では、各機能について次のように省略して表記してあります。
PC(パソコン)側の「Microsoft(R) Outlook(TM) 97」、「Microsoft(R) Outlook(TM) 98」、「Microsoft(R) Outlook(TM) 2000」を「Outlook」、 INTERTOP CX300側の「Microsoft(R) Pocket Outlook(TM)」を「Pocket Outlook」 と省略表記しています。
なお、環境設定等プログラム中で表示される名称は「MS Outlook97/98」なっていますが、「Microsoft(R) Outlook(TM) 2000」も含みます。
用語の表記
Intellisync for Windows CEの環境設定で「シンクロナイズ」を選択した 状態で、モバイルデバイスに対して「シンクロナイズを実施する」ことを 「シンクロする」という表現で表わしています。
この場合、特に断りがない場合には「インポート」「エクスポート」を選択して シンクロナイズを実施する意味も含んでいます。
第2版は、1999年8月に提供済みのINTERTOP CX300用アップデートモジュール 第1版で対応した「Outlook2000対応」他の修正を全て含んでいます。

1. 修正の概要
I4WCE20JPatch2B.exeの適用により、Intellisync for Windows CE(富士通版)の以下の不具合が修正されます。
(1) Microsoft(R) Outlook(TM) 2000のデータとシンクロした場合に、「指定されたフィルタを適用できません。」と表示されることがある。
(2) Outlookの「仕事」とモバイルスイートPIMの「作業表」の間のシンクロで完了情報がシンクロしない。
(3) OutlookからPocket Outlookへのシンクロで「仕事」の完了日がシンクロを行なった日になる。(Pocket OutlookからOutlookへのシンクロは問題無し。
(4) モバイルスイートの予定表にて「イベント」として作成した予定に時刻の入っていない場合、PC側のOutlookまたはPersonalIntelligenceManagerとモバイルスイートPIMとのシンクロで、「次のエラーのためシンクロナイズできませんでした。
アプリケーションまたはセクションのリクエストは無効です。」 となる。
(5) モバイルスイートPIM側で、Outlook側にない項目「町名」「番地」を入力しシンクロすると、Outlook側では項目が足りないため、番地と町名がシンクロされない
(6) Outlookで2日以上にまたがる予定を「終日」と設定した場合、予定表をシンクロするとモバイルスイートPIM側で1日毎のスケジュールに分割される
(7) Outlookで2日以上にまたがる予定を「終日」と設定した場合、モバイルスイートPIMまたはPocket Outlookへの予定表のシンクロで2日ずれる。
モバイルスイートPIMへのシンクロでは、開始/終了日とも2日うしろにずれる。
Pocket Outlookへのシンクロでは、終了日のみ2日うしろにずれる。
(8) OutlookまたはPersonalIntelligenceManagerからPocket Outlookへ誕生日のシンクロを行うとPC側より1日早くなる。
(9) OutlookまたはPersonalIntelligenceManagerで空白にした項目が、モバイルスイート側で空白に更新されない
(10) 初めてデータのシンクロを開始する時点で、モバイルスイートPIMにデータが 入っている場合、2度目のシンクロ時のみ非常に遅くなる。
(データ量が多いほどシンクロにかかる時間も多くなりますので、シンクロを開始 した時点でのデータが多いほど遅くなり方も顕著になります。)
実際のデータの状態やINTERTOPとPCの接続方法等ににって速度の向上には差が 出ますが、予定表/作業表/住所録の全てをシンクロする場合、2〜10倍に速度 が向上します。

2. 修正版の適用(UPDATEの方法)
Iアップデートモジュール「I4WCE20JPatch2B.exe」を任意の場所にダウンロードします。
約1.4Mバイトのサイズがあります。
十分な領域が確保できるところにダウンロード してください。
以下の手順で、アンインストール、インストールおよび修正版の適用を実施します。
作業は全てPC側で行ないます。INTERTOP CX300側の操作は不要です。
2.1 アンインストールの手順
まず、現在使用しているIntellisync for Windows CEをアンインストールします。 まだインストールしていない場合には、2.2に進んでください。
(1) インストール済みのIntellisync for Windows CEをアンインストールしてください。

「スタートメニュー」→「プログラム」→「Intellisync for Windows CE(富士通版)」
→「Intellisync アンインストール」を選びます。 (「コントロールパネル」の「アプリケーションの追加と削除」からアン インストールすることもできます。)
(2) 「選択したアプリケーションとそのすべてのコンポーネントを完全に削除しますか?」に対して「はい」を選んでください。
(3) 「アンインストールが完了しました」が表示されたら「OK」をクリックしてください。
これで、古いプログラムは削除されました。
(4) 続けて、それまで使用していた環境も削除します。

Intellisync for Windows CEがインストールされているフォルダ名の 既定値は「Program Files\SYNCWCE-F」です。アンインストール完了時に このフォルダは削除されていますが、場合によっては残っている場合も あります。このフォルダ(Program Files\SYNCWCE-F)が残っている場合には、 次にインストールを開始する前に削除します。
2.2 インストールの手順

INTERTOP CX300付属のIntellisync for Windows CEをインストールしてください。

アプリケーションCD-ROMを起動し「Intellisync for Windows CE」のインストールを選択します。
詳しくは、「活用編マニュアル」6−35をご覧ください。
2.3 アップデートモジュール(I4WCE20JPatch2B.exe)の適用
(1) ダウンロードしたファイル「I4WCE20JPatch2B.exe」を実行してください。インストール用のデータが自動的に解凍されます。
(2) 解凍後に「Intellisync for Windows CE(富士通版)の更新を開始します。」と表示されます。
書き換えて良い場合にはOKをクリックしてください。
2.4 アップデートの確認


アップデートモジュールが適用されたかは以下の方法で確認できます。
「スタート」−「プログラム」−「Intellisync for Windows CE(富士通版)」−「Intellisync for Windows CE(富士通版)Readme」を選択し、先頭の行が 「Intellisync for Windows CE(富士通版) 2.11.110999B Readme」となっています。
※Intellisync for Windows CEのインストールフォルダにある「Readme.txt」で確認することもできます。

3. 使用上の注意
3.1 環境設定について
アンインストール時に、それまで使用していた環境設定の値がなくなります。 初回起動時に再度必要事項を設定し直してください。
3.2 住所のシンクロについて
なお、1.(5)の修正に伴い,「市区郡町村」「町名」「番地」の3つのフィールドをOutlookの「番地」に一括してシンクロするように変更されています。
それぞれの項目が改行で区切られて、3行に分かれて入ります。「番地」については改行を含めることで複数行を入力しておくことも可能です。
(フィールドマップ上では、モバイルスイートPIMの「自宅 住所(町名・番地)」 とOutlookの「番地(自宅)」が関連付けられるようになります。)
3.3 インストールの順番について
Intellisync for Windows CEのインストールを行なう前に、I4WCE20JPatch2B.exeを 実行すると、「Intellisync for Windows CE(富士通版)がインストールされて いません。」と表示されます。
この場合には、まずIntellisync for Windows CEの インストールを行なってください。
3.4 Intellisync for Windows CE(富士通版)の再インストールについて
Intellisync for Windows CE(富士通版)の再インストールについてIntellisync for Windows CE(富士通版)を再インストールする場合、および 新たなPCにインストールし直す場合には2.2の手順にしたがってアプリケーション CD-ROMからのインストール後、必ず2.3の処理も行なってください。