2 使用上のご注意

ここでは、指紋認証をお使いになる上で注意していただきたいことについて説明しています。

指紋センサーに関するご注意

  • 次のような場合は、故障および破損の原因となることがあります。
    • 指紋センサー表面をひっかいたり、先のとがったものでつついたりした場合
    • 指紋センサー表面を爪や硬いもので強く擦り、センサー表面にキズが入った場合
    • 泥などで汚れた手で指紋センサーに触れ、細かい異物などでセンサー表面にキズが入ったり、表面が汚れたりした場合
    • 指紋センサーのセンサー部にシールを貼ったり、インクなどで塗りつぶしたりした場合
  • 指紋センサーに指を置く前に金属に手を触れるなどして、静電気を取り除いてください。
    静電気が故障の原因となる場合があります。冬期など乾燥する時期は特にご注意ください。

指紋登録時、照合時のご注意

  • 本機能は、画像に含まれる指紋の特徴をもとに照合を行うものです。このため、お客様によっては指紋の特徴情報が少なく、登録操作ができない場合があります。
  • 指紋の登録には同一の指で最低3回の読み取りが必要です。異なる指で登録を行うと、認証できない場合があります。
  • 指の状態が次のような場合は、指紋の登録が困難になったり、認証率(正しく指をスライドさせた際に指紋が認証される割合)が低下することがあります。なお、手を洗う、手を拭く、認証する指を変える、手荒れや乾いている場合はクリームを塗るなど、お客様の指の状態に合わせて対処することで、認証時の状況が改善されることがあります。
    • お風呂上がりなどで指がふやけている場合
    • 指に汗や脂が多く、指紋の間が埋まっている場合
    • 手が荒れたり、指に損傷(切傷、ただれなど)を負っている場合
    • 手が極端に乾燥していたり、乾燥肌の場合
    • 指が泥や油などで汚れている場合
    • 太ったり、やせたりして指紋が変化した場合
    • 磨耗して指紋が薄くなった場合
    • 指紋登録時に比べ、指紋認証時の指の表面状態が極端に異なる場合
    • 濡れたり、汗をかいたりしている場合
  • センサー表面が濡れていたり結露していたりすると、誤作動の原因となります。柔らかい布で水分を取り除いてからご使用ください。
  • 認証率はお客様の使用状況により異なります。
  • 各指で指紋が異なりますので、必ず登録を行った指で認証の操作を行ってください。
  • 指紋が正常に読み取れなかったときや、一定時間内に認証されなかったときは、警告メッセージが表示されます。

指紋センサーの清掃について

  • 次のような場合は、指紋の読み取りが困難になったり、認証率が低下したりすることがあります。指紋センサー表面はときどき清掃してください。
    • 指紋センサー表面がほこりや皮脂などで汚れている
    • 指紋センサー表面に汗などの水分が付着している
    • 指紋センサー表面が結露している
  • 指紋の登録失敗や認証失敗が頻発する場合は、指紋センサー表面の清掃を行ってください。現象が改善されることがあります。
  • 指紋センサーを清掃する際には、メガネ拭きなどの乾いたやわらかい布でセンサー表面の汚れを軽く拭き取ってください。
  • 長期間使用することにより、センサー周辺にゴミがたまることがありますが、先のとがったもので取り除かないようにしてください。