- 制御記号を入力して印刷したが、書体が変わらない。
明朝体、ゴシック体、毛筆体( 楷書) 、ポップ書体以外の書体は、印刷時にフォントフロッピィをセットする必要があります。江戸文字、丸ゴシック体、太ゴシック体のフォントフロッピィは本機に添付されていますが、これ以外はオプション品になります。
- プロポーショナル英書体を指定拡大文字修飾で拡大したが、印刷したら標準文字になってしまった。
プロポーショナル英書体を拡大・縮小する場合、マルチポイントで文字の大きさを指定してください。
- 「彙」や「敲」が指定した書体で印刷されない。
漢字は、JIS(日本工業規格) により、第一水準と第二水準に分類され、丸文字や江戸文字などのオプションの書体では、第一水準文字しか印刷できないものがあります。「彙」や「敲」などの文字は第二水準漢字なので、明朝体やゴシック体でしか印刷できません。
なお、このような心配をしなくて済むように、あらかじめ「0 ページ画面」の「かな漢字変換対象文字」で、変換対象文字をJIS 第一水準漢字に指定しておくとよいでしょう。第一水準だけが変換の対象になり、第二水準漢字は書けなくなります。
- 4倍角文字を入力して印刷したら、部分的に横倍角になってしまった。
行間隔が狭い場合や各ページの1 行目では、縦が2 倍ある文字の上部が印字できないため、横倍角文字として印刷されることがあります。行間隔または上部余白を広くしてみてください。
[気を付けよう]
行間隔は、誤差を補正するためにある行だけ行間隔が狭くなり、部分的に拡大されなくなることがあります。
- 印刷すると、罫線がずれる。
次のことを確認してください。
- 「半角詰め」やいろいろな「制御記号」を入力していませんか?
書式設定画面の「罫線位置ずれ」で「なし」を指定してください。
- 「縮小縦」や「マルチポイント文字」の制御記号を入力していませんか?
書式設定画面の「罫線サイズ」を「一定」にしてください。ただし、「文字間隔」を「字間」にするとずれてしまいます。
[入れ知恵]
あらかじめ制御記号の数だけ罫線をずらしておいたり、罫線の代わりに線画の直線を使うのも1 つの方法です。
- 印刷のつながり部分に線やすき間ができてしまう。
改行幅を調整してください。改行幅は、補助メニューの「装置テスト」で「印刷改行微調整」を行ってください。
- 印刷が不鮮明で、ところどころ用紙が汚れてしまう。
次のことを確認してください。
- 印刷環境設定の「印字濃度」が薄すぎませんか?
普段は「5 」くらいに合わせて印刷するとよいでしょう。
それでも薄い場合は、さらに大きい数値を設定してください。
- プリンタの印字ヘッドは汚れていませんか?
印字ヘッドが汚れていると、印字が汚くなることがあります。
- サプライ用品の用紙を使っていますか?
当社純正品のサプライ用品の用紙を使用してください。
フォトプリントする場合は、当社純正品のフォトプリント専用紙とフォトカラーリボンを使用してください。
- 印刷されずに用紙だけ送られる。
次のことを確認してください。
- インクリボンがプリンタの印字ヘッドにうまくセットされていますか?
ヘッドの外側に渡るようにしてください。
- 印刷環境設定の「印字濃度」が薄すぎませんか?
普段は「5 」くらいに合わせて印刷するとようでしょう。
それでも薄い場合は、さらに大きい数値を設定してください。
- サーマル用紙(感熱紙)の裏表が逆になっていませんか?
裏表を確かめてください。
- フォトプリントする場合に、専用の用紙やリボンカセットを使っていますか?
フォトプリントする場合は、当社純正品のフォトプリント専用紙とフォトカラーリボンを使用してください。
- 印刷すると、最後に白紙が出てくる。
白紙が出てくるのは、作成した文書の最終ページよりうしろに、空白が入力されているためです。最終ページよりうしろの空白を削除すると、印刷時に白紙が送られることはなくなります。
- フォトプリントで印刷中に、リボンカセットからインクリボンが飛び出してしまった。
プラテン面に熱転写リボンが付着( 空打ちしたあとが残っている場合) していると、リボンカセットからインクリボンが出てきてしまうことがあります。
プラテン面をセロハンテープなど粘着力のあるもので、清掃してください。