Advancedメニュー

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Advancedメニューでは、内蔵デバイスに関する設定を行います。

■ 設定項目の詳細

□ Peripheral Configuration

サブメニューを使って、内蔵デバイスに関する設定を行います。
カーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、サブメニュー画面が表示されます。

• Serial 1 … シリアルポート1のI/Oポートアドレス、割り込み要求を設定します。
  • Disabled：シリアルポート1を使用禁止にします。
  • Enabled：I/Oポートアドレスと割り込み要求を設定することによって、シリアルポート1を使用可能にします。
  • Auto（初期値）：BIOSまたはOSが自動的にI/Oポートアドレスと割り込み要求を設定します。
• Serial 1 Address … 「Serial 1」を「Enabled」に設定したときの、I/Oポートアドレスと割り込み要求を設定します。「Serial 1」を「Enabled」に設定した場合に表示されます。
  • 3F8h,IRQ 4（初期値）、2F8h,IRQ 3、3E8h,IRQ 4、2E8h,IRQ 3
• Parallel … パラレルポートのI/Oポートアドレス、割り込み要求を設定します。
  • Disabled：パラレルポートを使用禁止にします。
  • Enabled：I/Oポートアドレスと割り込み要求を設定することによって、パラレルポートを使用可能にします。
  • Auto（初期値）：BIOSまたはOSが自動的にI/Oポートアドレスと割り込み要求を設定します。

• 「Auto」に設定すると、接続するプリンタによっては、正常に動作しない、またはプリンタを自動的に認識しない場合があります。この場合、「Enabled」に設定してください。

• Parallel Mode … パラレルポートの動作モードを設定します。
  • Printer：出力専用モードに設定します。本設定を選択した場合は、プリンタのみ接続可能です。
  • Bidirection（初期値）：双方向モードに設定します。双方向モード対応の周辺機器を接続するときに選択します。
  • EPP：EPPモードに設定します。EPP規格の周辺機器を接続するときに選択します。
  • ECP：ECPモードに設定します。ECP規格の周辺機器を接続するときに選択します。
• Parallel Address … 「Parallel」を「Enabled」に設定したときの、I/Oポートアドレスと割り込み要求を設定します。「Parallel」を「Enabled」に設定した場合に表示されます。
  • 378h,IRQ 7（初期値）、278h,IRQ 5、3BCh,IRQ 7

• 「Parallel Mode」を「EPP」または「ECP」に設定した場合、「3BCh,IRQ7」は表示されません。

• DMA Channel … ECP規格の周辺機器を接続する場合に使用するDMAチャネルを設定します。「Parallel」を「Enabled」および「Parallel Mode」を「ECP」に設定した場合に表示されます。
  • DMA 1、DMA 3（初期値）
• USB Enable Ports…OS起動後に使用可能にするUSBポートを設定します。
  • None：すべてのUSBポートを使用禁止にします。
  • Internal：パソコン内部のUSBポートのみを使用可能にし、外部のUSBポートを使用禁止にします。
  • All（初期値）：すべてのUSBポートを使用可能に設定します。

• 本設定でUSBポートを使用不可能に設定しても、POST中は接続しているUSBデバイスが使用可能です。また、USBデバイスからの起動も可能になります。USBデバイスからの起動を禁止したい場合は、「USB BIOS Supported Devices」で設定してください。

• USB 2.0 Host Controller…USB2.0コントローラを使用するかどうかを設定します。
  • Disabled：USB 2.0コントローラを使用禁止にします。
  • Enabled（初期値）：USB 2.0コントローラを使用可能にします。
• USB BIOS Supported Devices…BIOSがエミュレートするUSBデバイスの種類を設定します。USBキーボードおよびUSBマウスの場合は、USB未対応のOSでも使用可能になります。起動可能なUSBデバイスの場合は、そのUSBデバイスからの起動が可能になります。
  • None：どの種類のUSBデバイスもエミュレートしません。
  • Auto（初期値）：POST中にUSBキーボード、USBマウス、USBフロッピー、USB MOドライブ、USB CD/DVDドライブを検出した場合のみ、これらのデバイスをエミュレートします。
  • Keyboard/Mouse：USBキーボード、USBマウスのみエミュレートします。
  • All：BIOSでエミュレート可能なすべての種類のUSBデバイスをエミュレートします。
• USB Boot Delay…「USB BIOS Supported Devices」を「None」以外に設定した場合に、本設定の変更が可能になります。ただし、本設定は、「0 s」（初期値）のまま変更せずにお使いください。

