本テキストは、現在お使いのOSを次のOSへ移行されるお客様のために、一般的な留意事項について記載しています。
Windows® XP Professional Service Pack 3(日本語32ビット版)
Windows® XP Professional x64 Edition Service Pack 2(日本語64ビット版)
本テキストの内容をよくご覧になってからWindows® XP ProfessionalおよびWindows® XP Professional x64 Edition (以降、Windows XPと記載) への移行を行っていただきますよう、お願いいたします。
対象機種
Service Packの留意事項
Windows XP の省電力機能:ACPIの留意事項
周辺機器を接続する場合
添付ソフトウェアの留意事項
CELSIUS Workstation J510、W510(2011年4月モデル)
※J510は32ビット版のみ
必ず最新のService Pack を入手して、適用してください。
Windows XPの省電力機能(スタンバイ・休止状態)を使用する際は、次の点に注意してください。
拡張カード、周辺機器などのオプション品は使用するACPIモード(スタンバイ:S3、休止状態:S4)に対応している必要があります。
ACPIモードに対応していないオプション品を接続すると、そのオプション品が使用できないだけではなく次のような問題が発生することがあります。
スタンバイや休止状態へ移行できない
スタンバイや休止状態から復帰できない
スタンバイや休止状態から復帰できるが正常に動作しない
増設するオプション品のACPI対応状況を確認し、増設するオプション品の中に1つでも未対応のものがある場合には、省電力状態(S3またはS4)へ移行させないでください。
なお、最新ドライバーに変更することでACPIに対応できる周辺機器もあります。詳しくは周辺機器のメーカーに確認してください。
次のような動作状態では、電源ボタンを押したり、「スタート」→「終了オプション」メニューから強制的にスタンバイ(ACPI S3)や休止状態(ACPI S4)へ移行したりしないでください。スタンバイや休止状態へ移行できなかったり、復帰後正常に動作しなかったり、データが消失したりするなどの問題が発生することがあります。
Windows XPの起動中および終了処理中
ファイルアクセス中(フロッピーディスク、ハードディスクやCD/DVDドライブのアクセスランプ点灯中)
サウンドや動画の再生中(MIDI/WAVE/AVI/MPEG/DAT形式のファイル再生中や音楽CDの再生中)
モデムやネットワーク環境で通信中および共有ファイルを操作中
プリンターで印刷中
ACPI S3/S4モードに対応していないオプション機器(拡張カード、周辺機器)を増設している場合
省電力(ACPI)機能に対応していない通信ソフトウェアを使用中
「コントロールパネル」→「パフォーマンスとメンテナンス」→「電源オプション」→「詳細設定」タブの「電源ボタン」メニューにある「コンピュータの電源ボタンを押したとき」を「シャットダウン」に設定することで、電源ボタンを押すことにより、ワークステーションをシャットダウンすることができます。しかし、本設定でのシャットダウンは、通常の「スタート」メニューからのシャットダウンと異なるためシャットダウン直前に変更した情報が反映されないなどの問題が生じる場合があります。
緊急時以外は、電源ボタンでのシャットダウンを行わないようにしてください。
ワークステーション本体のBIOSセットアップの省電力に関する設定は、一部の設定項目を除いて無効になります。詳しくは、各機種の『製品ガイド』またはBIOSセットアップ内のヘルプを参照してください。
『製品ガイド』は、インターネット上の マニュアルページ からご覧になれます。
Windows 7 では、「TCP/IP」プロトコルを使用した場合のみ、ネットワーク環境においてスタンバイへ移行することができます。
ただし、次の設定においてスタンバイへ移行すると、復帰後に正常に通信ができなかったり、Windows 7が正常に動作しなかったりする不具合が発生することがあります。
これらの設定では省電力機能を使用しないでください。
ネットワーク環境で通信中、またはネットワーク上のほかのパソコンやワークステーションのファイルを使用中に手動(電源スイッチを押したり、「スタート」メニューから「スタンバイ」を選択したりするなど)により省電力モードへ移行する。
省電力機能に対応していない通信ソフトウェアを使用する。
(事前に、ご使用のソフトウェアが省電力機能に対応しているかどうかご確認ください)
「コントロールパネル」→「パフォーマンスとメンテナンス」→「電源オプション」→「電源設定」タブの「ハードディスクの電源を切る」に時間を設定しても、正しく動作しないことがあります。これは、OSがハードディスクに自動的に書き込みや読み出しを行っているためです。
例えば、「ハードディスクの電源を切る」を「3分後」に設定しても、実際にハードディスクの電源が切れるまでに、10~20分ほどかかる場合があります。
確実に省電力機能を使用したい場合は、「システム スタンバイ」または「システム休止状態」を設定することをお勧めします。
カスタムメイドオプションで増設したカード、オプションで増設したカードおよび機器は、OSへの移行時にいったん取り外してください。
OSのインストールが終了後、一つずつ取り付けてください。
標準添付のソフトウェア、およびカスタムメイドのソフトウェアについては各機種の留意事項を参照してください。
- 以上 -