使用上のご注意

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■ セキュリティチップで利用する鍵や証明書、パスワードの管理について

セキュリティチップは、複数の鍵や証明書を扱います。これらの鍵や証明書を紛失した場合は、その鍵によって暗号化されたファイルなどは読めなくなることがありますので注意してください。また、これらの鍵を利用するときにはパスワードが必要です。パスワードを正しく入力しないと鍵が利用できないため、紛失時と同様に暗号化されたファイルなどが読めなくなります。

■ セキュリティチップ利用についてのご注意

• 本製品で使用するユーティリティおよびアプリケーションをインストールするときには、ワークステーション本体またはネットワーク上のワークステーションに、CD-ROMドライブが搭載／接続されている必要があります。
• 本ワークステーションの出荷時には、セキュリティチップの設定が使用しない設定になっています。セキュリティチップをお使いになる場合は、BIOSセットアップの設定を「使用する」または「Enabled」に変更してください。
• セキュリティチップで鍵を生成する場合、数分かかることがあります。
• Infineon Security Platformユーティリティについては、Infineon Security Platformユーティリティのマニュアルを参照してください。
• SMARTACCESS/Trustアプリケーションについては、SMARTACCESS/Trustアプリケーションのマニュアルを参照してください。
• ワークステーション本体が故障したり、本ワークステーションの修理・保守を行ったりすると、暗号化ファイルが読めなくなるなど、セキュリティチップに保護された環境が利用できなくなる場合があります。このような状況に備えて、あらかじめセキュリティチップの鍵などのバックアップが必要です。また、鍵のバックアップは、定期的に行ってください。
  • バックアップを行っていなかった場合や、バックアップファイルを紛失したり、パスワードを忘れたりした場合には、セキュリティチップによって保護されている環境を復元することができません。十分注意して保管してください。
  • 暗号化ファイルや証明書なども必要に応じてバックアップをおこなってください。
  • 復元作業は、パスワードの入力が必要なため、弊社で行うことはできません。お客様ご自身で復元を行ってください。
• ワークステーション本体の修理・保守を依頼する場合は、Trustedログオンを解除してください。

  Trustedログオンを解除していない場合、修理・保守ができないことがあります。Trustedログオンを解除するには、次の手順を行ってください。

  1. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「SMARTACCESS Trust V1.0L22」→「ログオン設定ツール」の順にクリックします。

     「ログオン設定ツール」が表示されます。

  2. 「ログオン方法変更」をクリックします。
  3. 「Trustedログオン」の「使用する」のチェックを外し、「OK」をクリックします。
     Trustedログオンを使用する設定で機器監査機能をご使用になっている場合に、ワークステーション本体を修理したりハードウェアを変更したりすると、Windowsにログオンできなくなることがあります。機器監査機能については、強固なセキュリティが実現できる反面、故障状況によっては復旧がすべて行えないケースがあります。
• ワークステーション本体の修理・保守が行われた場合には、セキュリティ機能が解除されていることがあります。その場合には環境の再構築が必要となります。また、暗号化されたファイルやメールが復元できなくなる場合があります。

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