□ Peripheral Configuration
-ATA Controller Config

サブメニューを使って、内蔵IDEコントローラに関する設定を行います。
カーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、サブメニュー画面が表示されます。

• S-ATA Mode…本設定は、「Native」（初期値）のまま変更せずにお使いください。
• Primary IDE Channel…IDEポートを有効にするかどうかを設定します。
  • Enabled（初期値）：IDEポートを有効にします。
  • Disabled：IDEポートを無効にします。
• Tertiary IDE Channel…SATA1ポートおよびSATA3ポートを有効にするかどうかを設定します。
  • Enabled（初期値）：SATA1およびSATA3ポートを有効にします。
  • Disabled：SATA1およびSATA3ポートを無効にします。
• Quaternary IDE Channel…SATA2ポートおよびSATA4ポートを有効にするかどうかを設定します。
  • Enabled（初期値）：SATA2およびSATA4ポートを有効にします。
  • Disabled：SATA2およびSATA4ポートを無効にします。
• Diskette Controller … フロッピーディスクコントローラを使用するかどうかを設定します。
  • Disabled：フロッピーディスクコントローラを使用禁止にします。
  • Enabled（初期値）：フロッピーディスクコントローラを使用可能にします。
• Mouse Controller … PS/2マウスコントローラを使用するかどうかを設定します。
  • Disabled：PS/2マウスコントローラを使用禁止にします。
  • Enabled：PS/2マウスコントローラを使用可能にします。
  • Auto Detect（初期値）：PS/2マウスが接続されている場合に、PS/2マウスコントローラを使用可能にします。
• LAN Controller … 内蔵のLANコントローラを使用するかどうかを設定します。
  • Disabled：LANコントローラを使用禁止にします。
  • Enabled（初期値）：LANコントローラを使用可能にします。
• LAN Remote Boot … ネットワークサーバーから起動する機能（PXE：Pre-boot Execution Environment）を使用するかどうかを設定します。LAN Controller を「Enabled」に設定した場合に表示されます。
  • Disabled：この機能を使用禁止にします。
  • Enabled（初期値）：この機能を使用可能にします。本設定を選択した場合、再起動時に「Main」−「Boot Options」−「Boot Sequence」に「BootManage PXE, Slot 0700」が追加されます。

• ネットワークサーバーから起動するためには、「Wired for Management Baseline Version 2.0」に準拠したインストレーションサーバーシステムが必要となります。

• Audio Controller … 内蔵のオーディオコントローラを使用するかどうかを設定します。
  • Disabled：オーディオコントローラを使用禁止にします。
  • Enabled（初期値）：オーディオコントローラを使用可能にします。

□ PCI Configuration

サブメニューを使って、PCI割り込みに関する設定を行います。
カーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、サブメニュー画面が表示されます。

• PCI IRQ Line 1〜8 … PCI 割り込み信号（INTA#〜INTH#）に割り当てる割り込み要求を設定します。
  • Disabled：割り当てません。
  • Auto（初期値）：自動的に割り当てます。
  • IRQ 3、IRQ 4、IRQ 5、IRQ 6、IRQ 7、IRQ 9、IRQ 10、IRQ 11、 IRQ 12、IRQ 14、IRQ 15：選択した割り込み要求に設定します。

• 通常は「Auto」に設定してください。
• OSでACPIを有効に設定している場合は、本設定を使ってIRQを割り当てることはできません。なお、本パソコンの出荷時は、ACPIが有効に設定されています。
• IRQ 3、IRQ 4を選択する場合は、シリアルポート（Serial 1）で同じ割り込み要求を使っていないことを確認してください。
• IRQ 5、IRQ 7を選択する場合は、パラレルポート（Parallel）で同じ割り込み要求を使っていないことを確認してください。
• IRQ 6は内蔵のフロッピーディスクコントローラ（Diskette Controller）を使用しない場合に設定できます。
• PCIデバイスが割り込み信号（PCI IRQ Line 1〜PCI IRQ Line 8）を使用している場合、「Disabled」に設定できません。本パソコンでは次のとおりに割り込み信号を使用しています。

