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富士通のFeliCaソリューション

ソリューション紹介 先進導入事例 開発物語
製造現場での負担は最小限にとどめ アクセス管理を厳格化しデータ流出防止――まず04年内に40台のFeliCa対応リーダ/ライタと50枚のFeliCa対応カード
SMARTACCESS/Feelで諸機能を実現 ID/パスワードを意識せずにセキュリティ確保
立石氏が注目したのは、富士通のFeliCa対応ソリューションの一部を成すPCセキュリティソフトウェア「SMARTACCESS/Feel」によって実現する諸機能である。SMARTACCESS/FeelはFeliCaを活用したカード認証基盤といえるもの。ユーザーは、ID/パスワードを意識しなくてもセキュリティを確保できるようにするのが、SMARTACCESS/Feelなのだ。

「FeliCa対応カードを持っている本人は、ID/パスワードを覚えている必要がありません。定期的に管理者がそれを変更するだけで、セキュリティのレベルを向上させることができます。しかも、それが現場の負担になりません。工場の人たちには『とにかく自分のカードは大事にしてください。それだけで、知らないうちにセキュリティ事故の加害者になることが防げるのです』と説明すればいいのです」と立石氏は話す。

かなり以前の工場での光景だが、ID/パスワードを忘れないようにと紙に書き、それをモニターに貼り付けていた人もいたという。スタンドアロンのPCであれば、PC内の情報が流出するだけだが、いまではすべてのPCがLANにつながっている。もちろんスタンドアロンでも被害は大きいが、万一ネットワーク経由でサーバの情報まで流出すればそのダメージは計り知れない。こうしたリスクに対して、FeliCa対応ソリューションは根本的な対策を提示している。
USBの使用制限によってデータ流出を防止する
また、FeliCa対応ソリューションを使えば、個人の属性に応じた柔軟なアクセス制限が可能になると立石氏は期待している。
「設計のAさんと製造のBさん、管理部門のCさんが集まってプロジェクトを始める場合、そのチームは固定的なものではなく一定期間が過ぎると解散するようなものです。その間だけメンバーが情報を共有する場があれば、チームの生産性も高まるでしょう。そうした有機的な組織運営をサポートする形で、FeliCa対応ソリューションを導入したいと考えています」

さらに、SMARTACCESS/Feelの持つUSBの使用制限機能も、FeliCa導入の理由のひとつだと立石氏は言う。「当社のPCには、基本的にCD-Rドライブを搭載していません。設計などの重要データの流出を防ぐための措置です。ところが最近はUSBストレージが大容量化しているので、この面でも同様の対策が必要。USBそのものが使えないようにすればいいのですが、当社の業務の中でデジカメを利用するケースは増えています。最近のデジカメでは、PCとの接続はほとんどUSB経由。SMARTACCESS/Feelを使えばデジカメの接続だけを許可して、それ以外のデバイスを不許可にすることもできます」。ちなみに同社では、デジカメを、現場での作業手順説明、不具合の様子の記録などにフル活用しているという。

いま、立石氏は実際の導入イメージを描きながら、具体的な運用法を検討中だ。たとえば、カードをどのような形で携帯してもらうかも小さいことのようだが大事なテーマだという。「カードにストラップをつけて首にぶらさげるのは一般的だが、工場では機械に巻き込まれる可能性があるので非常に危険です。どうすれば現場の人たちにとって安全に使いやすくできるか考えているところです」と立石氏は打ち明ける。

FeliCa対応カードの導入はまず製造現場からスタートするが、今後順次対象者を増やし、PCを操作する300名程度に配布する予定。立石氏は、FeliCa対応カードを始めとする富士通のPCセキュリティ・ソリューション力に大いに期待している。

PROFILE
大谷ナショナル電機株式会社 大谷ナショナル電機株式会社 本社工場・京都工場の写真

※ FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。
※ FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式です。

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