MNPモードの通信では、エラーは自動再転送され、エラーフリーの通信ができます。またワークステーション側と回線側の通信速度が違っていても、モデム内のバッファによって、データ抜けなしに送受信をすることができます。これによって、相手モデムの通信速度に合わせて、回線上の通信速度を自動的に決めることができます。MNPコマンドでは\記号を使います。
□ AT\An
MNP通信の最大ブロックサイズを選択します。 対向モデム間で、サイズが異なる場合には、両モデムの設定値の小さい方のサイズで通信が行われます。
〔パラメータ 説明〕
〔出荷時の値〕
□ AT\Bn
コマンド状態で、相手のモデムにブレーク信号を送信します。
□ AT\Nn
相手のモデムとの間の通信モードを選択します。
□ AT\V
MNP/LAPMモードを示すメッセージ(応答コード)を使用するか否かを選択します。
〔\V2コマンド設定時〕
□ AT%Cn
MNP/LAPMモードで通信しているときに、データを圧縮するか否かを選択します。
□ AT%En
自動リトレーニングシーケンスを禁止するか否か、または自動フォールバック・フォールフォワードを選択します。%E1を選択すると、4800bps以上でつながったとき、および回線の質が悪化したときに、リトレーニングシーケンスを実行して、同期の取り直しを試みます。