5 用語集
アテンションコード(AT)
Hayes互換仕様のモデムで、コマンドの最初に付けるATまたはatの記号をいう。
アナログ信号
音声を伝送する信号のように連続的に変化する信号。
アボートタイマ
回線接続を開始してから、通信の相手先の応答を待つときのタイマで、この時間を経過しても接続できない場合、モデムはオンフックする。
RS-232C
パソコン本体とモデム間の代表的な相互接続回路(インターフェース)。
アンサーモード
着信モード
全二重モードでは、双方向の信号を混信しないよう周波数を変えて伝送する(キャリア周波数分割)。着信側モデムは高い方の周波数で送信する。
インターフェース
機器間の回路を信号の送受のため結ぶ相互接続回路およびその接続条件。
エラーチェック
データ伝送における文字化けなどの伝送誤りを検出すること。
エラーフリー
エラー訂正機能などにより、データの伝送誤りを修正する通信システムをいう。
オフフック
回線に接続するときの、受話器を持ち上げる操作。またはこれに相当するモデムのモデムポートの動作。
オフライン
回線やネットワークから装置を切断した状態。
オリジネート
発信モード。
モード
全二重モードでは、双方向の信号を混信しないよう周波数を変えて伝送する(キャリア周波数分割)。発信側モデムは低い方の周波数で送信する。
オンフック
回線を切断するときの、受話器を掛ける操作。またはこれに相当するモデムのモデムポートの動作。
オンライン
回線やネットワークに接続した状態。
キャリア
搬送波。データ信号によって変化する回線側のアナログのデータ伝送信号。
キャリア検出
一般に、モデムの受信回路側のアナログのデータ伝送信号の検出をいう。
コマンドエコー
端末装置側から入力されたコマンドの文字を、確認のために端末装置側に返すこと。
ITU-T勧告(旧称CCITT)
国際電信電話諮問委員会で勧告の形式でまとめられた、国際的な通信規格。
シリアルポート
モデムのパソコン本体側の接続回路で、デジタル信号が送受される。
スタートビット
非同期(調歩同期)データ信号の頭に付加される同期用ビット(0)。
ストップビット
非同期(調歩同期)データ信号の終りに付加される同期用ビット(1)。
スペース
通信回路での信号動作で、信号状態(0)。
センターコンピュータ
多数の端末が接続され、ネットワーク動作の中心機能となるコンピュータ。
全二重通信
双方向同時通信をいう。
ダイヤルトーン
受話器を上げダイヤルする前、交換機と接続されていることを示す応答音。
通話モード
データ通信せず、ダイヤルや通話をしているときの回線接続状態。
デジタル信号
1と0の二値で構成される信号。RS-232Cインタフェースは、デジタル信号を使用する。
データ通信速度
1秒間に伝送されるデータ信号のビット数。単位はbps(bit per second)。
データモード
データ通信が可能な状態。通話ができない。
トレーニングシーケンス
通信方式の調整と、同期をとるために送出される一連の信号パターン。
バイト(byte)
単位。1バイト=8ビット。
バッファ
信号を変換したりデータなどを一時的に溜め込むなどの、データ転送動作の緩衝機能。
パリティチェック
7ビットの符号とチェックビットの合計の偶数、奇数をチェックする誤り検出方式。
パリティビット
パリティチェックをするために付加された検査用のビット。
ハンドシェイク
モデムのオフフックから、回線接続、データリンク確立までの一連の動作。
Vシリーズ勧告
ITU-T(CCITT)勧告の中で分類された、モデム等のデータ通信の規格に関する勧告。
V.42
ITU-T(CCITT)が定めたエラー訂正方式です。LAPM(Link Access Procedure for Modems)とMNP class4の2種類のプロトコルをサポートしています。
V.42bis
ITU-T(CCITT)が定めたデータ圧縮方式の一つです。この方式はLAPMと併用することにより最大300 %程度の圧縮を行うことができます。
フォールバック
回線側の状態をみて通信が不都合な場合、通信速度を下げて通信すること。
フォールフォワード
回線側の状態をみて通信が良好な場合、通信速度を上げて通信すること。
不揮発性メモリ
メモリ回路の電源切断後も、記憶内容が保持されるメモリ。
ブロックサイズ
データの伝送ブロック(パケット)単位を構成するデータのバイト数。
プロトコル
データ通信方式と回線接続、切断およびデータリンクの確立の手順の規約。
変調速度
データ信号により1秒間に変調される回数。単位はボー(Baud)。
注)Baud≦bps
MNP
Microcom Networking Protocolの略で、米国のモデムメーカMicrocom社が開発した通信規約です。モデム自体で伝送誤りを自動的に検出し、エラー訂正する機能をもっています。この通信規約に基づいたモデムをMNPモデムといいます。
モデム
デジタルのデータ信号を変調し、アナログ信号として遠方に伝送する装置。
モデムポート
モデムの電話回線側の接続回路で、データがアナログの信号で送受される。
モニター
動作状態をスピーカーの音声で、あるいは画面表示で確認すること。
読出し専用メモリ
記憶内容を読み出して使うだけで、書き込みできないメモリ。
ランダムアクセスメモリ
自由に書き込みと読み出しができるメモリ。
リアルタイム
即時動作。一般に、動作に支障となる時間遅れがないサービス状態をいう。
リングバック
動作確認のため、回線を通して発信側に返される、相手先の呼び出し音。
ロングスペース
スペース信号の連続をいう。ブレーク信号と同じ。この信号検出で、回線を切断する設定がある。
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