Securityメニュー

Securityメニューでは、本パソコンを特定の人だけが使用できるように設定を行います。

■ 設定項目の詳細

□ Supervisor Password Is

管理者用パスワードの設定状況が表示されます。

    • Clear:パスワードは設定されていません。
    • Set:パスワードが設定されています。

□ User Password Is

ユーザー用パスワードの設定状況が表示されます。

    • Clear:パスワードは設定されていません。
    • Set:パスワードが設定されています。

□ Set Supervisor Password

【Enter】キーを押して、システム管理者用のパスワードを設定します(→ 関連項目へ)。

POINT
  • 「Set Supervisor Password」を設定すると、BIOSセットアップの起動時にパスワード入力を要求されます。このときに、誤ったパスワードを3回入力すると、ビープ音が鳴り、「System Disabled」と表示され、本パソコンはキーボードからの入力に反応しなくなります。この場合、本パソコンの電源ケーブルを抜いて電源を切り、10秒以上待ってから電源を入れ、正しいパスワードを入力してください。
重要
  • 管理者用パスワードを忘れると、BIOSセットアップを管理者権限で起動することができなくなります。「パスワードを忘れると」をご覧ください。

□ Set User Password

「Set Supervisor Password」が設定されている場合に設定できます。【Enter】キーを押して、一般利用者用のパスワードを設定します(→ 関連項目へ)。

POINT
  • 「Set Supervisor Password」が設定されていないと、 「Set User Password」は設定できません。
  • 「Set User Password」を設定すると、一般利用者がBIOSセットアップで変更できる項目を制限できます。また、一般利用者のフロッピーディスクへのアクセスや、取り外し可能なディスクからの起動を禁止できます。

□ Minimum User Password Length

「Set Supervisor Password」が設定されている場合に設定できます。「Set User Password」で設定するパスワードの最低文字数を設定します。

  • 0(初期値)〜8
POINT
  • 本設定は管理者用パスワードでBIOSセットアップを起動した場合のみ設定できます。ユーザー用のパスワードでセットアップに入った場合は、最低文字数より少ない文字をユーザー用パスワードとして設定できなくなります。

□ Password on Boot

「Set Supervisor Password」が設定されている場合に設定できます。本パソコンの起動時にパスワードの入力を要求されるかどうかを設定します。

    • Disabled(初期値):起動時にパスワードの入力を要求されません。
    • First Boot:電源を入れて最初のOS起動時にパスワードの入力を要求されます。
    • Every Boot:OSを起動、再起動するたびにパスワードの入力を要求されます。

□ On Automatic Wake up

「Password on boot」が「Enabled」に設定されている場合に設定できます。「Wake up on LAN」、「Wake up on Time」、「AC Power Recovery」機能を使ってパソコンを自動的に起動する場合に、パスワードの入力を要求されるかどうかを設定します。

    • Disabled:パソコンの起動時にパスワードの入力を要求されません。
    • Enabled(初期値):パソコンの起動時にパスワードの入力を要求されます。

□ Boot from Removable Media

「Set Supervisor Password」が設定されている場合に設定できます。取り外し可能なディスクからOSを起動する権利を設定します。

    • All(初期値):すべてのユーザーが取り外し可能なディスクからOSを起動できます。
    • Supervisor Only:「Password on Boot」を使っている場合、管理者だけが取り外し可能なディスクからOSを起動できます。
      「Password on Boot」を使っていない場合、または自動ウェイクアップ時は、すべてのユーザーが取り外し可能なディスクからOSを起動できません。

□ Flash Write

BIOSフラッシュメモリへの書き込みを可能にするかどうかを設定します。

    • Disabled:書き込みを禁止します。
    • Enabled(初期値):書き込みを可能にします。

□ Hard Disk Boot Sector

ハードディスクの起動セクタをウィルスから保護するため、起動セクタへの書き込みを禁止するかどうかを設定します。

    • Normal(初期値):起動セクタへの書き込みを禁止しません。
    • Write Protect:起動セクタへの書き込みを禁止します。
POINT
  • OSやウィルス検出用ソフトウェアをインストールする場合は、「Normal」に設定してください。
  • 本項目は、Windows XPでは無効になります。

□ Chassis Open Warning

本パソコンでは初期値(Disabled)のまま変更せずにお使いください。

□ Hard Disk Security

ハードディスクのセキュリティ機能を設定します。

  • Primary Master/Slave、SATA Port 1/2/3/4…本パソコンに内蔵されているハードディスクのセキュリティ機能を有効、または無効にするかどうかを設定します。
    なお、標準搭載のハードディスクは、ハードディスクセキュリティに対応しています。
    • Disabled(初期値):ハードディスクのセキュリティ機能を無効にします。
    • Enabled:ハードディスクのセキュリティ機能を有効にして、特定の人だけがハードディスクを使えるようにします。起動時に設定されているパスワードを、ハードディスクに書き込まれているパスワードと照合します。一致しない場合、ハードディスクは使えません。
POINT
  • 本項目は、管理者用パスワードでBIOSを起動した場合のみ設定できます。
  • ハードディスクがセキュリティ機能に対応していない場合や、ハードディスク以外の装置が接続されている場合は、灰色の文字で表示され、本設定を変更することはできません。
  • 管理者用パスワードのみ設定した場合、ハードディスクには管理者用パスワードが書き込まれます。
    管理者用パスワードとユーザー用パスワードを設定した場合、ハードディスクにはユーザー用パスワードが書き込まれます。
  • パスワードを変更または解除した場合、ハードディスクに書き込まれたパスワードも変更または解除されます。
  • パスワードが解除されたときは、本設定も同時に「Disabled」に設定され、ハードディスクのセキュリティ機能が解除されます。
  • なんらかの原因(他のハードディスクと交換している間にパスワードを変更した場合など)でパソコン本体のパスワードとハードディスクに書き込まれたパスワードが異なっている場合、そのハードディスクのパスワードを設定したパソコンであっても、データは読み込めません。
重要
  • パスワードを忘れると、ハードディスクが使えなくなったり、ハードディスクセキュリティ機能を無効にすることができなくなります。「パスワードを忘れると」をご覧ください。

□ Security Chip Setting

  • Security Chip
    セキュリティチップについて設定します。
    本パソコンでは初期値(Disabled)のまま変更せずにお使いください。