設定スイッチ1の設定

設定スイッチの設定を変更するときは、パソコン本体の電源を切ってから行ってください。
ご購入時の設定は次のとおりです。

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設定スイッチのオン、オフを切り替えることにより、次の設定ができます。ご購入時の各スイッチの設定内容は次のとおりです。

DIP 機能 ご購入時の設定
S1-1
動作モード
Enable(ミラーモード)
S1-2
S1-3
S1-4
Ultra DMAモード
Enable(Ultra DMA/100)
S2-1
書き込みキャッシュ
Enable
S2-2
リバイバル・リコン
Enable
S2-3
ブザー
Enable
S2-4
予約
Enable
重要
  • 設定スイッチの動作モード(S1-1、S1-2、S1-3)は変更しないでください。変更すると、ディスク内のデータが失われてしまいます。

■ Ultra DMAモード(S1-4)

本パソコンとミラーディスクユニット間、およびコントローラとドライブ間の転送速度の上限を設定します。

Enable(初期値)
最高100MB/秒(Ultra DMA/100)での転送が可能
Disable
最高33MB/秒(Ultra DMA/33)での転送が可能

Enable(Ultra DMA/100)に設定している場合は、80芯ケーブル(Ultra ATAケーブル)をお使いください。

■ 書き込みキャッシュ(S2-1)

書き込みキャッシュの設定をします。

Enable(初期値)
書き込みデータをキャッシュメモリに受け取った時点で、本パソコンにコマンド処理の終了を通知し、その後ドライブに書き込みます
Disable
実際にドライブへのデータの書き込みが終了してから、本パソコンにコマンドの終了を通知します

重要
  • 本パソコンの電源を切る場合、必ずOSのシャットダウンの手順に従ってください。緊急時には、アクセスインジケータおよび2つのドライブステータスインジケータが10秒以上消えているのを確認してから電源を切ってください。
    アクセスインジケータおよびドライブステータスインジケータが点灯中に電源を切ると、キャッシュメモリ内のデータが失われることがあります。

■ リバイバル・リコン(S2-2)

リバイバル・リコン機能の設定をします。

□ リバイバル・リコン機能

ドライブになんらかの問題が発生し、所定の時間(30秒)内に応答がない場合、ミラーディスクユニットは該当するドライブに対しリセットコマンドで状況を確認します。該当するドライブが復旧すれば正常動作に戻りますが、復旧しなければ故障と判断されます。
このとき、該当するドライブの電源をいったん切り、復旧すればデータの再構築を開始する機能をリバイバル・リコン機能といいます。
データの再構築中も本パソコンに対しては正常に動作し、再構築終了後は通常動作に戻ります。
このリバイバル・リコンは2回まで実行されますが、3回目にはデータの再構築を行わずに該当するドライブを故障と判断します。このとき該当するドライブのドライブステータスインジケータはオレンジに点灯します。

Enable(初期値)
該当するドライブのエラーが復旧できないと判断されても、すぐにそのドライブを故障と通知せずドライブの電源をいったん切り、復旧すればデータの再構築を行います(2回まで)
Disable
ドライブの電源を切らずに故障と判断します

■ ブザー(S2-3)

ブザーの設定をします。

Enable(初期値)
故障を検出するとブザーが鳴ります
Disable
故障を検出してもブザーは鳴りません

POINT
  • 「Enable」に設定している場合、ドライブが故障すると、ドライブを交換するまでブザーが鳴り続けます。ブザーを止めるには「Disable」にします。
    ドライブの交換後、故障検出時にブザーが鳴るようにするには、本スイッチを「Enable」に設定し直す必要があります。

ブザーは、次の間隔で鳴ります。

  • ドライブ1に故障が発生した場合
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  • ドライブ2に故障が発生した場合
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  • ドライブ1、2両方に故障が発生した場合(正しく認識できない場合)
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■ 未使用スイッチ(S2-4)

本スイッチは使用しませんので、変更しないでください。