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7 トラブルシューティング

□ BIOSでセキュリティチップの設定を変更できない

BIOSで、セキュリティチップを使用するかどうかや、セキュリティチップのデータをクリアする設定を行うためには、管理者用パスワードの設定が必要です。管理者用パスワードが設定されているか確認してください。

□ Infineon Security Platformがインストールできない

Infineon Security Platformをインストールするには、BIOSでセキュリティチップを使用する設定になっている必要があります。BIOSの設定を確認してください。

□ SMARTACCESS/Trustが起動できない

SMARTACCESS/Trustを起動するには、Infineon Security Platformが正常にインストールされ、初期化ウィザードとユーザー初期化ウィザードが正常に終了している必要があります。確認してください。

□ Trustedログオン時に機器が変更された旨のエラーメッセージが表示される

前回の起動からハードウェアの構成や設定が変更された可能性があります。ハードウェア構成やBIOS設定など変更されていないか確認してください。変更があった場合は、機器を登録したときの状態に戻してください。

□ Trustedログオン時にパスワードエラーになる

Trustedログオンを有効にしている場合には、Windowsのパスワードではなくセキュリティチップのユーザーキーパスワードを入力してください。

□ EFSが利用できない

EFSを利用するにはハードディスクがNTFSでフォーマットされていることが必要です。FAT32のドライブではEFSを利用することはできません。NTFSに変換するにはパソコン本体の『FMVマニュアル』の「機能」を参照してください。なお、Windows XP Home Editionでは、EFSは利用できません。

□ ダイヤルアップにアプリケーションログオンを行うとパスワードが見える

Windowsに標準で添付されるダイヤルアップのID・パスワード入力を、SMARTACCESS/Trustのアプリログオン機能を使って自動入力を行うと、パスワードが隠し文字とならず、読めてしまう場合があります。この場合は、ダイヤルアップの画面にて「次のユーザが接続するとき使用するために、このユーザー名とパスワードを保存する」のチェックを外してください。パスワードも隠し文字とすることができます。

□ セキュリティチップを「Disabled」(E635、E630、K630の場合)または「使用しない」(NA/H、NA/L、MG/H、MTの場合)に設定すると、Windowsにログオンできなくなった

Trustedログオンを設定した状態で、セキュリティチップを「Disabled」(E635、E630、K630の場合)または「使用しない」(NA/H、NA/L、MG/H、MTの場合)に設定すると、セキュリティチップにて保存していたWindowsパスワードが利用できないため、Windowsにログオンできなくなります。その際にはセキュリティチップを「Enabled」(E635、E630、K630の場合)または「使用する」(NA/H、NA/L、MG/H、MTの場合)にし直すか、「一時中止パスワード」にてログオンする必要があります。なお、「一時中止パスワード」にてログオンしても、セキュリティチップにて保護された環境は安全に管理されています。

□ ハードウェア構成を変更したためにWindowsにログオンできなくなった

ハードウェアの構成を変更すると、SMARTACCESS/Trustの機器監査機能によりWindowsにログオンできなくなります。その際にはハードウェア構成を登録したときの設定に戻すか、機器構成を登録しなおす必要があります。詳しい設定方法については、SMARTACCESS/Trustのマニュアルの「3.5 ログオンする」を参照してください。

□ Trustedログオンでパスワードの入力画面が2度表示される

「ユーザーキーパスワード」と「一時中止パスワード」を同じにしている可能性があります。管理者にご相談ください。

□ Trustedログオン時、内部エラー(0xe0280012)が表示される

セキュリティチップがクリアされた可能性があります。管理者にご相談ください。

□ 「OS入れ替え時」の作業完了後、ユーザーキーパスワードが以前のパスワードに戻る

「Security Platformのバックアップ/復元ウィザード」にてユーザーキーを復元すると、バックアップを取ったときのパスワードに戻ります。

□ Windows 2000でユーザがファイルを暗号化した場合、Administratorから暗号化ファイルが読める

ファイル暗号は、Windows標準のEFSの機能を使って行っています。Windows 2000ではEFS暗号化を行うと、Administratorからユーザの暗号化ファイルを読むことができます。これはWindows 2000の「回復エージェント」がAdministratorになっているためです。詳しくは、Windows 2000のマニュアルを参照してください。なお、Windows XPでは、「回復エージェント」がAdministratorに指定されていないため、ユーザの暗号化ファイルを読むことはできません。


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