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5 トラブルシューティング

困ったことが起きた場合の対処方法を説明します。

□ 起動時の「FUJITSU」ロゴ画面で、「Adapter Scan...」と表示され、停止する。

起動時にRAIDカードがディスクアレイの異常を検出した場合、RAIDカードのエラーメッセージが出荷時の状態では表示されず、「FUJITSU」ロゴ画面で停止することがあります。
その場合は、次の手順でパソコン本体のシステムBIOSの設定を変更してください。
  1. 「FUJITSU」ロゴ画面で【F2】キーを数回押します。
    この時点では、画面は変わりません。
  2. 【ESC】キーを押します。
    BIOSセットアップ画面が表示されます。
  3. 「Main」メニューの「Boot Options」-「Quiet Boot」の項目を「Disabled」に変更します。
パソコン本体のBIOS設定の詳細については、パソコン本体マニュアルの「BIOS」をご覧ください。

□ 起動時にディスクアレイの状態が「Critical」または「Off line」と表示され、停止する。

上記に問題がない場合、ハードディスクの故障の可能性があります。
「Critical」と表示されている場合は、「
4 ハードディスクの交換」をご覧のうえ、故障したハードディスクを新しいハードディスクと交換してください。
「Off line」と表示されている場合は、ディスクアレイ中の2台のハードディスクがどちらも故障している状態です。
2台のハードディスクを交換し、ディスクアレイを作成したのち、ハードディスクをご購入時の状態に戻すか、信頼できるバックアップデータよりデータを復元してください。

□ ディスクアレイからオぺレーティングシステムが起動しない。

□ OSやアプリケーションの反応が遅い、一時的に応答しない。

バックグラウンドでディスクアレイの一貫性チェック(同期化)や二重化(再構築)が動作していませんか?
OS上での一貫性チェックや二重化の処理中はOSの反応が非常に遅くなったり、一時的に応答しなくなったりすることがあります。二重化処理についてはFastBuild Utility上で行うことをお勧めします。

□ 二重化処理中にエラーが発生し、中断する。

二重化処理の複写元のハードディスクに媒体エラーが発生しているとデータを読み取れず、複写処理が行えません。
この場合、エラーの発生しているハードディスクを交換し、アレイを作成したのち、ハードディスクをご購入時の状態に戻すか、信頼できるバックアップデータよりデータを復元する必要があります。
このような状態を防ぐため、定期的に一貫性チェックによる媒体エラーの修正をしてください(「ディスクアレイの一貫性チェック (シンクロナイズ)」参照)。

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