入学にあたって
手話に関する基礎を学習します。
- 社会的な常識では、「手話はろう者のコミュニケーション手段の一つである」となっています。そのため、「手話は音声言語と違った、独特の構造を持つ言語である」ということが残念ながらあまり認識されていません。ろう者が使っている日本手話は、日本語とは異なる独自の体系をもつ言語です。それと共に、独自の文化さえ持っています。
- 日本手話は、点字や手旗信号などのような日本語を表示するための人工的な記号体系ではありません。指文字は、日本語の50音に対応した手指記号であって手話ではありません。
- ろう者は、日本手話と日本語(書き言葉)の両方を使い分けていて、バイリンガル(二言語)を身に付けています。手話と音声言語を交えて使っている人も少なくありませんが、それは日本手話ではありません。