Intellisync for Windows CE (富士通版)
アップデートモジュール
(I4WCE20JPatch2A.exe)について
up モジュール
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【ご注意】
この手順はI4WCE20JPatch2A.exeについて記述したもので,このプログラムは 「ROMアップグレードキット」お使いで,かつ「INTERTOP CX300」に添付されている 「INTERTOPアプリケーションCD-ROM V1.1L10」専用です。
「INTETOPアプリケーションCD-ROM V1.2L10」のIntellisync for WindowsCEを インストールされている場合には、ReadmeA.txtをご覧ください。
「INTERTOP CX300」に対して「ROMアップグレードキット」を適用していない場合には 本Readmeはご利用になれません。

バージョンの確認は以下の方法で行なってください。
「スタート」−「プログラム」−「Intellisync for Windows CE(富士通版)」

「Intellisync for Windows CE(富士通版)Readme」を選択し、先頭の行が「Intellisync for Windows CE(富士通版) 2.10 Readme」または「Intellisync for Windows CE(富士通版) 2.10.0728 Readme」となっていることを確認してください。

【表記について】
用語の表記
Intellisync for Windows CEの環境設定で「シンクロナイズ」を選択した状態で、モバイルデバイスに対して「シンクロナイズを実施する」ことを 「シンクロする」という表現で表わしています

1. 修正の概要
1.1 I4WCE20JPatch2A.exeの適用により、 Intellisync for Windows CE(富士通版)の以下の不具合が修正されます。
(1) 初めてデータのシンクロを開始する時点で、モバイルスイートPIMにデータが 入っている場合、2度目のシンクロ時のみ非常に遅くなります。
(データ量が多いほどシンクロにかかる時間も多くなりますので、シンクロを開始 した時点でのデータが多いほど遅くなり方も顕著になります。)
実際のデータの状態やINTERTOPとPC(パソコン)の接続方法等ににって速度の向上 には差が出ますが、予定表/作業表/住所録の全てをシンクロする場合、2〜10倍 に速度が向上します。

なお、今回のアップデートモジュールの適用により、モバイルスイートPIMを選択した 場合の「エクスポート」処理も速くなります
1.2 V1.2L10へのアップグレードにより以下の不具合が修正されます。
(Outlook2000対応のI4WCEPATCH.exeを適用してある場合には既に修正済みです。)
(1) Microsoft(R) Outlook(TM) 2000のデータとシンクロした場合に、 「指定されたフィルタを適用できません。」と表示されることがある。
(2) Outlookの「仕事」とモバイルスイートPIMの「作業表」の間のシンクロで 完了情報がシンクロしない。
(3) OutlookからPocket Outlookへのシンクロで「仕事」の完了日がシンクロを行なった日になる。
(Pocket OutlookからOutlookへのシンクロは問題無し。)
(4) モバイルスイートの予定表にて「イベント」として作成した予定に時刻の入っていない場合、PC側のOutlookまたはPersonalIntelligenceManagerとモバイルスイートPIMとのシンクロで、 「次のエラーのためシンクロナイズできませんでした。 アプリケーションまたはセクションのリクエストは無効です。」 となる。
(5) モバイルスイートPIM側で、Outlook側にない項目「町名」「番地」を 入力しシンクロすると、Outlook側では項目が足りないため、番地と町名が シンクロされない。
(6) Outlookで2日以上にまたがる予定を「終日」と設定した場合、予定表をシンクロするとモバイルスイートPIM側で1日毎のスケジュールに分割される。
(7) Outlookで2日以上にまたがる予定を「終日」と設定した場合、モバイルスイートPIMまたはPocket Outlookへの予定表のシンクロで2日ずれる。
モバイルスイートPIMへのシンクロでは、開始/終了日とも2日うしろにずれる。
Pocket Outlookへのシンクロでは、終了日のみ2日うしろにずれる。
(8) OutlookまたはPersonalIntelligenceManagerからPocket Outlookへ誕生日のシンクロを行うとPC側より1日早くなる。
(9) OutlookまたはPersonalIntelligenceManagerで空白にした項目が、モバイルスイート側で空白に更新されない。

2. 修正版の適用(UPDATEの方法)
アップデートモジュール「I4WCE20JPatch2A.exe」を任意の場所にダウンロードします。
約1Mバイトのサイズがあります。十分な領域が確保できるところにダウンロード してください。

以下の手順で、モジュールの追加を行ないます。
Intellisync for Windows CEをインストールした上で作業を開始してください。
作業は全てPC側で行ないます。INTERTOP CX300側での操作は不要です。

2.1 アンインストールの手順
(1) インストール済みのIntellisync for Windows CEをアンインストールしてください。

「スタートメニュー」→「プログラム」→「Intellisync for Windows CE(富士通版)」
→「Intellisync アンインストール」を選びます。
(「コントロールパネル」の「アプリケーションの追加と削除」からアン インストールすることもできます。)
(2) 「選択したアプリケーションとそのすべてのコンポーネントを完全に 削除しますか?」に対して「はい」を選んでください。
(3) 「アンインストールが完了しました」が表示されたら「OK」をクリックしてください。


これで、古いプログラムは削除されました。
(4) 続けて、それまで使用していた環境も削除します。

Intellisync for Windows CEがインストールされているフォルダ名の既定値は「Program Files\SYNCWCE-F」です。
アンインストール完了時に このフォルダは削除されていますが、場合によっては残っている場合も あります。
このフォルダ(Program Files\SYNCWCE-F)が残っている場合には、次にインストールを開始する前に削除します。
2.2 インストールの手順

ROMアップグレードキット付属のIntellisync for Windows CEをインストールしてください。

→アプリケーションCD-ROMを起動し「Intellisync for Windows CE」のインストールを選択します。
詳しくは、「活用編マニュアル」4−15をご覧ください。
2.3 アップデートモジュール(I4WCE20JPatch2A.exe)の適用
(1) ダウンロードしたファイル「I4WCE20JPatch2A.exe」を実行してください。
インストール用のデータが自動的に解凍されます。
(2) 解凍後に「Intellisync for Windows CE(富士通版)の更新を開始します。」と 表示されます。
書き換えて良い場合にはOKをクリックしてください。
2.4 アップデートの確認


アップデートモジュールが適用されたかは以下の方法で確認できます。
「スタート」−「プログラム」−「Intellisync for Windows CE(富士通版)」
−「Intellisync for Windows CE(富士通版)Readme」を選択し、先頭の行が 「Intellisync for Windows CE(富士通版) 2.11.110999A Readme」となって います 。
※Intellisync for Windows CEのインストールフォルダにある「Readme.txt」 で確認することもできます。

3. 使用上の注意
3.1 環境設定について
アンインストール時に、それまで使用していた環境設定の値がなくなります。
初回起動時に再度必要事項を設定し直してください。
3.2 インストールの順番について
Intellisync for Windows CEのインストールを行なう前に、I4WCE20JPatch2A.exeを 実行すると、「Intellisync for Windows CE(富士通版)がインストールされて いません。」と表示されます。
この場合には、まずIntellisync for Windows CEの インストールを行なってください。
3.3 Intellisync for Windows CE(富士通版)の再インストールについて
Intellisync for Windows CE(富士通版)を再インストールする場合、および 新たなPCにインストールし直す場合にはアプリケーションCD-ROMからの インストール後、必ず2.3の処理も行なってください。