ワイヤレスLANを使って接続できるネットワークは、次の2種類あります。
ワイヤレスLAN機能を搭載したパソコン同士のネットワークを、「アドホックワイヤレスLANネットワーク」といい、この場合の接続方法を「アドホック接続」といいます。この機能を使うと、Microsoftネットワークがサポートする「ファイルとプリンタの共有」などの機能を利用して、ファイル交換や、プリンタの共有ができます。アドホック接続で利用するためには、接続するすべてのパソコンのネットワーク名(SSID)とネットワークキーを、同じ設定にします。ワイヤレスLAN接続に使用するチャンネルの設定がある場合は、チャンネルも同じ設定にします。通信を行うパソコン同士が、お互いの通信可能範囲内にあれば通信ができます。アドホック接続によって、簡単で低コストのネットワーク接続が実現できます。
次の図は、アドホック接続の例です。
別売のワイヤレスブロードバンドルータなど、ステーションと呼ばれる一種のハブを利用したネットワークを、「インフラストラクチャワイヤレスLANネットワーク」といい、この場合の接続方法を「インフラストラクチャ接続」といいます。この機能を使うと、ステーション経由で有線LANに接続したり、ブロードバンドインターネットに接続したりできます。ステーションについての詳細は、ステーションのマニュアルをご覧ください。
次の図は、インフラストラクチャ接続の例です。