5 認証デバイスのセキュリティ機能を使う

ここでは、セキュリティチップの認証デバイスをお使いになるために必要なBIOSセットアップの設定について説明しています。

セキュリティチップ

重要

■ BIOSの設定を変更する

セキュリティチップをお使いになる場合、ドライバやソフトウェアをインストールする前に、BIOSセットアップの設定を変更する必要があります。
次の手順に従ってBIOSセットアップの設定を変更してください。

  1. BIOSセットアップを起動します。
    起動の手順については「BIOSセットアップを起動する」をご覧ください。
  2. 管理者用パスワードを設定していない場合は、管理者用パスワードを設定します。
    管理者用パスワードの設定については、「パスワードを変更/削除する」をご覧ください。
  3. 「セキュリティ」メニューで「セキュリティチップ設定」を選択して【Enter】キーを押します。
    「セキュリティチップ設定」が表示されます。
POINT
  • 「セキュリティチップ設定」の「現在のTPM状態」に、現在のセキュリティチップの動作状況が表示されます。セキュリティチップが使用可能な場合は、「有効かつ使用可」と表示されます。
  1. 【PageUp】【PageDown】【+】【−】キーを押して「セキュリティチップ」の項目を「使用する」に設定します。
  2. 【Esc】キーを2回押します。
    「終了」メニューが表示されます。
  3. 「変更を保存して終了する(再起動)」を選択し、BIOSセットアップを終了します。
重要
  • 設定を有効にするには、BIOSセットアップ終了後に「変更を保存して終了する(再起動)」を選択し、本ワークステーションを再起動してください。「変更を保存して終了する(電源OFF)」を選択してワークステーション本体の電源を切ると、設定が正しく行われません。その場合は、次回起動時にエラーメッセージが表示されます。

■ セキュリティチップのクリアを行う

本ワークステーションを廃棄する場合などは、ワークステーションに残っているデータなどが復元されないようにセキュリティチップのクリアをしてください。

重要
  • セキュリティチップのクリアをすると、セキュリティチップで暗号化したファイルや証明書が利用できなくなります。セキュリティチップの鍵はよくご確認のうえ消去してください。
  1. BIOSセットアップを起動します。
    起動の手順については、「BIOSセットアップを起動する」をご覧ください。
  2. 「セキュリティ」メニューで「セキュリティチップ設定」を選択して【Enter】キーを押します。
    「セキュリティチップ設定」が表示されます。
  3. 【PageUp】【PageDown】【+】【−】キーを押して「TPMの状態の変更」の項目を「クリア」に設定します。
  4. 【Esc】キーを2回押します。
    「終了」メニューが表示されます。
  5. 「変更を保存して終了する(再起動)」を選択し、BIOSセットアップを終了します。
重要
  • 設定を有効にするには、BIOSセットアップ終了後に「変更を保存して終了する(再起動)」を選択し、本ワークステーションを再起動してください。「変更を保存して終了する(電源OFF)」を選択してワークステーション本体の電源を切ると、設定が正しく行われません。その場合は、次回起動時にエラーメッセージが表示されます。