省電力メニュー

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省電力メニューでは、省電力モードに関する設定を行います。

省電力モードは、本パソコンの電源を入れた状態で一定時間使わなかった場合に、消費する電力を減らして待機する機能です。

■ 設定項目の詳細

□ 省電力モード

省電力モードの段階を設定します。

• 使用しない：省電力モードに移行しません。「ハードディスク省電力」が「使用しない」、「ディスプレイ省電力」が「使用しない」にそれぞれ設定されます。
• ユーザー設定：「ハードディスク省電力」、「ディスプレイ省電力」の各項目を個別に設定できるようにします。
• 省電力優先：電力消費を最小限に抑えるよう設定されます。
• 性能優先：性能を損なわない範囲で消費電力を抑えるよう設定されます。

• Windows XP/2000/Me/98をお使いの場合、本設定は無効になり、OS側の設定が有効になります。

• ハードディスク省電力…ハードディスクへのアクセスがなくなってから、ハードディスクを省電力モードに移行し、モーターを止めるまでの時間を設定します。
  • 使用しない（初期値：Windows XP/2000/Me/98モデル）：省電力モードに移行しません。
  • 30秒、1〜30分（初期値15分：Windows NTモデル）：省電力モードに移行し、モーターを止めるまでの時間を設定します。

• 本項目は、SCSIのハードディスクでは、無効になります。
• この機能をお使いになるには、省電力対応のハードディスクが必要です（本パソコンに搭載しているハードディスクは、省電力対応です）。
• 省電力モードから通常の状態に復帰するときは、ディスクの回転が安定するまで数秒間かかります。
• Windows XP/2000/Me/98をお使いの場合、本設定は無効になり、OS側の設定が有効になります。

• ディスプレイ省電力…キーボードやマウスからの入力がなくなってから、ディスプレイの表示を消すまでの時間を設定します。
  • 使用しない（初期値：Windows XP/2000/Me/98モデル）：ディスプレイの省電力を設定しません。
  • 1〜60分（初期値：30分、Windows NTモデル）

• この機能をお使いになるには、省電力対応のディスプレイが必要です。
• Windows XP/2000/Me/98をお使いの場合、本設定は無効になり、OS側の設定が有効になります。

□ 電源スイッチ

電源ボタンを押したときに、省電力モードに移行するようにするか、電源が切れるようにするかを設定します。

• 電源オフ：電源ボタンを押すと電源が切れます。
• スタンバイ：通常状態のとき電源ボタンを押すと省電力モードになり、省電力モードのとき電源ボタンを押すと通常状態になります。

• Windows XP/2000/Me/98をお使いの場合、「電源スイッチ」の設定に関係なく、Windows XP/2000/Me/98の設定により電源ボタンでの省電力モードへの移行を設定できます。
• Windows NTをお使いの場合は、「スタンバイ」に設定しないでください。
• Windows 98（APMモード）の場合は、「スタンバイ」に設定してください。「電源オフ」に設定し、OS動作中に電源を切ると、ハードディスクの内容が破壊されます。

□ AC通電再開時の動作

停電などで電源が切断された場合に、通電再開時の動作を設定します。

• 自動：電源が切断されたときの状態に戻ります。
• 電源オン：電源が入ります。
• 電源オフ：電源が切れたままになります。

• 「自動」に設定していて、電源が切れたときの状態がスタンバイ、または休止状態の場合、通電再開時に電源が入ります。

□ 自動ウェイクアップ

サブメニューを使って自動的な起動またはスタンバイ状態からの復帰に関する設定を行います。カーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、サブメニュー画面が表示されます。

• 本機能は、電源ボタンを4秒以上押して電源を切った場合、動作しません。電源ボタンを4秒以上押して電源を切った場合は、再度電源を入れ、「電源の切り方」（→『取扱説明書』）に従い、もう一度電源を切り直してください。

