【対象機種】
FMV-BIBLO NE VII 20D , NE VII 20 , NE VII 23X
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■ 一般的な留意事項
ACPI機能に設定した場合には、下記のような留意事項があるため、Windows98プレインストールモデルのご購入時の設定はAPM機能となっており、そのままお使いいただくことをお薦めします。ACPI機能をご使用になる場合は、下記の留意事項を十分ご確認ください。
- ハードディスクをご購入時の状態に戻す必要があります
Windows 98のACPI機能に設定を変更するには、パソコンをご購入時の状態に戻す必要があります。ハードディスク(Cドライブ)内のファイルはすべて消えることになるため、お客様が作成したデータなど、大切なファイルは事前にフロッピーディスクなどにコピーして保存してください。
- 拡張カード、周辺機器はACPIに対応している必要があります
ACPI機能はWindows 98がパソコン全体の電力を管理する機能であるため、パソコンに接続されているすべての拡張カード(PCカードを含む)および周辺機器は、ACPI機能に対応している必要があります。ACPI機能に対応していない拡張カード、または周辺機器を接続して使用する場合には、APM機能のままお使いください。ACPI機能に設定して、ACPI機能に対応していない拡張カード(PCカードを含む)または周辺機器を接続すると、拡張カードまたは周辺機器が使用できない、省電力モードから復帰しない、などの不具合が発生する場合があります。
なお、ご使用になる拡張カードまたは周辺機器によっては、デバイスドライバでACPI機能に対応できるものもあります。
- APM機能に戻すためには、再度ハードディスクをご購入時の状態に戻す必要があります
ハードディスク内のWindows 98を残したまま、APM機能へ設定を戻すことは出来ません。APM機能へ設定を戻すには、「パソコンをふりだしにもどす本」などの本体添付のマニュアルに従って、ご購入時の状態に戻してから設定を変更してください。
- ACPI機能を有効にした場合、ネットワーク環境は使用できなくなります
ネットワーク環境をご使用の場合、通信中に省電力モードへ移行すると通信先との接続が切れることになり、省電力モードからの復帰後に正常に通信を継続できない、復帰後にWindows98が正常に動作しない、などの不具合が発生する場合があります。 また、Wakeup on LAN機能のある機種については、その機能が使用できなくなります。
- BIOSセットアップの省電力メニューの設定は全て無効になります
ACPI機能を有効にすると、Windows 98が全ての省電力機能を制御するため、BIOSセットアップの省電力メニューでの設定は全て無効になります。
- ACPIに切り替えた直後は電源ボタンを押すとWindows 98が終了し、電源が切れます
ACPI機能に切り替えた直後は、電源ボタンを押すとWindows 98が終了し、電源が切れる設定になっています。電源ボタンでサスペンド(スタンバイ)状態への切り替えを行う場合は、以下の手順で設定を変更してください。
- 「スタート」ボタンをクリックし、「設定」にマウスポインタを合わせ、「コントロールパネル」をクリックします。
- 「電源の管理」をクリックし「詳細」タブの「電源ボタン」の「コンピュータの電源ボタンを押したとき」の設定を「スタンバイ」にします。
■ 機種固有の留意事項
- Intellisyncはお使いになれません
本パソコンにプレインストールされている赤外線通信アプリケーション「Intellisync for Notebooks」は、ACPI機能を有効にした後ではお使いになれません。なお、赤外線通信機能をお使いになりたい場合には、Windows 98の標準ツールである「赤外線モニタ」をお使いください。「赤外線モニタ」の使用方法については、Windows 98のヘルプをご覧ください。
- コントロールパネルの「電源の管理」で「休止状態をサポートする」を有効にした場合には、スタンバイ(サスペンド)機能をお使いになれません
Windows 98のコントロールパネルの「電源の管理」にある「休止状態」タブの「休止状態をサポートする」を有効にした場合、電源ボタン(SUS/RESスイッチ)の設定を「スタンバイ」にしても、休止状態(Save to Disk状態)になります。[スタート]メニューの「Windowsの終了」内の「スタンバイ」を使う場合や液晶ディスプレイを閉じてスタンバイ(サスペンド)にする場合も同様です。普段の操作で、スタンバイ(サスペンド)機能を多く使われる場合には、「休止状態をサポートする」を無効にしてください。
- バッテリで運用中、バッテリの残量が13%程度になると、自動的にスタンバイ(サスペンド)してしまいます
バッテリで装置を運用中、Windows 98の「コントロールパネル」の「電源の管理」にある「アラーム」タブの設定に関
係なく、バッテリの残量が13%程度になると、自動的にスタンバイ(サスペンド)してしまいます。「アラーム」タブの
設定で[バッテリ切れアラーム]の[アラーム動作]の動作を「何もしない」に設定してください。但し、この設定を行
なうと、バッテリの残量が低下した場合にも自動的にスタンバイ(サスペンド)状態にはなりませんので、バッテリの
残量には十分ご注意ください。
- 内蔵モデムで「モデム着信によるレジューム」機能をお使いになれません
