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2 搭載および接続方法

ご使用になる前に

本製品をご使用になる前に、ここで説明するSCSIの基本的概念を理解しておいてください。この概念説明は、本製品とSCSI機器をセットアップし、正しく機能させる上で必要です。

SCSI ID番号

本製品および本製品に接続されるすべてのSCSI機器に、SCSI IDを割り当てる必要があります。SCSI IDは、0〜15の番号があり、各機器に別々のIDを割り当てます。なお、SCSI IDは次の2つの目的のために使用されます。

本製品に接続されたSCSI機器の場合は、SCSI ID 7の優先順位が一番高くなります。残りのIDは、降順で6〜0と15〜8の優先順位となります。

ポイント

本製品のIDは、SCSI ID 7(初期設定)のままにしておくことをお勧めします。本製品のSCSI IDを変更する場合は、「メニュー詳細」をご覧ください。ハードディスクやその他のSCSI機器のSCSI IDを変更する場合は、各SCSI機器の取扱説明書を参照してください。

ポイント

ワークステーション本体に複数のSCSIカードを搭載する場合は、各SCSIカードごとに別々のSCSIバスを作ります。SCSI IDは、SCSIバスごとに0〜15の番号を割り当てることができます(例えば、各SCSIバスに、SCSI ID 0のSCSIデバイスを接続することが可能です)。

終端抵抗およびケーブル

信頼性の高い通信を確保するためには、品質のよいケーブルを使用すること、および終端抵抗(ターミネータとも呼ばれます)を使用してSCSIバスの両端を正しく終端することが重要です。SCSIバスにおいては、バスの両端にあるSCSIデバイスでは終端抵抗を有効にし、間にあるすべてのSCSIデバイスでは終端抵抗を無効にする必要があります。

■ 本製品での終端

本製品の終端抵抗は、SCSI Selectユーティリティを使って設定します。初期設定は「Automatic」なので、終端抵抗は自動的に設定されます。本製品の設定は「Automatic」のままにしておくことをお勧めします。

ポイント

■ SCSI機器の終端

各SCSI機器の終端の設定方法については、各SCSI機器の取扱説明書をご覧ください。ほとんどの内蔵SCSI機器は、ジャンパやスイッチを制御することで終端抵抗の設定ができるようになっています。ただし、抵抗モジュールを取り付けたり、取り外したりしないと終端抵抗の設定ができない内蔵SCSI機器もあります。

■ SCSIケーブル

SCSI機器を接続するケーブルは、安全な運用を行うための重要なコンポーネントですので、必ず弊社純正品をご使用ください。


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