• LANによるウェイクアップ…標準搭載のLANがMagic Packetを受信したときに電源を入れる、またはスタンバイ状態から復帰するかを設定します。
  • 使用しない：Magic Packetの受信で電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりしません。
  • 使用する：Magic Packetの受信で電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりします。

• PME対応のLANカード（PCI）については、「PCI PMEによるウェイクアップ」で設定してください。
• Windows XP/2000/Me/98 は、本項目を設定してスタンバイ状態や休止状態から復帰させることはできません。デバイスマネージャで設定してください。
• Windows 98（APMモード）やMS-DOSモードのスタンバイ状態からの復帰は、本設定が有効です。
• 電源オフからの動作は、OSにかかわらず本設定が有効です。
• 本設定は、停電などのAC電源切断後も、正常に機能します。

• モデム着信によるウェイクアップ…シリアルポートに接続されたモデムへの着信により、電源を入れる、またはスタンバイ状態から復帰するかを設定します。
  • 使用しない：モデムへの着信により電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりしません。
  • 使用する：モデムへの着信により電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりします。

• PME対応のモデムカード（PCI）については、「PCI PMEによるウェイクアップ」で設定してください。
• 「使用する」に設定した状態で、シリアルポートに接続したモデムの電源を入切すると、モデムの種類によっては、パソコン本体の電源が入ったり、スタンバイ状態から復帰したりすることがあります。
• Windows XP/2000/Me/98は、本項目を設定してスタンバイ状態や休止状態から復帰させることはできません。モデム着信による復帰に対応したアプリケーションをお使いください。
• Windows 98（APMモード）の通常の設定では、本設定にかかわらずスタンバイからのモデム着信による復帰が有効になります。モデム着信による復帰を禁止する場合は、本項目を「使用しない」に設定し、「システムのプロパティ」−「デバイスマネージャ」−「Advanced Power Management Support」−「設定」−「強制的にAPM1.0モードにする」をチェックしてください。
• MS-DOSモードのスタンバイ状態からの復帰は、本設定が有効です。
• 電源オフからの動作は、OSにかかわらず本設定が有効です。
• 停電などからの復帰後、一度電源を入れるまで、この設定は有効になりません。

• PCI PMEによるウェイクアップ…PCI拡張カードがPME信号を発生させた場合に、電源を入れる、またはスタンバイ状態から復帰するかを設定します。
  • 使用しない：PME信号の発生により電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりしません。
  • 使用する：PME信号の発生により電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりします。

• Windows XP/2000/Me/98は、本項目を設定してスタンバイ状態や休止状態から復帰させることはできません。デバイスマネージャなどで設定してください。
• Windows 98（APMモード）やMS-DOSモードのスタンバイ状態からの復帰は、本設定が有効です。
• 電源オフからの動作は、OSにかかわらず本設定が有効です。
• 停電などからの復帰後、一度電源を入れるまで、この設定は有効になりません。

• 時刻によるウェイクアップ…「ウェイクアップ日付」、「ウェイクアップ時刻」で指定した時刻に電源を入れる、またはスタンバイ状態から復帰するかを設定します。
  • 使用しない：指定した時刻に電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりしません。
  • 使用する：指定した時刻に電源を入れたり、スタンバイ状態から復帰したりします。
• ウェイクアップ時刻…「時刻によるウェイクアップ」が「使用する」に設定されている場合に設定できます。ウェイクアップする時刻を設定します。
  • 00:00:00〜23:59:59
• ウェイクアップ日付…「時刻によるウェイクアップ」が「使用する」に設定されている場合に設定できます。ウェイクアップする日付を設定します。
  • 毎日
  • 日付指定：日付入力（1〜31）が表示されます。

• Windows XP/2000/Me/98は、本項目を設定してスタンバイ状態や休止状態から復帰させることはできません。次の設定を行ってください。
  • Windows XPモデルの場合

