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SAS設定ユーティリティは本製品のメモリに入っています。このユーティリティにより、ワークステーション本体を開けたり、カードを操作したりせずに、本製品の設定を変更することができます。

■ SAS設定ユーティリティの構成

■ Adapter List

ワークステーションに搭載されているSASホストバスアダプタの一覧が表示されます。

■ Adapter Properties

各SASホストバスアダプタの基本的な設定値が表示されます。

• RAID Properties

  サポートしておりません。初期設定のままでお使いください。

• SAS Toporogy

  SAS機器同士の接続関係を確認できます。

1. 【↑】【↓】キーでデバイスを選択して【Enter】キーを押すと、そのデバイスに接続されている機器がツリー形式で表示されます。

   ※デバイス名等は例であり、実際とは異なることがあります。

2. 左右カーソルで画面をスクロールさせると、デバイス情報（Device Info）以外に次の情報が表示されます。
   • 確立リンク速度: Negotiated Link Speed（Gbps）
   • 最大リンク速度: Maximum Link Speed（Gbps）
3. ハードディスクドライブを選択しているときに【Alt】＋【D】キーを押すと、デバイスの詳細プロパティ、およびFormatとVerifyメニューが表示されます。

※表示される値は例であり、実際と異なることがあります。

• Format

  このユーティリティを使用することで、ハードディスクドライブで低レベルフォーマットを行うことができます。ほとんどのSASディスクデバイスは、あらかじめフォーマットされているので、再度フォーマットする必要はありません。

• フォーマット時のご注意

  低レベルフォーマットを行うと、ドライブのデータはすべて消去されます。この操作を行う前にデータのバックアップを取っておいてください。低レベルフォーマットは数時間かかる作業であり、一度開始すると途中で止めることはできません。

• Verify

  このユーティリティを使用することで、ハードディスクドライブに欠陥がないかをスキャンすることができます。このユーティリティがメディアに不良ブロックを発見すると、再度ブロックを割り当て直すようにプロンプトを出します。
  「Yes」を選択すると、これらのブロックは使用することができなくなります。【Esc】キーを押すと、いつでもこのユーティリティを途中で止めることができます。

• Advanced Adapter Properties

  アダプタの高度な設定ができますが、やむをえない場合を除き、初期設定のままでお使いください。

• Advanced Device Properties

  やむをえない場合を除き、初期設定のままでお使いください。

• Adapter Timing Properties

  設定を変更しないでください。

• PHY Properties

  設定を変更しないでください。

• Restore Defalts

  アダプタの設定値を初期値に戻します。

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