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4 コマンドによる標準設定

ここではATコマンドを使用した、モデム動作項目の標準設定について説明します。

■ ノーマル通信モード

RS/CS制御を使用するノーマル通信モードの標準設定を、次の表に示します。ホスト側のモデムか、端末側のモデムかによってATS0コマンドの設定が異なります。

この入力例のコマンドを一つずつ入力した場合の説明をします。

入力コマンド
説明
AT¥N0画像
ノーマルモードです。このモードではエラーの自動訂正は行われません。
ホスト側の場合
ATS0=1画像
端末側の場合
ATS0=0画像
 
自動着信。ベル鳴動1回で応答するように設定します。
 
自動応答しないように、手動着信に設定します。
AT&K3画像
モデム−パソコン本体間のRS/CSによるフロー制御ありに設定します。

□ パソコン本体(DTE)の設定

300、1200、2400、4800、9600、19200、38400、57600、115200bpsのいずれか
データ8ビット、パリティビットなし、1ストップビット
データ7ビット、奇数パリティビット、1ストップビット
データ7ビット、偶数パリティビット、1ストップビット
データ7ビット、パリティビットなし、2ストップビットのいずれか

■ MNP/LAPM通信モード

MNP/LAPM通信モードの標準設定を次表に示します。ホスト側のモデムか、端末側のモデムかによってATS0コマンドの設定が異なります。

この入力例のコマンドを一つずつ入力した場合の説明をします。

入力コマンド
説明
AT¥N3画像
自動リライアブルモード。相手モデムがLAPMをサポートしていれば、LAPMモードで接続されます。相手モデムがLAPMをサポートしていなければ、MNPモードで接続されます。LAPM、MNPともサポートしていなければ、ノーマルモードで接続します。
ホスト側の場合
ATS0=1画像
AT&D0画像
端末側の場合
ATS0=0画像

自動着信。ベル鳴動1回で応答するよう設定します。
自動着信の場合は、ER(データ端末レディ)を無視する設定にします。

自動応答しないように、手動着信に設定します。
AT&K3画像
モデム−パソコン本体間のRS/CSによる流れ制御ありに設定します。

■ FAXモードでの通信

本モデムは、TIA/EIA 578(通称、Class1)を採用しており、この手順を採用したソフトウェア上で動作します。


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