    「コントロールパネル」−「パフォーマンスとメンテナンス」−「タスク」−「スケジュールされたタスクの追加」で起動時間を設定し、プロパティの「設定」−「タスクの実行時にスリープを解除する」をチェックしてください。

  • Windows 2000/Meモデルの場合

    「コントロールパネル」−「タスク」−「タスクの追加」で起動時間を設定し、プロパティの「設定」−「タスクの実行時にスリープを解除する」をチェックしてください。

  • Windows 98モデルの場合

    「マイコンピュータ」−「タスク」−「タスクの追加」で起動時間を設定し、プロパティの「設定」−「タスクの実行時にスリープを解除する」をチェックしてください。

• Windows 98（APMモード）のスタンバイ状態からの復帰は、「タスク」の設定と本設定の両方が有効です。
• MS-DOSモードのスタンバイ状態からの復帰は、本設定が有効です。
• 電源オフからの動作は、OSにかかわらず本設定が有効です。
• 本設定は、停電などのAC電源切断後も、正常に機能します。

□ APMによる省電力管理

APM対応のOS（Windows NT/98（APMモード））による省電力の管理を設定します。

• 使用しない：APM対応のOSによるスタンバイや電源切断を使用禁止にします。この場合、BIOSの設定が常に使われます。
• 使用する：APM対応のOSによるスタンバイや電源切断を可能にします。

• Windows NT/98（APMモード）をお使いの場合、本項目を「使用しない」に設定すると、本パソコンの電源を切るときに、自動的に電源が切断されなくなります。電源ボタンを押し、パソコン本体の電源を切ってください。
• 本項目を「使用しない」に設定した場合、Windows 98（APMモード）ではスタンバイ機能が使えなくなります。「使用しない」に設定した場合は、必ず「電源スイッチ」の設定を「電源オフ」にしてください。
• Windows XP/2000/Me/98（ACPIモード）をお使いの場合、本設定は無効になります。

□ ACPI設定

サブメニューを使ってACPIに関する設定を行います。カーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、サブメニュー画面が表示されます。

• スタンバイモード：ACPI対応のOSのスタンバイ方式を設定します。
  • 標準：スタンバイ方式をS1（Sleep1:Power On Suspend）に設定します。システムの状態は保持していますが、CPUを停止させます。
  • 高度：スタンバイ方式をS3（Sleep3:Suspend To RAM）に設定します。システムの状態をメモリに保持し、その他の回路を停止させます。

• 本設定を変更する場合は、「機能」−「ACPIのスタンバイモードを設定する」をご覧ください。
• Windows 98でSCSIカード（カスタムメイドオプション）をお使いの場合、「標準」に設定してください。

• ディスプレイアダプタの初期化：高度のスタンバイモードから復帰するとき、BIOSがディスプレイアダプタを初期化するかどうかを設定します。
  • 使用する：初期化します。
  • 使用しない：初期化しません。

• PCIのディスプレイカードをプライマリディスプレイでお使いになる場合、「使用する」または「使用しない」のどちらか正常に動作する方に設定してください。
• PCIディスプレイカードをセカンダリディスプレイでお使いになる場合や、PCIのディスプレイカードをお使いにならない場合、常に「使用する」に設定してください。

• USBデバイスによるウェイクアップ：USBデバイスにより、高度のスタンバイ状態から復帰するかを設定します。
  • 使用する：USBデバイスにより、スタンバイ状態から復帰します。
  • 使用しない：USBデバイスにより、スタンバイ状態から復帰しません。

• 「スタンバイモード」が「標準」に設定されている場合、本項目は表示されません。その際、本項目の設定値は、自動的に「使用する」に設定されます。
• Windows XP/2000で「スタンバイモード」を「高度」に設定し、本項目を「使用する」に設定してお使いになるときは、デバイスマネージャでUSBデバイスの電源管理を設定してください。

  なお、本項目を「使用しない」に設定した場合、USBデバイスの「電源管理」タブは表示されません。

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