一般的な注意事項
モデムやプリンタなどの周辺機器を取り付けている場合は、Windows 98 セットアップを開始する前に取り外してください。Windows 98 セットアップが終了したあと、一度電源を切ってから周辺機器を再度取り付けてください。
Windows 98 セットアップ時に USBキーボードは使えません。USBキーボード及びUSBマウス(USBキーボード接続マウスを含む)によるスタンバイ状態からの復帰について
PS/2キーボードにてセットアップを行ってください。
APMモードで、システムスタンバイ状態にした際、USBキーボード及びUSBマウス(USBキーボード接続のPS/2マウスを含む)による操作ではスタンバイ状態から復帰できないことがあります。そのような時は、BIOSセットアップで電源ボタンをスタンバイ動作する様に設定しておき、電源ボタンで復帰させてください。
BIOSセットアップの確認方法については、添付マニュアルの『取扱説明書』(99年夏モデル)または、『ハードウェアガイド』(99年冬モデル以降)をご覧ください。
電源ボタンをスタンバイ動作させるためのBIOSセットアップのメニュー/項目名は以下の通りです。
- FMV-6550TX3, 6500TX3
「Power」メニューの「Power Button Behavior」の項目を「Sleep/Wake」にします。(初期値「On/Off」)
- FMV-610GTX6, 6866TX6
- FMV-610GSL6e, 6866SL6e, 6933SL6, 6800SL6, 6667SL6c
- FMV-6933CL6, 6800CL6, 6667CL6c
- FMV-6800CX6, 6667CX6c
- FMV-610GTX5, 6866TX5
- FMV-6800SL5, 6733SL5, 6667SL5, 6600SL5c, 6566SL5c
- FMV-6667CL5, 6600CL5c, 6566CL5c
- FMV-6667CX5, 6566CX5c
- FMV-6733TX4
- FMV-6700TX4, 6600TX4e, 6550TX4
- FMV-6600DX4e, 6550DX4e, 6550DX4, 6500DX4, 6450DX4
- FMV-6600CL4e, 6550CL4e, 6550CL4, 6500CL4, 6450CL4
- FMV-6500CL4c
- FMV-6500DX3, 6450DX3, 6433DX3c
- FMV-6500CL3, 6450CL3
- FMV-6466CL3c, 6400CL3c
- FMV-6500CX4e
「省電力」メニューの「電源スイッチ」の項目を「スタンバイ」にします。(初期値「電源オフ」)
- FMV-6633CL6s
- FMV-5533ML5
- FMV-5500ML4, 5450ML4
「詳細メニュー」内「省電力設定」-「電源スイッチ」の項目を「スタンバイ」にします。(初期値「電源OFF」)
- FMV-5350ML3
- FMV-6400CX3c
「Power Management」メニューの「Power Switch<4sec.」の項目を「Suspend」にします。(初期値「Power Off」)
「ネットワークドライブの割り当て」機能でネットワーク上の共有フォルダにドライブ名を割り当てたり、ネットワーク上のフォルダを直接開いたりしていると、Windows 98 を正常に終了または再起動できなくなる場合があります。親指シフトキーボードをお使いになる場合
この場合は、Windows 98 を終了または再起動する前に、「ネットワークドライブの割り当て」を解除してください。詳細は、「Q&A navi」にて、「ネットワークドライブ」と入力した時の、検索結果を参照してください。「Q&A navi」のURLは以下のとおりです。
スピーカーからノイズが発生する場合があります。次の手順に従って「マイクロフォンブースト」の設定を変更してください。省電力機能 : ACPI の留意事項
1. タスクバーのスピーカ(音量コントロール)アイコンをダブルクリックします。
2. 「オプション」メニューの「プロパティ」をクリックします。
3. 「表示するコントロール」の一覧の「マイクロフォン」をチェックし、[OK]をクリックします。
4. 「オプション」メニューの「トーン調整」をクリックします。
5. 「マイクロフォン」の「トーン」をクリックします。
6. 「そのほかの調整」の「マイクロフォン ブースト」のチェックをはずして[閉じる]をクリックします。
7. 「出力マスター」ダイアログを閉じます。
Windows 98 Second Editionの省電力機能(スタンバイ)を使用する際は、下記の点に注意してください。
拡張カード、周辺機器等のオプション品は使用するACPIモード(標準:S1/高度:S3)に対応している必要があります。ACPIモードに対応していないオプション品を接続すると、そのオプション品が使用できないだけではなく、スタンバイへ移行出来なかったり、復帰出来ない、復帰できても正常に動作しない等の問題が発生することがあります。
増設するオプション品のACPI対応状況を確認し、増設するオプション品の中に1つでも未対応の物がある場合には、省電力状態(S1/S3)へ移行させないでください。
下記のような動作中は、電源ボタンの押下や[スタート]-[Windowsの終了]メニューから強制的にスタンバイ(ACPI S1/S3)へ移行させないでください。スタンバイへ移行出来なかったり、復帰後正常に動作しない、データが消失する等の問題が発生することがあります。
次項に示すスタンバイ動作の運用方法で使用してください。
「コントロールパネル」-「電源の管理」-「詳細」タブにある「電源ボタン」の「コンピュータの電源ボタンを押したとき」の設定を「シャットダウン」に設定することで、電源ボタンを押すことにより、マシンをシャットダウンすることができます。
しかしながら、本設定でのシャットダウンは、通常の「スタート」-「Windowsの終了」メニューからのシャットダウン処理と異なるためシャットダウン直前に変更した情報が反映されないなどの問題が生じる場合があります。
緊急対応時以外は、電源ボタンでのシャットダウンを行わない様にしてください。
「コントロールパネル」-「電源の管理」-「電源設定」タブにある「システムスタンバイ」で、移行するまでのアイドル時間(例えば、「30分後」)を設定し、アイドル状態の時だけ移行させる様にしてください。
PC本体のBIOSセットアップの省電力に関する設定は、ACPIの設定項目以外、ACPIでは無効になります。詳細については、各機種の添付マニュアル「ハードウェアガイド」又はBIOSセットアップ内のヘルプを参照してください。
ACPIの制御には、システムリソースの「IRQ9」を使用します。「デバイスマネージャ」の「コンピュータのプロパティ」でIRQ9の用途が「ACPIバスで使用されているSCI IRQ」と表示されます。
Windows 98, Windows 98 Second Edition では、「TCP/IP」プロトコルを使用した場合のみ、ネットワーク環境において省電力機能を使用することができます。
但し、以下の設定において省電力機能を使用すると、復帰後に正常に通信をできなかったり、復帰後にWindows 98が正常に動作しない不具合が発生することがあります。これらの設定では省電力機能を使用しないでください。
スタンバイへ移行する際、「デバイスドライバかプログラムが原因で待機モードに入れません」の警告ダイアログが表示されて、スタンバイへ移行出来ない場合がありますが、これは、プログラムが動作中でスタンバイに入れない事を示しており、正しい動作です。スタンバイへ移行させる為には、動作中のプログラムを終了させてください。
MS-DOSプロンプトを全画面表示で使用中にスタンバイへ移行すると、スタンバイから復帰した際、最小化されていますので、タスクバーにある[MS-DOSプロンプト]をクリックして全画面表示に戻してください。
MS-DOSプロンプトをウィンドウ表示で使用中にスタンバイへ移行すると、スタンバイから復帰した際、ウィンドウ内が黒く表示される場合があります。その場合には、マウスを操作して正常な表示に戻してください。
スタンバイ動作を行った後にPCカードを増設しても認識されません。装置の電源を切った状態で、PCカードを増設してください。