- Save to Disk領域を作成していないと、[電源の管理]プロパティで[休止状態]タブが表示されません
Save to Disk領域が作成されていないと、ACPI機能を有効にした場合でも、[電源の管理]プロパティで[休止状態]タブが表示されません。「休止状態」の機能を使用する場合には、Save to Disk領域を作成してください。なお、ご購入時には、Save to Disk領域は作成済です。
- 「休止状態」にするときのハードディスクへの保存状態を表す画面が表示されない場合があります
ACPI機能を有効にした場合、「休止状態(Save to Disk)」にするとき、ハードディスクへの保存状態を表す画面が表示されない場合があります。その場合には、状態表示LCDでSUS/RES表示が消灯するのをご確認ください。
- スタンバイ(サスペンド)するときに、ピピッという音が鳴りません
ACPI機能を有効にした場合、SUS/RESスイッチや[スタート]メニューの「Windowsの終了」内の「スタンバイ」を使って、スタンバイ(サスペンド)するとき、ピピッという音が鳴りません。
- MS-DOSモードでは、スタンバイ(サスペンド)できません
ACPI機能を有効にした場合、[スタート]メニューの「Windowsの終了」内の「MS-DOSモードで再起動する」で、MS-DOSモードにした場合、SUS/RESスイッチを使って、スタンバイ(サスペンド)できません。
- シャットダウン(電源断)まで時間がかかることがあります
ACPI機能を有効にした場合、[コントロールパネル]の[電源の管理]の[休止状態]タブで、[休止状態をサポートする]をチェックして、[詳細]タブの[コンピュータの電源ボタンを押したとき]で[シャットダウン]を選択した後で、[適用]ボタンを押してから、Sus/Resボタンを押すと、シャットダウン(電源断)まで時間がかかることがあります。
- 内蔵モデムの性能が発揮できない場合があります
ACPI機能を有効にした状態で、内蔵モデムをご使用になられる場合、接続状況によっては、APM機能の時と同様の性能が発揮できない場合があります。
- ACPIに切り替えた直後は、カバークローズスイッチによるスタンバイ(サスペンド)機能がお使いになれません
ACPI機能に切り替えた直後は、液晶ディスプレイを閉じたときの動作設定が「何もしない」になっていますので、「スタンバイ(サスペンド)」に再設定してください。
本設定は[コントロールパネル]-[電源の管理]-[詳細]タブ内の「電源ボタン」の「ポータブルコンピュータを閉じたとき」で行なえます。
■ 添付の「FMV-BIBLOシリーズWindows 98 ACPIシステムインストール説明書(オールインワンモデル用)」の訂正について
FMV-BIBLOシリーズに添付されている「FMV-BIBLOシリーズWindows 98 ACPIシステムインストール説明書(オールインワンモデル用)」の一部の記述に不備がありました。深くお詫びするとともに、下記の通り、修正致します。
※ 下記の修正が該当するのは、説明書の1ページ目の右上に書かれている数字が(CA91200-5618)-0000になっているものです。それ以外の数字が書かれている説明書は修正済のものです。
「▼ACPI機能を設定する」の「2.ACPI機能を設定する」の手順(12)以降を、次のように修正してください。
- 新しいハードウェアの検出が行なわれます。「Windows CD-ROM」を要求された場合には、次のように入力し、[OK]をクリックします。
c:\windows\options\cabs
検出中に「ドライバ更新の警告」ウィンドウが表示された場合は[はい]をクリックしてください。また、「ディスプレイ設定に問題があります」というメッセージが表示された場合は[OK]をクリックし、次に表示される「画面のプロパティ」ウィンドウで[キャンセル]をクリックしてください。
[不明なデバイス]ウィンドウが表示された場合は、[キャンセル]をクリックして、次に進んでください。
- 全ての検出と設定が完了すると、Windows 98が再起動されます。
再起動中、[不明なデバイス]ウィンドウが表示された場合は、次の手順でドライバをインストールします。
- a) [次へ]をクリックします。
- b) [検出方法を選択してください。]と表示されたウィンドウで、[特定の場所にあるすべてのドライバの一覧を作成し、インストールするドライバを選択する]を選択し、[次へ]をクリックします。
- c) デバイスの種類の一覧から、[システムデバイス]を選択し、[次へ]をクリックします。
- d) [ディスク使用]をクリックします。
- e) [配布ファイルのコピー元]欄に、次のように入力し、[OK]をクリックします。
- e:\pmset
(CD-ROMドライブのドライブ名は、お使いのパソコンの状態にあわせて、読み替えてください。)
- f) [モデル]欄に[Fujitsu FUJ02B1 Device Driver]と表示されていることを確認して、[次へ]をクリックします。
- g) [ドライバ更新の警告]ウィンドウが表示されます。ここでは[はい] をクリックしてください。
- h) [次へ]をクリックします。
- i) [完了]をクリックします。
- 「アプリケーションCD」を取り出します。
- ACPI機能が有効になったことを確認するために、SUS/RESスイッチを押してください。
すぐに電源が切れた場合には、ACPI機能が有効になっています。10秒以上待ってから、電源を入れて、次の操作に進んでください。