1 ミラーディスク概要

ミラーディスクは、2台の2.5インチハードディスクを3.5インチフォームファクタに内蔵しており、ハードウェア制御により、自動的にミラーリングを行うディスク装置です。ホストシステムから見れば、通常のハードディスクとして動作しますので、接続するだけでお使いいただけます。

POINT
  • 本製品は、ミラーリングアーキテクチャーに基づき、1台のハードディスクに故障が発生してもデータの損失を防ぐことを目的に設計されたものです。したがって2台のハードディスクに故障が発生した場合やハードディスク以外の部品に故障が発生した場合は、データの保証はできません。また人為的なデータの消去、機器の破損によりデータを失う可能性もありますので、重要なデータは必ず定期的に他の媒体にバックアップをおとりください。

■ 特長

  • ミラーモード(RAID1)で動作します。
  • 1台のドライブに故障が発生しても、残りのドライブで連続運転を行います。これによって、データを損失することなくシステムダウンを未然に防ぐことができます。
  • 故障が発生したドライブをシステム稼働中に交換できる機能(ホットスワップ機能)をもっていますので、システムを停止することなく容易に交換作業ができます。また、ドライブを交換すると、自動的にデータの回復がスタートします。データの回復中もアクセスできます。
  • ハードウェアによりミラーリングをしますので、システム側のオーバーヘッドがほとんどありません。
  • ATA/ATAPI-6に準拠した、IDE(ATA)インターフェースを採用しています。
  • 1台のハードディスクユニットとして動作するので、他のATA/ATAPI機器と同じようにデイジーチェーン接続することにより容易に拡張が可能です。
  • ハードディスクの盗難を防止するため、ミラーディスクユニットに鍵を装備しています。

ミラーモードについて

ミラーディスクは、2台のドライブに同じデータを書き込むことにより、データを保護します。1台のドライブが故障しても、もう1台のドライブを使用して動作を続けます。故障したドライブを交換すると、動作中のドライブからデータをコピーします。ドライブの交換、データのコピーは、システム稼働中でも行うことができます。