3 「インテル(R) PROSet/Wireless」を使った設定

インテル(R) PROSet/Wirelessを使用して、無線LANの設定を行う手順について説明します。

重要
  • 屋外では5GHz帯の電波を停止してください。
    本パソコンを屋外でお使いになる場合、IEEE 802.11a準拠(5GHz帯)を停止する必要があります。停止方法については、「5GHz帯の電波の発信を停止する」をご覧ください。
  • インテル(R) PROSet/Wirelessと Windows XP標準の無線LAN機能は併用できません。
  • ネットワーク管理者に確認してください。
    すでに構成されたネットワークに接続する場合は、そのネットワークを管理するネットワーク管理者にネットワーク情報を確認してください。ネットワーク情報の主なものは次になります。
    • 無線LANのセキュリティ情報(SSIDなど)
    • IPアドレスおよびサブネットマスク
    • デフォルトゲートウェイ
  • それぞれの機器のマニュアルもご覧ください。
    無線LANのセキュリティ情報は接続する無線LANアクセスポイントに合わせる必要があります。必要に応じて、接続する機器のマニュアルもご覧ください。
  • 本パソコンをインフラストラクチャ通信でお使いになる場合の注意
    本パソコンで使用している無線LANの2.4GHz帯では、無線チャンネルとしてチャンネル1〜チャンネル13を使用しています。
    インフラストラクチャ通信(無線LANアクセスポイント経由のネットワーク)をお使いになる場合、接続する無線LANアクセスポイントによっては、初期設定や自動設定により、使用する無線チャンネルがチャンネル13より高いチャンネルに設定されている場合があります。
    この場合、無線LANアクセスポイントのチャンネルを1〜13の間に設定してください。なお、設定方法については、お使いの無線LANアクセスポイントのマニュアルをご覧ください。
  • インテル(R) PROSet/Wirelessを初期設定でお使いの場合は、コンピュータに登録したユーザーごとに行う必要があります。
    すべてのユーザーで同じ無線LAN設定を登録したい場合は、「プログラムの追加と削除」から、「インテル(R) PROSet/Wireless ソフトウェア」の「変更と削除」をクリックし、Intel(R) PROSet/Wirelessの変更を行い「管理者ツールキット」を有効にします。
  • インテル(R) PROSet/Wirelessを初期設定でお使いの場合は、ログオン前に無線LANネットワークに接続できません。
    ユーザーがコンピュータにログオンする前は、無線LANネットワークに接続できません。無線LANネットワークへの接続は、コンピュータへのログオン後に開始されます。
    ログオンする前に接続する場合は、「プログラムの追加と削除」から、「インテル(R) PROSet/Wireless ソフトウェア」の「変更と削除」をクリックし、Intel(R) PROSet/Wirelessの変更を行い、「シングルサインオン」および「ログオン前接続」を有効にします。
  • 接続する無線LANのセキュリティ設定により、次のように注意事項が異なります。
    EAP-TLS
    • 事前にユーザー認証に使用する電子証明書を、ユーザーごとにインストールする必要があります。
    • ドメイン環境で運用される場合には、コンピュータ証明書のインストールが必要になります。
    PEAP(EAP-TLS)
    • 事前にユーザー認証に使用する電子証明書を、ユーザーごとにインストールする必要があります。
    PEAP(EAP-MSCHAP V2)
    • 事前にサーバー認証に使用する電子証明書をインストールする必要があります。
  • シングルサインオンをお使いになる場合には、ドライバの変更が必要になります。
    シングルサインオンをお使いになる場合には、「プログラムの追加と削除」から、「インテル(R) PROSet/Wireless ソフトウェア」の「変更と削除」をクリックし、Intel(R) PROSet/Wirelessの変更を行い、シングルサインオンを有効にしてください。
  • シングルサインオンをお使いの場合、次の機能が利用できなくなります。
    • ようこそ画面を使用する
    • ユーザーの簡易切り替えを使用する
  • インテル(R) PROSet/Wirelessで無線LANの設定を行った場合は、ブリッジ接続をすることはできません。
    ブリッジ接続をお使いになる場合は、Windows XP標準の無線LAN機能で無線LANの設定を行ってから、ブリッジ接続を行ってください。
POINT
  • インフラストラクチャ通信の場合、チャンネル(周波数帯)を設定する必要はありません。
    接続しようとする無線LANネットワークで使用しているチャンネルを自動的に検知し、そのチャンネルで通信します。チャンネルの変更が必要な場合は、無線LANアクセスポイント側で設定してください。また、ADSL(PPPoE)を使用してインターネットに接続する場合は、本パソコンのMTU サイズ(→ 関連項目へ)を変更する必要があります。
    詳しくは、無線LANアクセスポイントのマニュアルをご覧ください。