  PCI IRQ Line 1：内蔵またはPCI Express x16カードのグラフィック、内蔵Audioコントローラ、内蔵LANコントローラ

  PCI IRQ Line 2：PCI Express x1スロット2

  PCI IRQ Line 3：内蔵IDEコントローラ、PCI Express x1スロット1、PCIスロット3

  PCI IRQ Line 4：内蔵SMBus コントローラ、内蔵SATAコントローラ、PCIスロット4

  PCI IRQ Line 5：内蔵USBコントローラ4

  PCI IRQ Line 6：内蔵USBコントローラ3、PCIスロット2

  PCI IRQ Line 7：内蔵USBコントローラ2、PCIスロット1

  PCI IRQ Line 8：内蔵USBコントローラ1、内蔵USB2.0コントローラ

□ Advanced System Configuration

サブメニューを使って、システムの詳細について設定を行います。
カーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、サブメニュー画面が表示されます。

• PCI Bus Parity Checking …PCIバスのパリティエラーを検出するかどうかを設定します。
  • Disabled（初期値）：検出しません。
  • Enabled：検出します。

• PCIバスのシステムエラー、パリティエラーを検出すると、システムは停止します。システムを再開させるには、電源ボタンを4秒以上押して強制的に電源を切り、30秒以上待ってから電源を入れる必要があります。

  強制的にシステムを終了させると、OS上での作業内容は保存されませんので、ご注意ください。

• PCI Bus SERR for Video …PCI Express x16グラフィックカードのシステムエラーを検出するかどうかを設定します。
  • Disabled（初期値）：検出しません。
  • Enabled：検出します。
• BIOS Work Space Location … BIOSが使用するデータ領域をメモリ上のどの位置に配置するかを設定します。
  • Expansion ROM Area：拡張ROM領域に配置します。
  • Top of Base Memory（初期値）：640KBの基本メモリ領域の上位に配置します。

• 「Expansion ROM Area」に設定すると、オプションROM用のメモリ領域が若干少なくなります。そのため、オプションROM付きの拡張カードを複数枚増設した場合は、POST時に「Expansion ROM not initialized」エラーが発生する場合があります。この場合、「Top of Base Memory」に設定してください。
• 「Top of Base Memory」に設定すると、他のWindows 98をインストールしたパソコンで作成した起動フロッピーディスクが正常に起動しない場合があります。

  Windows 98の起動フロッピーディスクを使用する場合は、「Expansion ROM Area」に設定してください。なお、起動時に「Expansion ROM not initialized」のエラーメッセージが表示された場合は、【F1】キーを押し、フロッピーディスクからの起動を開始してください。

• Hyper-Threading…本項目は、ハイパースレッディング・テクノロジー機能に対応したCPUの場合に表示されます。ハイパースレッディング・テクノロジー機能を有効にするか無効にするかを設定します。
  • Disabled（初期値）：無効にします。
  • Enabled：有効にします。
• Core Multi-Processing…本項目は、Core Multi-Processing機能に対応したCPUの場合に表示されます。本設定は「Enabled」（初期値）のまま変更せずにお使いください。
  変更した場合、動作の保証はできません。
• Limit CPUID Functions…CPUID命令の拡張Functionを制限するかどうかを設定します。
  拡張Functionに対応していないOSでは、システムが起動しないことがあります。その場合は「Enabled」に設定してください。
  • Disabled（初期値）：CPUID命令の拡張Functionを制限しません。
  • Enabled：CPUID命令の拡張Functionを制限します。
• NX Memory Protection…プロセッサの「エグゼキュート・ディスエーブル・ビット機能」を有効にするか無効にするかを設定します。
  • Enabled（初期値）：有効にします。
  • Disabled：無効にします。
• Discard Timer Mode…PCIバスのバースト転送の際の遅延転送について設定します。
  • 1024 clocks（初期値）：1024クロックに遅延させます。
  • 128 clocks：128クロックに遅延させます。
• High Precision Event Timer…本設定は、「Enabled」（初期値）のまま変更せずにお使いください。
• SMART Device Monitoring…本設定は、「Disabled」（初期値）のまま変更せずにお使いください。

□ System Management

システムマネジメントに関する設定を行います。

• Battery State … 内蔵バッテリの状態が表示されます。
• Fan State … 本パソコンが搭載しているファンの状態が表示されます。
• Thermal Sensor State … 本パソコン内部の温度状態が表示されます。

□ Reset Configuration Data

システムのリソースが記録されているESCD （Extended System Configuration Data） および起動デバイスの情報を初期化するかどうかを設定します。

• No（初期値）： ESCD／起動デバイスの情報を初期化しません。
• Yes：再起動時にESCD／起動デバイスの情報を初期化します。

• 「Exit」−「Get Default Values」を選択すると、設定が自動的に「Yes」に変更されます。
• 「Yes」に設定して再起動時にESCD／起動デバイスの情報を初期化すると、自動的に設定が「No」に変更されます。

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